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林歯科診療所

京都の歯医者林歯科診療所 院長日記
慢性期・陳旧期の嚥下障害に対する対応

上手くものを飲み込みにくくなる嚥下障害の多くは高齢者です。
その高齢者でとても多く認められるのが認知症です。我々は高齢者の嚥下障害に対して、多くはこの認知症を理解しなが治療を行っていく必要があります。

そんな中、歯科医師会で今年度、京都府下各地域において摂食嚥下障害臨床の中核となる歯科医師の人材を育成するために、4日間の密度の濃い研修を行い、先日の基礎編に続いて習熟編の研修が今回行われ私も参加いたしました。
今回の研修は二日間にわたって開催され、二部構成で行われました。

初日は嚥下障害の概略について大阪大学歯学部顎口腔機能治療学教室准教授の野原幹司先生に講師を務めていただきました。
この講演では技術的な内容というよりは、嚥下障害の歴史や社会的背景、さらに何故我々歯科医師がこの嚥下障害に対応することが社会的に求められているのか非常にクリアカットにご説明いただき、ただただ唖然と納得させられながら拝聴しておりました。

二日目は嚥下障害の基礎的理論と臨床における観察ポイントについて同教室の田中信和先生にご講演いただきました。
人が食べ物を口に運んで胃まで入るまでに5つの段階がありますが、その5つの段階毎に詳しく基礎を解説していただきました。
さらに嚥下障害に対する臨床を行う前に、その治療が必要か否か日々高齢者の身近におられる専門的な知識を持っていない方でもできるスクリーニングについて学びました。

まだこのシリーズの研修はあと一回残っております。全てを吸収して今後の臨床にさらに役立てていきたいところです。



 

| seiji0024 | 摂食嚥下 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
6月30日(木)休診のお知らせ

6月30日(木)の診察を都合により休診とさせていただきます。

皆様には大変ご不便をおかけして申し訳ございませんが、ご了承のほどよろしくお願いいたします。

| seiji0024 | 休診のお知らせ | 10:17 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
6月27日(月)休診のお知らせ

6月27日(月)の診察を研修のため、全日休診とさせていただきます。

より質の高い臨床を提供できるよう鍛錬を積んでまいりましので、ご理解・ご協力のほどお願いいたします。

| seiji0024 | 休診のお知らせ | 08:52 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
がん治療や手術後の予後に影響する口腔ケア

全身麻酔での手術を受けた後に、重篤な合併症で多く生じるものが”肺炎”です。
この肺炎は直接的死因では3番目に多く、社会的にも問題視されております。

一方、抗がん剤などの化学療法や放射線治療を行うと強い痛みを伴う口内炎が多数できやすくなります。

これら2つの問題も、実は治療を始める前から治療中も継続的に口腔ケアを行って、きちんと管理すればかなり防ぐことができることがわかっております。

我々歯科医師が携われるとても素晴らしい事なのに、残念ながら実際にはあまり多く行われておりません。

それと言うのも、これらの口腔ケアを進めるためには主治医の先生と我々歯科医師とが上手く連携できていなければ成り立たないのですが、その連携が一向に進まないからです。

そんな折、先日我々地域の歯科医師会とこの地元では最も急性期医療で中核となっている京都市立病院との合同で周術期口腔管理に関する研修を行いました。

当初は京都市立病院の医師など多くの方がどの程度参加されるのかとても不安でしたが、実際はじまってみると非常に多くのご参加をいただきましてとても有意義な企画でした。

講師には京都府立医科大学歯科教授の金村成智先生に務めていただき、実際に数多く実績を積まれている京都府立医科大学での院内連携、さらに地域歯科医療機関への逆紹介システムなど、興味深い内容を盛りだくさんにご講演いただきました。

