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林歯科診療所

京都の歯医者林歯科診療所 院長日記
小児歯科臨床の基礎を一から学ぶ

林歯科診療所は子供の少ない土地柄にしてはかなり小児歯科の割合が高い歯科医院です。

矯正治療を行っていることもありますが、それ以外にも小児に多い外傷を元々得意にしていることや世界中から効果的な材料を集めた虫歯予防などが大きな理由だと思います。

 

小児歯科の中で、矯正治療や予防歯科など個別に習う機会は多くありますが、小児歯科という大きな括りで体系的に学ぶ機会は実は殆どないのが実情です。

 

そんな中、先日私の母校、日本歯科大学生命歯学部の小児歯科学講座による小児歯科全般の研修に参加してまいりました。

主な内容は

・小児の成長発育について

・歯の萌出とその予測について

・小児への接し方

・小児の虫歯予防

・小児の外傷歯と根管治療

 

これだけ盛りだくさんだったので、相当駆け足の研修だったため、普段それなりに私も勉強しているつもりでしたが、講義のペースについて行くのが大変でした。

しかし特に小児への接し方や外傷歯の対応などは、我々歯科医師が卒後にきちんと学べる機会が非常に少ないため、この度の研修はとても私にとって収穫の多いものになりました。

| seiji0024 | 小児歯科 | 17:30 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
歯科衛生士募集のためにスタッフ採用のホームページを作りました

京都・下京西部の林歯科診療所では歯科衛生士募集のために新たに専用のホームページを作りました。

丹波口駅からは歩いて来れますが、自転車が乗れる方でしたら、京都駅から10分程度、西院駅から12分程度、西京極駅から10分程度、西大路駅から10分程度で通うことができます。

 

現在、歯科衛生士に加え、歯科医師・歯科助手も募集中です。

当院のスタッフは私をはじめ全員、歯科の仕事が大好きで日々の業務を行っております。

 

見学も受け入れておりますので、是非応募フォームからでもお問い合わせください。

 

| seiji0024 | スタッフ募集 | 09:40 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
超高齢化時代に向けた歯科医療

日本は世界的に見ても非常に短期間で超高齢化社会に到達した国です。

その結果、高齢化社会に向けた国民意識がなかなか付いてこず、社会資本もまだまだ不十分な状況です。

 

しかしこんな背景がありながらも高齢者が増える現象はこの数十年変わらずに必ず生じることであるため、我々歯科医師も高齢者の対応が適切に出来なければ”かかりつけ医”として十分な役割を果たしたとは言えません。

 

そんな折、高齢者歯科医療をご専門にされておられる藤田保健衛生大学歯科 教授の松尾浩一郎先生による高齢者歯科医療に必要な基礎知識についての講演を聴講してまいりました。

 

まず死因の三大疾病、がん・心疾患・脳卒中の患者さんへの対応についての内容が紹介され、後半は口腔ケアや嚥下障害の内容が話されました。

 

今回の講演では内容が非常に多岐にわたったので非常に講義のペースが速くついていくのが大変でしたが、日頃からそれなりに勉強してきているおかげでしっかり吸収することができました。

 

今後ますます高齢者への診療機会は増加していきますので、これから益々高齢者に対する研鑽を積んでいく所存です。

 

| seiji0024 | 訪問診療 | 07:19 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
2月18日(土)、診察時間変更のお知らせ

研修のため、2月18日(土)の診察時間を下記の通り変更させていただきます。

8時30分〜14時

 

既に予約で満席の状態ですが、急患での診察をご希望の方はキャンセルなどで空き枠が生じることもございますので、事前に電話にてお問い合わせください。

| seiji0024 | 診察時間変更 | 08:43 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
2月16日(木)・17日(金)休診のお知らせ

誠に勝手ながら研修のため2月16日(木)・17日(金)の診察を全日休診させていただきます。

二日間続けての休診で大変ご迷惑をおかけいたしますが、より質の高い臨床を提供できるようその分しっかり研鑽を積んで参りますのでご理解のほど、よろしくお願いいたします。

| seiji0024 | 休診のお知らせ | 13:19 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
根未完成歯への新たな対応

虫歯も歯周病もよくコントロールされているにも関わらず、前歯1本だけ歯が黒ずんでしまっている方を多く見かけます。

これは殆どの場合、子供のころに前歯を強くぶつけてしまい、歯が割れるなどして歯の神経を取らざる得ない状況になってしまったことによるものです。

しかし子供の時期の永久歯の歯根はまだ未完成であることが多く、歯の神経を取ってしまうとその瞬間から未完成だった歯根の成長はストップしてしまいます。

 

