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林歯科診療所

京都の歯医者林歯科診療所 院長日記
実はとても難しい虫歯検診
毎日歯科医師として臨床していく中で、簡単な医療行為もあれば難しいものもあります。たとえば複雑な形態をした歯の神経の治療や歯ぐきが著しく痩せてしまった総入れ歯、こういったものは我々歯科医師の中でも非常に難しい治療であることが通っています。
しかし毎日行っている業務にも関わらず、難しさが歯科医師の間に通っていないものがあります。
それは虫歯検診です。
この虫歯の検出、通常は肉眼で行い必要に応じてレントゲンで調べますが、肉眼・レントゲンともに虫歯が見つからなかったからということが、虫歯が無いとは言い切れないことが多々あります。結果論から言えば虫歯の見落としということになってしまうのですが、虫歯検診の難しさがわかればわかるほど一概に責められないところです。
アメリカではICDAS(International Caries Detection and Assessment System)という新しい虫歯検診基準を採用する流れになっていますが、この方法は非常に時間がかかってしまうこと以外に、成人で最も多い歯と歯の間の虫歯に関してはいまいち当てにならない欠点があります。
光で早期の虫歯も検出する新しい方法もあるのですが、検査機器が非常に高額なのと、まだ登場してから間もないためノウハウが蓄積されていない状況で、この検査機器の導入には躊躇せざる得ない状況です。
今現在、歯科臨床の技術的な面で一番私が悩んでいることがこの虫歯検診です。
根管治療、入れ歯、インプラントなどと違って研修できる機会も非常に少ないので、今後少ないチャンスを逃さないよう情報のアンテナを張り続けていきたいところです。
| seiji0024 | むし歯治療 | 09:37 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
抜歯しか方法の無い歯を少しでも救うには?

我々歯科医院で歯に関するトラブルで、確かに虫歯や歯周病は非常に頻度の高い事項ですが、実際に来院される方々は他の要因でもかなりいらっしゃいます。
その中でもよく「差し歯が取れた」といってこられるケースの何割かは歯根が割れてしまって取れてしまうことがあります。
今のところ歯根が割れてしまった場合、ほぼ抜歯になってしまいます。
これはどこの歯科医院でも同じはずです。

こんな状況を何とかしようと思って昔、割れた歯の再接着を自分で文献を調べて行った時期もありましたが、治療成績たるや散々な結果でした。
それからもう7〜8年は割れた歯の再接着を止めてしまったのですが、このテーマに長年取り組まれ、近年は非常に良好な治療成績を上げられている、北海道大学の菅谷勉先生のセミナーに先日参加してまいりました。

以前私が行っていた時期にもすでに菅谷先生の名前は出ていたのですが、それからの膨大な基礎研究・臨床データの蓄積による診断や治療手技の進歩は驚くほどで、かつて散々な結果だった時の治療から比較すると、相当洗練されたものに仕上がってきました。

早速しばらくの間、復習と練習をしたのちに、当院でも割れた歯の再接着、近々導入しようと思います。

| seiji0024 | むし歯治療 | 08:43 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
歯がしみる原因

よく当院にも「歯がしみる」という主訴で来院される患者さんは多くいらっしゃいます。
その患者さんの多くが、ご自身で虫歯だと決めつけてお越しになります。
しかし実際、診察してみるとしみるような虫歯など、全くないケースが相当多くあります。

では歯がしみる原因にはいったいどのようなものがあるのでしょうか?
もちろん虫歯は原因の一つです。
しかし虫歯以外にも知覚過敏症や歯周病、歯ぎしりや噛み合わせ、精神的ストレスによっても症状が出てくることがあります。

ですからここで大切なことはとにかく先入観を捨てた上でよく検査することです。
間違ってもなんとなく削ってしまうようなことはないようにしなくてはなりません。
ですからこのような症状でお悩みの方も歯科医院を受診される際、間違っても虫歯の先入観を持たずに担当医と相談してください。

| seiji0024 | むし歯治療 | 14:24 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
根管治療のレベルを飛躍的に向上させるCT