この分野、厚生労働省も積極的に推進していく意向を以前から示して、我々に対しても様々な情報提供をしていただき、そこに数多く参加している私自身のスキルはもう既に身についているのですが、この周術期口腔管理は技術的な事よりも主治医との付き合いの方がずっと重要で、その点はまだまだ自分自身、不十分で今後取り組んでいかなければならない課題であると、再認識させられているところです。
 

| seiji0024 | 感染予防 | 08:18 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
6月11日(土)診察時間変更のお知らせ
都合により6月11日(土)の診察時間を下記のごとく変更させていただきます。
8時30分〜15時
尚、本日は予約がすべて満席のため急患の方へは短時間の応急処置のみの対応とさせていただき、時間のかかる説明などは省かせていただきますので予めご了承ください。

ご迷惑をおかけして申し訳ございませんが、ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。
| seiji0024 | 診察時間変更 | 08:05 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
京都南病院でも糖尿病教室で講師を務めました
当院ではかねてより歯周病治療に力を入れており、特に攻める治療と守る治療の使い分けには格段の留意を払っております、
その中でも歯周病と全身の様々な病気との関係については最近ではマスコミでも取り上げていただくようになり、徐々に皆様の関心が増してくるようになってきました。

そんな折、先日当院の近くにある島原病院の糖尿病教室で、私が講師になって歯周病に関する講義を行ったところです。
そしてこの度、また当院の近くにある京都南病院の糖尿病教室においても私が講師となり歯周病の講義を行いました。

しかし最近マスコミで取り上げられるようになったからと言ってもまだ多くの方に歯周病と糖尿病の関係が広まっているとは言い難い状況です。
今後、私は少しでもこのような草の根の活動を続けて、少しでも皆様に歯周病と糖尿病に関することを広めていきたいと考えております。
| seiji0024 | 歯周病 | 06:40 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
待合室に表れる公共機関としての歯科医院
歯科医院の内装作りも数十年の単位で見ると非常に様変わりしております。
その中でも待合室はずいぶん変わってきて、さらに最近では歯科医院のキャラクターによってずいぶん雰囲気が異なってきています。
特に最近、インプラントや審美など高額な診療を特徴にしている歯科医院が増えてきたため、VIPラウンジのような待合室をずいぶん見かけるようになりました。
そんな待合室から歯科医院作りを変えることを提唱された医療機関へのコンサルテーションを行っている(株)Willmake124の田中健児様とそのクライアントで北海道でご開業の定岡雅則先生による、新しい医院作りの提案に関する講演に行ってまいりました。

まず定岡先生のご講演ですが、先生以外にスタッフのからもプレゼンテーションがありました。ここで何より驚いたのがスタッフの皆様がとても高いモチベーションで感情をこめてお話しされたことです。極端な過疎地でありながら、こんなにモチベーションが高く強いチーム作りをされている定岡先生にはとても感心し、私も自問自答されることがありました。

そして田中様の講演ですが、歯科医院は絢爛豪華な内装で売り込むのではなく、地域の健康情報発信基地としての診察室や待合室を提案されています。私はこの田中様のお話を聞いて心から共感いたしました。

我々歯科医院は何のためにあるのか?それは地域の皆様の健康のためにあるわけで、その一助として歯科治療を行っているに過ぎないのです。まさしく私の思っていたことと全て合致して感動いたしました。

これから当院も健康情報発信基地になれるよう目指していきたいと思います。



 
| seiji0024 | 医院管理 | 09:56 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
6月4日(土)休診のお知らせ
6月4日・5日に開催される研修のため、6月4日(土)の診察を休診とさせていただきます。
より質の高い臨床を提供できるよう鍛錬を積んでまいりますので、何卒ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
| seiji0024 | 休診のお知らせ | 19:17 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
6月2日(木)休診のお知らせ
定例の矯正の勉強会のため、勝手ながら6月2日(木)の診察を全日休診とさせていただきます。ご迷惑をおかけ致しますが、ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。
| seiji0024 | 休診のお知らせ | 06:47 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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