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林歯科診療所

京都の歯医者林歯科診療所 院長日記
咬み合わせを勉強すると足まで行き着きます
私の得意な治療の中に、顎関節症や咬み合わせ治療があります。
これについては今までそれなりに勉強してきましたが、咬み合わせの世界は本当に泥沼のようで、どれだけ多くのことを学んでも全てを網羅できないくらいとても奥深いものです。

そうこうしている中で、咬み合わせ治療はどうも歯だけを診ていたのでは上手くいかないことに気づかされました。
身体の姿勢にも大きく関与しており、それらを調和させないと長期に安定した咬み合わせを維持することが難しいことも痛いほど経験しました。

そんな中、福岡県でご開業されている医師の今井一彰先生の医院でフットケアセンターを担当されている理学療法士の湯浅慶朗先生による”足”の研修コースに申し込み、早速先日はその第一回目に参加してまいりました。

そもそも身体のどこかがずれるとそれを補正しようとして、全身のいたるところでバランスをとって人の体は帳尻を合わせようとします。
しかしそのことによって、ずれている場所以外のところで不具合が出たりするのです。

私は多くの咬み合わせ治療を行ってきた上で、湯浅先生が提示されたケースを診るたびに、自分が経験した光景が目に浮かび非常に納得しながら拝聴してきました。

しかし実際の臨床を行う上で、どこか一ヶ所だけ治せば全身全てが健康になるのかと言えば、そういったケースもあるかもしれませんが、やはり複数の個所を改善していけるだけの体制は必要です。

そのためには自分自身の知識・技術を高めるだけでなく、共通の認識を持った他の分野の医療プロフェッショナルとのチームワークがとても大切だと思います。

この一連の研修で得られた知識をしっかりものにして、自分なりにきちんとしたレベルの臨床が提供できる体制になった時点で、皆さまにもお披露目させていただきたく思います。
| seiji0024 | 顎関節症 | 17:53 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
9月19日(金)診察時間変更のお知らせ
9月19日(金)の診察を院内接遇研修のため変更させていただきます。

8:30〜14:00(夕方からの診察はお休みさせていただきます。)

さらなるコミュニケーションスキル向上のための研修ですので、ご理解・ご協力をお願いいたします。
 
| seiji0024 | 診察時間変更 | 09:12 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
歯科助手とはどんな仕事?どんなやりがい?
林歯科診療所では歯科助手の方を常勤・パート問わず募集しております。

ところで歯科助手の仕事はどんな内容か皆さまご存知でしょうか?
歯科助手とは正式な国家資格ではありません。よって歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士といった国家資格を有する方とおのずと業務の内容は異なるので一見、あまりやることが無いように思われるかも知れませんが実際にはそんなことは無く、非常に多くのことをしていただけます。

まず最も基本となる業務が診療補助です。すなわち歯科医師の横でその診療を手助けする業務です。この業務は歯科医院の仕事をしていく上で基本中の基本になります。ここがしっかりマスターできないとその歯科医院の考え方・方針、治療の流れ、治療内容などが理解できず後で述べさせていただく業務が何もできないからです。
よって歯科助手を未経験で応募をお考えの方は、当面業務の大半はこの診療補助だと思ってください。

その次の業務が器具洗いや滅菌業務です。今から考えると昔はずいぶんずさんな衛生管理をしていたものですが、現在では小さな歯科医院であったとしてもきちんとした感染予防対策は必須です。そのため衛生管理がずさんだった時代に比べてこの滅菌業務の仕事量が大幅に増えています。
ここの部分に関しては今までに歯科助手を経験されてきた方も新たに覚えていただく必要があるかと思われます。

