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林歯科診療所

京都の歯医者林歯科診療所 院長日記
6月28日(土)休診のお知らせ
6月28日(土)の診察を熊本での研修により休診させていただきます。
より質の高い臨床を提供できるよう鍛錬してまいりますので、何卒ご理解・ご協力のほどお願い申し上げます。
| seiji0024 | 診察時間変更 | 08:26 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
伝える力はまず聞かせ上手
日々、毎日臨床を行っている中で、診断や治療計画について説明しない日は絶対にありません。
私自身、自分なりには十分に説明したつもりであっても、時折説明が無いとクレームが出ることもあります。
その一方、すごく丁寧に説明してもらったと、お褒めのお言葉を頂戴することもしばしあります。

どなたに対しても私としては同じように説明しているつもりであっても、これだけ受け止められ方が異なる点については私の大きな悩みの一つです。
そんな中、先日NHKの長寿番組である”ためしてガッテン”に長く番組制作を携わられてきた北折一様のコミュニケーションに関する研修を受講してまいりました。
私の説明に対して理解される方とそうでない方、その方の国語能力・性格・人格も影響していることもあるやもしれませんが、それは全体のファクターのうち一部ではないでしょうか、とこの講演を聞いて感じさせられました。
多くの原因は相手が”聞きたいモード”に入っていない段階で私がいきなり詳細を説明してしまっているために、相手の人は聞き流してしまっているのではと気付かされました。
確かに解りやすい説明、これもとても大事なのですが、その前に相手を”聞きたい・知りたいモード”にさせる流れがもっと大事なのです。
この日の研修は直接歯科の技術とは関係ありませんが、自分のコミュニケーションの拙さに改めて気付かされました。
早速、この学んだコミュニケーション手法、少しにも自分のものにしていきたいです。
 
| seiji0024 | ひとりごと | 07:41 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
最近注目を浴びるPDT(光線力学療法)
数年前よりレーザー光線や赤色LEDととある色素を組み合わせて治療を行う、PDT(光線力学療法)が医療分野で実用化されつつあります。
この光線力学療法、特に獣医の間では急速に普及している一方、医科や歯科ではごく一部でしか広まっていません。
一番大きな理由として、薬事承認と保険診療報酬収載の問題があるかと思います。
逆に獣医では政府の制度や規制にあまりとらわれることなく、自由に取り入れやすい状況です。

そんな中、最近では歯科の分野でも徐々に広まり、特に歯周病治療での応用が注目を浴びています。
ここで問題になるのがこの色素です。現状ではこの色素の入手は2種類あります。

一つは歯科治療用に調整された色素を海外から個人輸入の形式で購入する方法。
この方法だと非常に使いやすくパッケージングされた状態で手間いらずで簡単です。
その一方、1回当たりのコストが非常に高くなってしまいます。

もう一つの方法として、純度の高い色素の原材料を通常の薬品として仕入、自分で使えるように調合する方法。
この方法は自分で薬品を取り扱わないといけないので、計量などの作業があり面倒です。しかし私はかつて研究生活を長く行ってきたこともあり、かなり薬品の取り扱いには慣れているため、自分にとってはさほど手間のかかる作業ではありません。
そしてとにかくこの方法の場合、1回当たりのコストが非常に安く上がります。

というわけで現在、当院ではこのPDTの導入を徐々にしていこうとしているところです。
ただ我々歯科はかなり規制が厳しいので、その制度は侵さない程度で行っていこうと考えております。
| seiji0024 | 歯周病 | 13:29 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
6月14日、土曜日の診察時間
本日、6月14日、土曜日の診察は、母校の同窓会総会のため14時までとさせていただきます。
既に本日は全て予約で満席となっているため、継続通院以外の方でお急ぎでの対応をご希望の方は受け入れが出来ない状況のため、ご了承をお願いいたします。
| seiji0024 | 土曜日診療 | 11:32 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
もっと社会で支えなければならない認知症介護
当院では開設以来、ずっと訪問診療を行っております。
そもそも訪問診療とは通院が困難な方を対象に我々が出向いて行うものですが、通院困難の中身には多くの理由があります。
たとえば完全に寝たきりの方、この場合は当然動けないわけですから訪問診療による対応となります。
しかし、ある程度自由に歩行が出来ても訪問診療の対象となることも少なくありません。その最も多い理由が認知症です。認知症によって歩くことは出来ても、たどり着けない、異常行動で交通事故の危険性があるなどで、とても通院できずに訪問診療になることがあります。

