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林歯科診療所

京都の歯医者林歯科診療所 院長日記
世界標準の顎関節症診断
当院には開院以来、ずいぶん多くの顎関節症の患者さんがご来院されます。
その中、一貫して私は顎関節症学会が定めた症形分類に則った診断を行ってきておりました
しかしその一方、実際に臨床を行っていく中でこの症形分類だけでは大雑把すぎて不十分なため、この分類以外に特筆すべき項目も診断し経過を追っておりました。

そんな中、先日神奈川歯科大学教授の玉置勝司先生による新しい顎関節症の診断系であるDC/TMDについての講演を受講して参りました。
新たな顎関節症の診断系DC/TMDは顎関節や筋肉の細かな状況を多数の項目に分類し、詳細に記録するところが現在国内で用いられている症形分類と異なる点です。
しかし欠点もあり、記録をつけるのに非常に長い時間がかかってしまいます。これは現在十分保険診療で手当てされていない顎関節症臨床において大きな足かせです。
国際的にはこのDC/TMDが標準になっていくような流れになりそうなので、日本でもこれが実践できるようもっと顎関節症の保険診療報酬を手厚くしていただきたいところです。
| seiji0024 | 顎関節症 | 22:01 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
簡単に治らない顎関節症
当院にはよく顎関節症の患者さんが多く来られます。私自身、得意な治療のひとつなのでおおむね対応はしておりますが、困ったことがいくつかあります。
一つは診療報酬の問題で顎関節症については十分に手当てされておりません。よって顎関節以外一切触れてくれるな、という方にはコスト面で十分な診療が継続できません。

二つ目は簡単に治らないタイプで来られる割合が高いことではないでしょうか?学会分類で5つの型がございますが、来院される圧倒的多数は祁燭噺討个譴討襪發里如顎関節がずれてしまっているものです。なぜこの型が圧倒的多数かと言えば、他の型と異なり痛みや開口障害などを伴い非常に困るからです。

しかし理由なく顎関節はずれません。ずれる最も大きな原因が咬み合わせの不正です。上下の歯の咬み合わせによって顎関節は良くも悪くも誘導されてしまいます。そのため根本的な顎関節症の治療のためには顎関節だけを治療するだけでは不十分で、顎関節を正しい方向に誘導しながら咬み合わせ治療を行わなくてはなりません。
一時、ストレス説もございましたがずれた顎関節がストレスを解消しただけで治るはずもありません。私はこの考えは明らかに間違いだと思っています。
ところがこの咬み合わせ治療が非常に高度な技術を求められます。ここでの主役は矯正やインプラントといった治療法になります。私が矯正やインプラントを猛烈に勉強した背景もここにあり、結局数多く来られる顎関節症患者さんを安心できる状態に治療をしようと思えばこういった手段がどうしても必要だからです。

ただし矯正やインプラントとなると治療費も高額で全ての方に出来るものではありません。ですからそういった方に対しては延々と顎関節のフォローを行い、必要に応じて顎関節の整復や生活指導、マウスピースの作成や調整などを継続して行っております。

顎関節症でお越しの方の多くはたった1〜2回の通院で簡単に治せると安易に考えておられますが、歯科医院に受診されるくらい症状のある顎関節症で実際はそんなことはまずありえませんのでもし受診される際は、ご理解していただきたく思います。
| seiji0024 | 顎関節症 | 08:15 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
顎関節症と相性抜群のインプラント
当院に初診で来られる方の理由の中で、結構多いのが顎関節症で来られます。
顎関節症になってしまった原因は様々ですが、奥歯の咬み合わせを失ったまま、もしくは失ったものを入れ歯やブリッジで補ったけれど咬み合わせの回復が不十分に終わっているケースでもよく顎関節症を生じます。
その場合の多くは顎の位置がずれてしまっているため、顎関節症の治療で顎の位置を正しい位置に誘導しつつ、歯を失った部分に適切な咬み合わせで補う治療をセットで行わないと良くなりません。
こういった場合、入れ歯やブリッジで安定した咬み合わせが維持できればいいのですが、全てのケースで安定した結果が得られるとは限りません。
そんな時、最も強力なツールがインプラントによる咬み合わせの回復です。
インプラントは骨とダイレクトにくっついているため咬み合わせの力によっても沈み込まないため、特に奥歯で使用した場合、非常に咬み合わせが安定します。
そのことによって顎関節が安定するのみならず、咬み合わせの負担を減らすことによって他の歯も守ることができるようになります。
このインプラントのおかげで顎関節症に悩まされていた方が、現在何も不具合なく明るく日常生活を送れるようになった方は多くいらっしゃいます。
ただし、顎がずれたままインプラントを行っても全く上手くいきません。上手くいくためには適切な咬み合わせ治療をあわせて行わなくてはならないのは言うまでもありません。
多くのバッシング記事で信頼が失墜してしまっているインプラント治療ですが、これだけ強力な作用がある以上、もちろん今後も続けてやってまいります。
| seiji0024 | 顎関節症 | 09:03 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
顎関節症の基本をおさらいしました

