丸一年間、通い続けたRAMPAベーシックコースを無事に修了することが出来ました。
丁寧に教えてくださった主催者の三谷寧先生をはじめ、インストラクターの大阪府でご開業の石田亮人先生やインストラクターの技工士の方々に大変お世話になりました。
1年間ずっと勉強し続けましたが、まだまだ私はこのRAMPAベーシックコースの中で教えていただいたバイオブロック治療の一部しか理解できておりません。
ですから当面は、今自分が持ち合わしている力量にあったケースに限定して治療を引き受けさせていただきますが、今後はさらに理解を深めて対応できるケースを広げていかねばならないところです。
この顎顔面口腔育成という概念に出会ってから、私の矯正臨床に対する考え方は大きく変わりました。
今まではついつい歯並びや咬み合わせといったところばかりに目を奪われ、呼吸などの大きな問題に無頓着でした。
その結果、このセミナーで教えていただいた以外の治療法を選択した場合においても、この顎顔面口腔育成の概念をなるべく意識して診断や治療計画を立てるようにする習慣がつくようになりました。
この先、顎外装置のRAMPAを用いて治療を行うRAMPAアドバンスコースもございますが、この領域まで自分自身が手を出すのかはまだ自分自身、答えが出ておりません。
と申しますのもベーシックで教わったバイオブロックもまだ対応でき症例が限られていますし、日々のあわただしいこの余裕のない状態で新たな大がかりな領域に踏み込んだとしても、それに割けるだけの時間・体力・気力が自分自身に残されているのかはっきりしないからです。
当面はあまり欲張らずに教わったことを忠実に再現して、十分習熟できたら自分なりの解釈も加えていけるところまでを目標に地道に取り組んでいこうと思っております。