そして大人になって歯の神経が無いことによる歯の変色以外に、歯根の長さが短い・歯根の歯質が非常に薄いことで歯根が割れやすくなり、神経の入っていた根管が大きく開いているので歯を支えている骨へ感染しやすくなります。

 

そこで現在はアペキシフィケーションと呼ばれる方法で根未完成歯の根管治療を行っていますが、この方法は顎の骨に向かって大きく開いてしまっている神経の管を塞ぐことは出来ても、歯根の長さや厚さそのものを健全な状態にすることはできません。

その結果、歯根が割れやすくなり歯の寿命を大きく縮める要因となっております。

 

そんな中、近年パルプリバスクラリゼーションという根未完成歯に対する治療法が開発されました。この方法は根管治療を行いながら健全な歯根の発育も促すという方法で、従来のアペキシフィケーションの欠点を補ったものです。

しかし適応症の選択の幅がシビアで治療成績が安定しない、従来法と違う新たな材料を用意しないといけない、保険診療での評価が無いなど、今すぐ根未完成歯に対する根管治療でこのパルプリバスクラリゼーションが主流にはなり得ませんが、この将来性の高い治療法、敏感にアンテナを張って情報収集を続けて行きたいと思います。

 

| seiji0024 | 小児歯科 | 08:18 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
2月9日(木)休診のお知らせ

定例の矯正の勉強会に出席するため、誠に勝手ながら2月9日(木)の診察を休診とさせていただきます。

ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

| seiji0024 | 休診のお知らせ | 19:49 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
最近導入したZimmer社製のインプラント

もう私はインプラントをはじめて行ってからおおよそ15年くらい経ちます。

元々私はさほどインプラントの商品自体にあまりこだわりが無く、なるべくトラブルが少なく、あまりコストがかかり過ぎて治療代が高くなるようなシステムなら、と言うことで長年国産のインプラントを使っておりました。

しかし近年、国産インプラントの価格が上昇し、治療費とコストとのバランスが取り辛くなってきました。

そんな中、とあるインプラントの研修で使われたZimmer社製のインプラントが気に入り、当院でも最近こちらのインプラントを良く用いるようになりました。

Zimmer社のインプラントはアメリカ製で、世界のトップシェアのノーベルバイオケア社とストローマン社が共にスウェーデン製であることからちょっとキャラクターの異なるインプラントです。

 

まずスウェーデン製のインプラントではあまり用いられない、ハイドロキシアパタイトコーティングが主流にラインナップされており、当院でZimmer社製のインプラントを用いる時も100%ハイドロキシアパタイトコーティングされたものを遣います。

このインプラント、特徴は何と言っても骨によくくっつきます。それも早いです。これは臨床的にはとても大きなアドバンテージです。

その割にはコストが手ごろで、インプラントの治療費をこれな値上げせずに済みます。

 

一方、欠点もあります。まず手術ツール。インプラントを埋入する穴を掘るためのドリルは全然だめです。あまりにも切れ味が無さ過ぎます。ですから私は他社のドリルを併用しています。

もう一つ、最終的に被せ物を行いますが、その過程で用いる商品のバリエーションが少なすぎて、高さの確保できないケースではいつも歯科技工士が泣かされます。

 

このように基本性能は良いけど、間抜けなところがあって使い勝手が悪いあたり、よくあるアメリカ製品に通じているかも知れません。

こんな事言うとメーカーの方から怒られるかも知れませんが、性能は良いけど使い勝手が悪いインプラントなので、インプラント初心者の歯科医師の先生方にはちょっと使いにくいかも知れません。

既に何年も他のインプラントを経験されて、現状のインプラントの骨との結合にご不満の方、もっと手ごろな治療費でインプラントを提供されたい先生方に私は個人的にお勧めいたします。

| seiji0024 | インプラント | 15:53 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
2月2日(木)、休診のお知らせ

2月2日(木)の診察を研修のため全日休診とさせていただきます。

大変ご迷惑をおかけいたしますが、より質の高い臨床を提供できるよう、最新の治療法を学びに研鑽を積んで参りますので、ご理解・ご協力のほどお願いいたします。

| seiji0024 | 休診のお知らせ | 12:36 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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