京都 下京区 丹波口駅 七条の林歯科診療所では開院以来、顎関節症の治療を行っております。
なぜか私は勤務していたころから非常に多くの顎関節症を診ることが多く、その経験の蓄積で現在の臨床を行っておりますが、若いころに学んだ基本的な考え方を最近おさらいすることをしていませんでした。

そんな中、先日埼玉医科大学口腔外科教授の依田哲也先生による、基本に忠実な顎関節臨床についての講演があり、もう一度自身の臨床を見直すために受講してまいりました。

依田先生の顎関節症臨床は、非常に明快な診断基準をきちんと整理することによって、的確な診断・治療計画の作成からなっております。
ついつい多くの経験を積んでいると、自分のスキルに頼ってしまい基本を忘れがちになります。

今回の研修で、もう一度基本に立ち返った顎関節臨床を行いたいと思います。

| seiji0024 | 顎関節症 | 07:54 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
姿勢で変わる咬みあわせの総集編

京都 下京区 丹波口の林歯科診療所では姿勢矯正を取り入れた噛み合わせ治療・顎関節治療を行っております。

これらはこの単独治療ではなく予防歯科をベースとした一口腔単位でのトータルな治療を行うことによって良好な治療成績をおさめることができます。

そのために、患者様に生涯定期的に通い続けていただくための歯科医院作りをがんばっているところですが、そういったスタンスをいち早く取り入れられている静岡県でご開業の川邊研次先生による姿勢研修の最終3回目のセミナーに私と歯科衛生士の三浦・櫻井の3名で受講してまいりました。

今までのおさらいと、感覚の錯覚を利用した噛み合わせ治療、それから最後はマニアックな金銀療法やレインボー療法などの研修がありました。最後のマニアックな部分はなかなかついていけなかったのですが、それ以外はかなり自分なりにモノにできたと思っております。

当院でも一口腔単位でのトータル治療をさらに進めていくために、この研修で得た内容を活用して参りたいと思っております。


| seiji0024 | 顎関節症 | 07:55 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
歯科衛生士が主役の姿勢治療

京都 下京区 丹波口駅の林歯科診療所では顎の不調を訴えて来院される方が多くいらっしゃいます。

この顎関節症という病気は急に発症して、急に治るものでは決してありません。
あまり自覚しないまま徐々に悪化していき、治療をはじめてから何年もお付き合いせねばなりません。

一方、当院ではご来院いただいている患者様の全員、定期的に予防歯科で通っていただいております。
その中に顎関節のフォローも組み込んでいるため、私だけでなく歯科衛生士のスタッフの働きがとても重要になります。

そんな中、先日静岡県でご開業の川邊研次先生による姿勢のセミナーの2回目が行われ、主にスタッフ向けの内容で、私と歯科衛生士の三浦・櫻井の3名で2日間、みっちりと受講してまいりました。

どれも日々の臨床でもう少しこうなれば、と思うところに手が届くような内容で早速当院でもこの内容を取り入れていこうと思います。

| seiji0024 | 顎関節症 | 08:01 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
長年対処に苦慮している強い噛みしめ

京都 下京 丹波口 七条の林歯科診療所では、歯周病においては従来型の外科的な歯周病治療と最新の内科的歯周病治療を、虫歯においては虫歯リスク検査フッ素キシリトールの効果的応用で、初期段階から定期的に来院されている方に関しては、ほとんど虫歯・歯周病の進行が無くなってきております。

しかしそのような方でも、時折歯や詰め物が割れてしまうトラブルに遭遇します。その理由の圧倒的多数が強い噛みしめによる歯の慢性的外傷です。

この噛みしめについて私は適切なマウスピースを入れたり精神的ストレスを緩和するなどすることによって、治っていくことが多いと教わってきましたし、自分もそれを信じて患者さんにカウンセリングを主に行ってまいりました。