林歯科診療所では開院以来、マイクロスコープを利用した精密な根管治療(歯の神経の治療)を行ってきました。
この超精密根管治療ですが、今年に入って大きく様変わりしました。
それは歯科用CTの導入です。
元々歯科用CTはインプラントオペのために導入されるケースが多いと思いますが、当院ではもちろんインプラントにも使いますが、根管治療に使いたくて導入しました。
しかしこの歯科用CT、製品によって画質が大きく異なります。インプラントや外科手術だけに使うならあまりきれいな画像でなくても十分役に立ちます。
しかし根管治療で使うとなると、高画質でなくては役に立ちません。そのため、CTの選定においては価格よりも画質を優先させました。
おかげで高画質のCTを現在、超精密根管治療に使っておりますが、これを導入してから圧倒的に情報量が増え、私の臨床レベルも飛躍的に向上しました。
また同時に治療後のCTは自分の技術の未熟さを見せつけらっれ、自分自身の勉強にもなります。
そんなわけで今の私にとってこのCTはマイクロスコープ以上にかけがえのない存在となりました。
本当に高価な設備でしたが、改めて買ってよかったと思っております。

| seiji0024 | むし歯治療 | 07:47 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
根管治療の基本に帰る
私が歯科医師になったのが18年前で、その頃よりもっとも臨床が変わったのが根管治療(歯の神経の治療)だと思います。 当時はとにかく根管内が真っ白になるまで太く根管を削り、強い圧力をかけて詰めることが良しとされておりました。 それから徐々に考え方が変わり、現在ではあまり太く削らず、詰める際もあまり強圧をかけても意味のないことが明らかになってきました。 それに伴って器具も進化し、現在ではとても柔軟性のあるニッケルチタン製の器具を多く用いられるようになったのですが、このニッケルチタン製の器具は予期せず根管内で折れてしまいやすく、治療ができなくなってしまうケースが最近、多く見られるようになってきました。 その結果、私はこの便利なニッケルチタン製の器具が折れてしまうのが嫌なので、折れやすい根管の先端部での使用は控え、その場所だけ従来のステンレス製の器具を使用していましたが安全な反面、効率的ではございませんでした。 そんな中、先日東京都でご開業の東海林芳郎先生による丸2日間の研修を受講してまいりました。 東海林先生の臨床は全て理論的であると同時に、一切のムダを排除したシステムで、このシステムであれば折れやすいニッケルチタン製の器具も安全に使えるものでした。 私は昔、ニッケルチタン製の器具が折れるのはその商品が悪いと思い、ありとあらゆる器具を試したけれど改善せず今は諦めてしまった訳ですが、これならもう一度ニッケルチタン製の器具をフル活用しようと思います。それと同時に製造販売メーカーは現在の折れる危険性の高いマニュアルを改め東海林先生のような安全なシステムにマニュアルを改変していただきたいと思います。
| seiji0024 | むし歯治療 | 07:36 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
根管治療の精密な診査にCTは本当に必要?

林歯科診療所ではマイクロスコープや最新の器具を用いた高精度な根管治療(神経の治療)を行っております。

この根管治療、見えないところを治療するわけで、マイクロスコープも使うのですがマイクロスコープは所詮、まっすぐの根管しか見ることができません。
しかし実際ほとんどの根管は根っこの先で大きく湾曲していますので、すべてをマイクロスコープで見ることは不可能です。

そこで何をしても見えないところの診査のために、日頃レントゲンを活用するのですが、近年歯科用のCTが登場し、その圧倒的な情報量で徐々に根管治療にも用いられるようになってきました。

そんな中、先日東京都で根管治療専門でご開業の澤田則宏先生による、高精度な根管治療とCTについての講演を受講してまいりました。

前半部はCTを用いることによって非常に有効だった症例がいくつも登場しました。実はこのような症例はCTを発売しているメーカー主催の講演会でよく登場する話なので、おさらいの意味で受講しておりました。

しかし圧巻が後半部で、実はわざわざCTまで使わなくてレントゲンでここまで診査・診断出来ますよ、という内容の話でした。
徐々に値下がりしているとはいえ、歯科用CTはまだまだ高額で歯科医院にとって導入することは経営を圧迫し強引な高額治療の勧誘につながる恐れがあります。
それにレントゲンに比べて被ばく量がかなり大きいのは健康上、看過できない問題です。
実はこの被ばく量の少ないレントゲンの使いこなし、我々歯学部の学生時代には放射線学でどの大学においても徹底的に学んでいるはずなのです。しかし私含め、多くの歯科医師が長年の臨床でレントゲン診査を雑に扱ってしまったため、せっかく学生時代に得た大切な知識が生かされていないのです。
私はこの講演を受講して改めて反省しっぱなしでした。もう一度、初心に戻るいいきっかけにもさせていただきました。

| seiji0024 | むし歯治療 | 08:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
グローバルスタンダードな根管治療

