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林歯科診療所

京都の歯医者林歯科診療所 院長日記
診療時間変更のお知らせ
林歯科診療所では3月29日(土)の診察時間を、診療報酬改定説明会の出席のため下記の通りに変更させていただきます。
8時30分〜12時30分
なお、本日の予約は全て満席となっておりますので、救急でのご来院につきましてはあらかじめ電話にてご相談ください。
皆さまのご理解、ご協力をお願いいたします。
| seiji0024 | 土曜日診療 | 10:06 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
休診のお知らせ
 3月22日(土)の診察を東京での研修により休診させていただきます。
代わりに3月23日(日)8時30分〜13時まで振替診療を行います。
すでに23日は予約で全て満席ですが、キャンセルが生じる可能性もございますので受診を希望される方はあらかじめ電話にてお問い合わせください。
ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解・ご協力のほどお願い申し上げます。
| seiji0024 | - | 10:17 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
STAP細胞が本当に実現可能な技術なら、もう一度出直してほしい
論文捏造疑惑でマスコミからふくろ叩きされているSTAP細胞、まず本当に実現可能な技術なのか時間がかかってでも構わないのではっきりさせてほしいです。
本当に実現可能な技術ならとても素晴らしい可能性を秘め、今後の生命科学にとって大きな発展となるからです。
幹細胞の研究、最初はES細胞から始まりました。このES細胞は受精卵を用いることから医療倫理の観点から、動物実験ではいくら上手くいっても臨床では使えない方法です。
そこで登場したのがIPS細胞です。IPS細胞は受精卵を使うこと無く、採取容易な細胞から作りだされます。この方法はES細胞が抱えていた倫理的な問題を一気に解決しましたが、一方で4つの遺伝子を組み込む操作が必要になります。この遺伝子導入を行うためには大掛かりな設備と費用がかかります。そのためコスト面で弱小の研究室では手が出しづらい研究です。
今回登場したSTAP細胞、もし理化学研究所が発表した方法通りで上手くいくのなら、今までの幹細胞と比較して非常に安価で出来るため、お金やマンパワーの無い弱小の研究室でも行える方法です。
この小さな研究室でも幹細胞の実験が出来ることはすごいことです。日本のみならず世界中にお金の無い弱小研究室はたくさんありますが、その中には熱意や素晴らしいアイディアを持った研究者はたくさんいます。その彼らにも幹細胞を用いた研究を行うチャンスを与えられる方法になる可能性を秘めているのがこのSTAP細胞です。

一方、どうもマスコミは異常な報道ぶりで私にはもはや理化学研究所に対するイジメとしか見えません。現在も続いているこんな記者会見、さっさと終わるべきです。真に科学技術の進歩を願うのなら、もう一度きちんと理化学研究所にデータを取り直す機会を与え、今度はしっかりした形で世に出してもらうべきではないでしょうか?そのためには袋叩きに合っている小保方博士を始め、研究に直接携わった方々しかSTAP細胞の真実を知らないわけですからそのメンバーにもう一度データを取り直す機会を与えるべきだと私は思います。

無論、論文が本当に捏造されていたとするならそれは何らかの形でペナルティーが与えられてしかるべきだと私も思います。しかしそのためだけにこのSTAP細胞、本当に実現可能な技術なら闇に消えてしまうのは生命科学の進歩にとってあまりにももったいない話ではないでしょうか?
| seiji0024 | ひとりごと | 17:18 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
出っ歯と受け口では治療の成功率が違います
林歯科診療所では矯正治療を行っております。何度もお伝えしているように当初は5〜8歳くらいのこどもだけに絞ってやっていたのですが、その後それ以外の年代の方からも治療の依頼が多くあって、結局今では大人もやるようになってしまいました。
そんな中で出っ歯や受け口の矯正相談も多数ありますが、この両者は一般的に治療の難易度が大きく異なります。

まず出っ歯、よほど極端な状態でなければ前歯を引っ込めるだけの移動のスペースを確保できれば上の前歯はそれなりに引っ込んでくれます。また顎が後ろに下がって相対的に出っ歯になっている方もおられ、これは咬み合わせ治療のスキルが必要な矯正治療になりますが、慣れればそんなに無理な治療ではありません。

一方受け口、これは問題です。というか8歳くらいになるとかなり手遅れになってしまいます。
顎関節が前方にずれて受け口になっているケースなら、顎関節の治療と合わせて対応することも可能ですが、もともと下顎のサイズが異常に大きな場合、骨を切る外科矯正を行わないとなかなか太刀打ちできません。
なぜなら下の前歯を引っ込めようと奥歯を抜歯するなどしてスペースを確保しても、下の前歯の裏側にものすごく硬い骨が分厚く歯の移動を妨げているからです。せっかく抜歯してスペースを確保してもそのスペースは前歯の移動で消費されず、奥歯が前にずってくる専門用語で言うのアンカーロスという現象が非常に起きやすいからです。
その逆に5歳ごろから始められるとケースによっては非常に楽に治せてしまうことも少なくありません。