そんな中、この噛みしめの研究で国内の第一人者の昭和大学教授の馬場一美先生による、噛みしめの基礎的な生理学と、実際に臨床でどう対処していくかについての講演を受講してきました。

最もショッキングだったのが、ずっと噛みしめはいつか治るものだと信じていたことが覆され、まず治らないものと考えてトータルの歯科治療を計画していくことの必要性を訴えていらっしゃいました。

今後、この噛みしめに対しては今までより厳しい視線で診断する必要性をまざまざと感じさせられたところです。

| seiji0024 | 顎関節症 | 16:53 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
姿勢によってかわる咬み合わせ

京都 下京区 丹波口駅の林歯科診療所では咬み合わせ治療・顎関節症治療を行っています。
特に顎関節症の治療については、数年前と今とで治療内容が自分の中で大きく変化してきました。

かつて私が顎関節症をやり始めた当初、とにかく咬み合わせを高くすることだけを考えたマウスピースの治療一本槍でした。
それから、飲み薬の使い方を覚え組み合わせた臨床を行っていましたが、これだけでは通用しない重度のケースに遭遇するようになり、顎関節注射を覚えました。

病院勤務時代はこんな臨床を行ってきて、短期的にはそれなりに結果を得ることができていたのですが、つらい治療を受けていただいたにも関わらず結局数年後にまた顎関節症を再発してしまうことが多々ありました。

それから私の臨床は試行錯誤を繰り返し、顎関節症の多くが咬み合わせや身体のバランスの不調和、精神的なストレスが原因であることが身に染みてわかってきました。

そんな中、静岡県でご開業の川邉研次先生主催の姿勢咬合セミナーの案内が届き、先日土日の2日間、第1回目のセミナーを受講してまいりました。

歯科医師の間で眉唾物扱いされることの多い川邉先生の臨床ですが、ちょっと姿勢を変えたり割り箸で歯を叩いたりするだけで、私自身が持病で抱えている顎関節症がみるみる改善していくことを肌で体感し、とても驚きました。
今回は3回シリーズの1回目であと2回残っているのがとても楽しみです。


| seiji0024 | 顎関節症 | 17:46 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
顎関節症の治療期間について
林歯科診療所では開院以来多くの顎関節症の患者様が来院されています。
ほとんどのケースで咬み合せの安静を必要とするためマウスピースと生活指導を併用した治療を行っており、良好な治療成績を得ております。
しかし、顎関節症治療をお受けになられる患者様のかなりの方が、一旦顎関節の調子が良くなってしまうと任意で治療を中断されてしまうことが後を絶ちません。
治療に使用するマウスピースは一歩間違えると矯正装置としての働きもあるため、歯列や噛み合わせに悪影響を及ぼす可能性があり、診断や調整もないままに長期間使用されることは非常に危険なことなので是非、定期的な診察を受けていただきたいと思います。

また今までは極度の筋肉の緊張があるケースには有効に対応できなかったのですが、このたび筋肉の緊張をほぐす最新鋭のマイオモニターという器械を導入いたしました。
このマイオモニターによってさらに効果的な顎関節症の治療が行えるようになり、大変重宝しております。

顎関節症はある日突然発症することは稀で、基本的には生活習慣に起因することがほとんどです。そのためいわゆるリハビリテーション治療に当たるため、1ヶ月くらいで治るケースはほとんどございません。
当院に顎関節治療でお越しの患者様は、顎関節症の再発リスクを大幅に減少させていけるまで、根気よく治療を継続していただけるようお願いいたします。
| seiji0024 | 顎関節症 | 23:17 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
口腔顔面痛について
昨日、静岡市立清水病院 口腔外科で口腔顔面痛の専門外来をされている井川雅子先生のセミナーを受講いたしました。私自身、井川先生のセミナーはこれで2回目ですが、また新鮮な内容をお話していただき、非常に参考になりました。
林歯科診療所でも、顎関節症で口腔顔面痛を主訴に多くの患者様にご来院いただいております。
しかし、ごくまれに顎関節症の治療を行っても、良好な結果が得られず対応に苦慮する場合がございます。そのような場合、この井川先生のセミナーでも紹介があった、神経疾患や精神的なものの関与などにも対応していかなくてはならず、改めてごく一部、うまくいかなかったケースを思い起こしております。
口腔顔面痛について詳しくお知りになりたい方は、井川先生が開設されている口腔顔面痛情報のHPをご覧下さい。
| seiji0024 | 顎関節症 | 21:36 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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