京都 下京区 丹波口駅 七条の林歯科診療所では、マイクロスコープや最新のマテリアルを駆使した精密な根管治療を行っております。

この根管治療、もっとも高度に進んでいるのがアメリカだと思われますが、このアメリカで専門の歯科医師が行っている最先端の根管治療を常にいち早く導入されている、大阪府でご開業の牛窪敏弘先生による研修会に参加してまいりました。

牛窪先生の臨床は隅々まで、学術的根拠に忠実に則しながらその上で最新の知見やマテリアルを有効に活用され、国内にいち早く導入されており、とても参考になります。

若干現在私が行っているシステムも変更したほうがいいところが、今回の研修ではっきりとさせることができました。
早速、改善して明日からの臨床に取り入れます。

| seiji0024 | むし歯治療 | 16:34 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
接着技術の基礎知識

京都 下京 七条の林歯科診療所では虫歯治療で積極的にセラミック治療ダイレクトボンドレジン治療などを行っています。

これらの虫歯治療を行うに際して最も大きなバックボーンとなるものが、歯と歯科材料との接着技術です。
しかし歯との接着、一言ですが実際に行うとなると一筋縄ではいきません。

歯にはエナメル質という部分と象牙質という全く性質の異なる層があるためです。
特に象牙質への接着は長年、困難な歴史をたどり、現在ようやく満足できる接着技術が確立されてきました。

そんな歯に対する接着に関する基礎的で最新の知識について、大阪大学教授の今里聡先生の講演を受講して参りました。

この接着技術、一見患者さんには見えないところなのですが、クオリティーの高い虫歯治療を行う上では不可欠なものです。
今後も接着技術の向上に励んでいかねばと思っているところです。

| seiji0024 | むし歯治療 | 08:17 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ドックベストセメント

京都 下京区 丹波口駅 七条の林歯科診療所では、開院以来ドックベストセメントを用いた歯髄保存療法を行っております。

最近、テレビでドックベストセメントを使った虫歯治療が全国ネットのゴールデンタイムで取り上げられてから、すごい反響があり、それ以来急遽、このドックベストセメントを導入している歯科医院が急増している状況です。

当院ではずいぶん前からこの治療を行っおり、長期経過の症例も多く持っているところですが、最近の急な問い合わせにはとても驚いているところです。

そんな中、アンチエイジングについて日ごろお世話になっている埼玉県でご開業の小峰一雄先生によるドックベストセメントについてのセミナーに参加してきました。

いつもアンチエイジングのセミナーでお会いする小峰先生で、そのときは比較的少人数の参加者でアットホームな雰囲気で参加させていただいているのですが、今回は受講者が殺到して超満員の会場の中であわただしい中での研修でした。

私自身、何年間かこの治療をやっていく中で少し疑問に感じる点がいくつかあったので、受講された多くの先生方とは違った意味で、この研修はとても役立ちました。

これを機に今まで行っていた方法から少し改良したドックベストセメントを用いた歯髄保存療法を行っていきます。

| seiji0024 | むし歯治療 | 07:30 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
かぶせ物を行う際の基本を再認識
京都の林歯科診療所ではマイクロスコープインプラント床矯正歯周内科など、新しい取り組みの治療を数多く行っております。しかし日常臨床の大多数を占める内容が、ごく一般的に行われている歯科治療です。

そんな中、日々必ずといっていいほど行うものの中にかぶせ物の治療があります。
しかしこのかぶせ物の治療、歯学部を卒業してからもう一度きちんと我々が学ぶ機会の少ない内容に当たります。
そのためついつい自己流になりがちで、私もこの研修の機会を欲しておりました。

そんな中、先日大阪でご開業で、このかぶせ物の治療に関しては大阪大学時代に数多くの研究をされてきた宮内修平先生による講演を受講してまいりました。

さすが大学で長く研究と臨床をリンクされてきただけあって、ステップの一つ一つが全て理詰めで、とても感心させられたと同時に、私自身の臨床をもう一度見直すいい機会となりました。

このような研修を受講して、私自身いい歳になったのですが未だ発展途上であると再認識させられております。


| seiji0024 | むし歯治療 | 15:38 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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