ですから小学校に入学する前の小さな子供に対して受け口のケースではかなり強く早期治療を勧めるのもこんな背景があるからです。

なかなか限られた診察時間で全てをお伝えできないもどかしさがございますが、対象となるお子さんの保護者の方には是非解っていただきたいところです。
| seiji0024 | 矯正治療 | 18:19 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
情報化社会の中で求められるリテラシー
皆さま”リテラシー”という用語、お聞きになられたことはございますでしょうか?
元来リテラシーは英語で民族の識字率などで使っていた言葉だそうです。しかしその後、近代から現代、特に最近ではインターネット、さらにSNSなどの普及で情報が氾濫するようになって、現在では何らかの表現されたものを適切に理解・解釈し、分析する様な意味に使われています。

一方この情報の中には中立性を保った情報もございますが、かなり多くが恣意的に偏った表現で流されている情報です。
それは公的なマスコミであってもスポンサーなどの意向でそうなってしまいます。
そんな情報が氾濫して消化しきれない中、多くの方が数多くの情報のうち、自分にとって都合がいいと思われる情報をついつい採用しがちになります。しかしその都合のいい情報が正しく中立的に表現されているとは限りません。

たとえば私のホームページだってそうです。自分では恣意的に偏った表現をしたつもりはなかったのですが、開業当初はなかなか患者さんにご来院いただけなかった時期があったので、そのころは今から思えば広告的で人寄せ的な表現をついつい私自身、してしまっていました。それからどんどん多くの方にご来院いただけるようになってからは広告と言うよりもメッセージの比率が高まり、バージョンアップを重ねるごとに中立的になってきているのが、過去の原稿と見比べて自身で作ったものでさえも感じることがあります。現在私のホームページもさらに全面的に見直しを行っている最中ですが、極力表現の偏りを減らしつつストレートに自分自身が思っているメッセージが伝わるようにしていこうと作業を少しずつしているところです。

また昨今のインターネット社会においては、やらせ投稿などのステルスマーケティングが横行しており、閲覧者のリテラシーはますます重要になってきています。このステルスマーケティングに関しては後日詳しくお話ししようと思います。
そんな現代社会でこのリテラシーと呼ばれるスキル、だれも教えてくれませんが是非皆さまにはご自身で磨いていただきたいところです。

 
| seiji0024 | ひとりごと | 08:17 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
休診のお知らせ
3月6日、木曜日の診察を矯正治療の勉強会参加のため休診とさせていただきます。皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解・ご協力のほどお願いいたします。
| seiji0024 | 診察時間変更 | 21:34 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
とても便利だけれど注意も必要な1ステップアドヒーシブ
現在、最も多く行われている虫歯治療はコンポジットレジンという材質を光で固めて詰める方法だと思われます。
このコンポジットレジン、私が学生だったころから比較すると飛躍的に材料が進歩し、私自身も非常に多く使っております。
このコンポジットレジンはそのままでは歯の表面に接着しません。ボンディング剤というもので接着作業が必要になります。
この接着操作、今まで2段階に液体を塗布して処理を行わなければならなかったものが、最近は1回の塗布でできるようになりました。
一見、2回が1回になったら簡単になったと思ってしまいがちですが実はそんなことはありません。2回で行うべきところを1回で済ますわけですからかえって操作上のエラーが出やすくなってしまいました。特に商品によって溶媒が異なることによって使い勝手が大きく変わってきます。
しかしこういったことをわかって使えばやはり歯科医師にとってはとても便利です。

この1ステップの接着剤、誤った使われ方をされていることも時折見かけますので、たかがボンディングと思わずに新しいシステムを導入される際は、そのシステムに即した研修に参加した上で歯科医師はこういったものを使うべきだと思います。
 
| seiji0024 | むし歯治療 | 17:49 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
最近見直されてきているメタルボンド
歯科臨床で何十年にもわたって審美的な治療の大きなウェートを支えてきた方法がメタルボンドと呼ばれるかぶせ物です。
これは金属のフレームの上にセラミックを焼き付ける方法で、強度と審美性を兼ね備えているため長年、世界的に歯のかぶせ物では主役の座に留まり続けてきました。

しかし最近、金属アレルギーへの懸念・貴金属高騰によるコストアップなど背景と相まって、高密度セラミックやジルコニアなどの新しい材料の出現で、メタルボンドが患者・歯科医師双方から敬遠されるようになってきました。

しかし最近の動向を見ているとどうも昨年ころより首都圏を中心にまたメタルボンドが増えてきています。
この背景にはコバルトクロムという金属材料でメタルボンドが製作できる技術が確立し、それが現場に浸透してきたためだと考えられます。
コバルトクロムはそもそも歯科では入れ歯の材質に長年用いられており、安全性に関してはすでに長年の実績から立証されています。また金属代は比較的手ごろで、強度は申し分ありません。

いくら高密度セラミックやジルコニアが出たからといって、やはり金属を使わざる得ないケースは度々あります。
そんな中、コバルトクロムを用いたメタルボンド、これから急速に普及するものと思われます。
| seiji0024 | 審美歯科 | 14:46 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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