こういった認知症ケースの訪問診療は非常に困難を極めます。体力的にはそこそこ正常レベルに近いわけですから一見元気で力もあります。しかし認知症によって感情の抑制が利かなくなってしまっていると、我慢するということが出来なくなります。
しかし元来、歯科治療とは多少の我慢をしていただかなければほとんど出来ないのが現状です。
ですから私自身、認知症の方の治療でゲンコツパンチを食らったことは幾度もあります。

ただ私はごくたまに診察に出向いてこういう場面に遭遇するだけなので、あまり大したことありません。
問題は年がら年中介護をされている同居のご家族です。
着替え・入浴など多少の我慢が必要となる生活動作は数多くある中で、それら全てを介助するだけでも大変なのに度々、ゲンコツパンチが飛んでくるのです。
どのお家でもこのような認知症の介護を抱えているご家族の精神状態はすごく追い込まれています。
介護保険の利用でもこのご負担を劇的に軽くするまでには至っていません。

これからますます日本は高齢化社会を向かえ、このような事例も急増していくはずです。先日、高度先進医療の現場を安倍総理大臣が見学されて感銘を受けられていましたが、こんな一部の金持ちしか受けられないような治療に重点を置く前に、このような全国いたるところで生じている壮絶な医療・介護の現場を是非直接ご覧いただいたうえで、社会問題化している認知症対策にもっと真剣に取り組んでいただきたいところです。
| seiji0024 | 訪問診療 | 08:11 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
スピード感あるバイオブロック矯正
以前より当院では小児からの矯正治療を数多く行ってきました。
その中で床矯正やリンガルアーチ、ムーシールドなどのマウスピース矯正などを行ってきました。
こういったものを組み合わせることによって今までそれなりに結果は残してきたつもりですが、スピード感が無いのが実際に治療を行っていていつも不満に感じていました。
特に矯正治療におけるスピード感は患者さん本人のモチベーションに直結します。なかなか目で見て結果が感じられなければどうしても治療に取り組む姿勢が薄れがちになりますし、自分自身で明らかに進歩が感じられればさらにやる気がアップします。

そんな折、様々なシステムを模索していたところ、東京都でご開業の三谷寧先生が主催されているバイオブロック・RAMPAセラピーの研修があるのをお聞きして、今年からお世話になるようになりました。
まだ私はこのシステムでは初心者なのでRAMPAという顔の外に取り付ける装置を習うまでは至っていません。あくまで口の中で使用するバイオブロックという装置のみを使って学んでいます。

このシステムの利点は何より圧倒的なスピード感ではないでしょうか?進み具合が今までのシステムと比較して本当に早いです。いままでなら先がなかなか見えてこず、その結果本人のモチベーション維持に苦労するのですが、このシステムはその苦労がありません。
欠点もあります。複雑な装置を使うので装置代の費用がどうしてもかさみます。また複雑な分、調整や修理がシビアで術者がワイヤーの取り扱いに慣れていないと上手くいきません。
それとこのシステムの最大の欠点は装置の固定源に使う乳歯を酷使するため、その乳歯の歯根吸収が始まらないうちから開始しなければならないので、対象となる年齢が非常に限られてしまうことです。
しかし逆に、対象年齢とケースが合致しさえすればこの圧倒的なスピード感で自分でも驚くほどのスピードでみるみる変わっていっています。

もう既に何例か現在行っておりますが、今までにないペースで進んでおります。是非、もっと自分自身、経験を積んでこのシステムを完全に使いこなせるようにしていきたいものです。
 
| seiji0024 | 矯正治療 | 08:54 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
6月5日(木)休診のお知らせ
6月5日(木)の診察を東京での研修により休診させていただきます。
より質の高い臨床を提供できるよう鍛錬してまいりますので、何卒ご理解・ご協力のほどお願い申し上げます。
| seiji0024 | - | 20:32 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
就業規則の見直しをしています
林歯科診療所では現在、就業規則の見直しを行っております。
現在の就業規則は平成21年、開業の翌年に作りましたが、当時想定していた時よりスタッフが多くなったのと、平成25年に法人化したこともあった、だんだん現状から合わなくなってきました。
しかし私が就業規則を見直そうと思った理由はもっと別のところにあります。
どんな職場もそうですが、そこに勤める人の人生を大きく左右するものです。
そんな中、ただ一律に接するのではなく、長年チームに貢献しているスタッフに対しては、報酬はもちろんのこと、その後の人生においてももっとバックアップ出来るようにしていきたいと思ったからです。
ですから今回の見直し、すぐに辞めてしまう人にとっては何も変わらない内容ですが、長く貢献している人にとってはより一層頑張ろうと思っていただけるのではないかと確信しております。
| seiji0024 | スタッフ | 09:26 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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