それから最後に受付・窓口業務です。これは診療補助、器具洗い・滅菌業務の全てを網羅されなければできません。よってこの業務はちょっと歯科助手の経験を積まないとお任せできないところです。
一見、簡単なように思われますが、歯科助手の仕事で最も失敗が出来ない内容だからです。診療補助や器具洗いなどは大抵、間違いがあればだれか別の者が気づきますし、仮に間違えたとしてもその多くがリカバリー可能であることが多いです。
一方、受付業務は失敗してしまうとほぼリカバリー不可能な業務です。予約や会計、保険証確認などのチャンスは一度しかありません。また患者さんからの問い合わせにも対応しないといけませんが、医院の方針と異なる対応をしてしまった場合、のちの患者さんと歯科医院とが大きなトラブルになる可能性もあるからです。
よってこの業務に関しては診療補助や滅菌業務がしっかりできるようになってからになりますし、歯科助手の経験者の方であっても当院の方針や流れを完全に理解できるようになってからこの業務に担当していただくことになります。

そして最後に、国家資格ではない歯科助手ですがこの仕事の最大の魅力は患者さんやチームにに貢献できるようになれば、最も感謝の言葉をいただけるポジションなのです。
評価される臨床や応対を提供すれば患者さんから感謝のお言葉をよくいただきますが、それ以外に歯科助手の方はチームの中で欠かせない存在になれば最もチームの歯科医師や歯科衛生士などから感謝されるのです。
わたしはこの歯科助手と言う仕事、このスタッフからの感謝ががんばれば得られるようになる、これが最も大きな”やりがい”ではないかと思っております。

林歯科診療所では常勤・パート、経験・未経験を問わず歯科助手を募集しております。もしこのメッセージをお読みいただいた上で興味が湧いてこられた方は、是非お問い合わせいただきたく存じます。




 
| seiji0024 | スタッフ募集 | 08:05 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
9月13日(土)休診と9月15日(月・祝)振替診察のお知らせ
9月13日(土)の診察を院長の研修のため休診させていただきます。
土曜日の予約が非常に取りにくい中、ご迷惑をおかけしておりますが、かわりに9月15日(月・祝)に振り替えて診察を行います。
9月15日(月・祝) 8:30〜12:00 13:30〜17:00(最終受付は30分前まで)
ただしこの日も既に全てご予約で満席の状態ですので、診察をご希望の方はキャンセルなど出る場合もございますので個別にお問い合わせください。
| seiji0024 | 土曜日診療 | 08:36 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
やっと陽の目を見るようになった温熱療法
林歯科診療所では電磁波のうちの一種である超短波を発生させて深部の筋肉や臓器に対して温熱療法を行う治療器を以前から導入しておりました。
しかしこの機械、自分に対しては時々使っていましたが、患者さんに対しては購入してからはほとんど使うことがありませんでした。
そもそもこの超短波治療器、歯科の分野で最も役立つのが顎関節症の治療ですが、この温熱療法に対して保険診療での診療報酬がついていません。その割に効果が出るまで少し長い時間当ててなければならないため、ボランティアで行うには余りにも医院側の負担が大きすぎて結局いいのはわかっていながら使えない状況が続いておりました。

しかし先日来紹介させていただいているように、この平成26年7月から当院では顎関節症の治療は基本的には自費診療で行うようになりました。
自費診療ですから、今まで保険制度で完全に手足を縛られてしまっていた制約も完全になくなって自分の持てる全てを思う存分発揮できるようになり、今までと比較にならない質の高い臨床が提供できるようになりました。
その中にこの超短波治療器も含まれており、早速当院では活躍しています。
自費診療とは言っても当院ではそんなに高額な治療費をいただいておりません。初診時にこの機械も使ったとしても他の処置と合わせてトータルでおおよそ6千円程度の治療費ですので、比較的気軽に受けていただけるのではないでしょうか?

