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林歯科診療所

京都の歯医者林歯科診療所 院長日記
摂食嚥下障害の基礎と社会的意義
今年の私にとって最重要強化ポイントは摂食嚥下障害への対応で、現在急ピッチで勉強しているところです。
そんな中、摂食嚥下障害への対応は社会的必要性から歯科医師会でも重点事業項目に挙げられ、今年度の国からの財政支援事業でも行われております。
その中で、先日京都府歯科医師会主催で大阪府でご開業の河合利彦先生を講師に研修会が行われ参加してまいりました。
河合先生は大阪大学をご卒業後、そのまま大阪大学に残られ摂食嚥下臨床をご専門に臨床・研究をされてこられました。
この講演では摂食嚥下に関する基礎編だったので、その基礎的な学術的内容もなることながら、社会的意義やその必要性についても聡明に講演され、私よりもはるかにお若いのにしっかりされており、つくづく感心しながら聞き入っておりました。
また偶然河合先生は以前、私が舘村先生の摂食嚥下障害に使う装置の作成実習に参加した際、私をご担当いただいたインストラクターでその時も大変丁寧に教えて下さったことを記憶しております。
この歯科医師会の研修は今年度内にまだ続きがありますので、続けて吸収し続けたいと思います。
| seiji0024 | 摂食嚥下 | 19:03 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
導入しやすい口臭治療
お口の中の症状で口臭を訴えられる方は少なくありません。
当院でもしばし口臭を主訴にご来院いただくことがあります。
この口臭ですが、原因のうちかなりの割合が歯周病なので、当医院では今までとりあえず口臭が主訴で来られたら歯周病治療を行い、対応してきました。

しかし歯周病治療を行って口臭がある程度改善は出来たけれど、ご本人が望まれるレベルにまで達しないケースも少なくありません。
このようなケースでは正直対応が不十分な状態です。

そんな中、先日日々の臨床で口臭外来を本格的にされている愛知県でご開業の原田聡先生による口臭の勉強会に参加してまいりました。この原田先生は口臭治療の臨床や講演活動をされる傍らで、ご自身で口臭の勉強会も立ち上げられておられます。

原田先生の口臭治療はオーラルクロマ、という口臭測定器を使いこなすことで、非常にシンプルな検査や評価法になっているところです。
そのため比較的我々医院側にとっては導入しやすいものです。

一方、口臭治療は一切健康保険が効かないため、料金設定と採算性の判断が継続していくためにはとても重要な部分です。
このあたりの課題がクリアになれば、当院でも口臭治療の導入を本格的に検討したいと思います。
| seiji0024 | 歯周病 | 09:27 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
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