今まで保険診療という狭い枠にとらわれて、より良い臨床を提供しようという医療の原点を見失っていた自分が恥ずかしいと思うとともに、その反省を今後の顎関節症臨床に生かしていきたいと思っております。
 
| seiji0024 | 顎関節症 | 18:51 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
9月10日(水)・11日(木)診察時間変更のお知らせ
9月10日(水)の診察を、こどもみらい館(中京区)の歯科相談担当ため、下記の通り診察時間を変更いたします。
8:30〜13:00
代わりに9月11日(木)の診察を通常14時までのところ、19時まで延長して行います。
*受付終了は従来通り最終診療時間30分前までとさせていただきます。
こども歯科相談をご希望の方はこどもみらい館まで直接お問い合わせください。

 
| seiji0024 | 診察時間変更 | 14:01 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
チームに貢献していただける歯科医師を募集しています
京都市の林歯科診療所では現在、歯科医師を募集しております。
以前、募集して採用したのですがその歯科医師が就労できる体調でなかったため退職し、そのまま空席の状況が続いております。

雇用形態は常勤・パートを問いません。
ただしどんな歯科医師でも雇い入れるわけではありません。
私たちが求める歯科医師像は
1.常にチームを大切にし、貢献したいと自然に思える方
2.どれだけキャリアを積んでいたとしても、常に謙虚な姿勢で仕事に当たれる方。
3.自己研鑽など診察室以外でも歯科医師として振る舞える方。
4.自分の心配事より、他人への目配り・気配り・心配りが出来る方。
5.手を動かす前の座学を大切にする方。

逆にこんな不安を抱えているママさん先生も大歓迎です。
1.子育てで何年も現場から離れているので歯科医師としての自信が無い。
2.育児があり勤務できる曜日や時間が限られる。

勤務時間などで雇用条件は大きく変わりますので、そちらについては個別に相談させていただきます。
無論、スキルに合わせて指導を行っております。

逆に来てほしくない歯科医師は
1.自分が一流の歯科医師だと思い込んでいるおバカな俺様歯医者
2.給料や休日しか目が行かない欲張り歯医者
3.院内の情報を盗んだり、スタッフを引き抜くことで手っ取り早く他で売り込もうとする泥棒歯医者
こういった歯科医師はさぞや実力がお有りなのでしょうから、ご自身一人の力でどこかで勝手にご開業された方がいいでしょう。

まずは興味だけでももっていただける歯科医師の先生がいらっしゃったら、是非当院のメール相談ページからでもお気軽にお問い合わせください。
| seiji0024 | スタッフ募集 | 08:04 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
9月4日(木)休診のお知らせ
9月4日(木)の診察を東京での研修により休診させていただきます。
より質の高い臨床を提供できるよう鍛錬してまいりますので、何卒ご理解・ご協力のほどお願い申し上げます。
| seiji0024 | 診察時間変更 | 08:18 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
当院でよく聞こえる”まっすぐ5番”
当院の診察室で私がスタッフに指示を出す際、「まっすぐの5番」という声をよく出します。
この「まっすぐの5番」とは歯を抜くときに使う道具です。
歯を抜く際、へーベルと呼ばれるくさびのような器具と、鉗子と呼ばれるペンチのような器具を通常使います。
この「まっすぐの5番」とはこのへーベルの一種で、その中にまっすぐのものと曲がっているものとがあり、それぞれに細いものから太いものまであります。
私が愛用している「まっすぐの5番」はまっすぐでその中でもかなり細いものになります。
私は「まっすぐの5番」だけで全抜歯の9割を行っています。その中には埋まった親知らずの抜歯も含みます。

以前はいろいろな抜歯道具を使っておりました。しかし抜歯の基本手技を守るとほとんどこれ1本で出来てしまうことがわかりました。
ですから当院の抜歯道具はやたらこの「まっすぐの5番」だけがたくさんあり、その他の器具については使用頻度が少ないので、多くを倉庫にしまったままです。

抜歯の際によくこの声が聞こえてきますが、道具の名前なので診察室に在席されている方はあまり気になさらないようお願いたします。


 
| seiji0024 | 口腔外科 | 10:50 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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