blog index

林歯科診療所

京都の歯医者林歯科診療所 院長日記
在宅医療で求められる質の高い口腔ケア

京都・下京区・丹波口駅の林歯科診療所では開院以来、訪問診療を行っております。
最近、外来患者数が増加して訪問診療にエネルギーを注ぎにくくなっているのですが、在宅でも極力質の高い医療を提供したいとの変わらぬ思いで、今まで通り外来診療時間を割いてでも訪問診療を継続しております。
訪問診療は元来、身体が不自由で重篤な病気を持っていらっしゃる方が大半です。その方たちの中で、よく食べ物がうまく飲み込めない、顎をうまく動かすことができず”そしゃく”どころか会話もままならない。そんな現場をしょっちゅう目の当たりにします。

こういった状況の中で、真の口腔ケアが在宅医療現場で求められているところですが、大半が放置されており、それによって摂食障害や誤嚥性肺炎などを引き起こしてしまうことも珍しくありません。

そんな中、先日口腔ケアを専門に臨床・研究されている、九州歯科大学の柿木保明先生による摂食機能療法に関する研修に参加してまいりました。

多くの障害を抱えられている高齢者に対する口腔ケアは、なかなか複雑な要素が絡み単純に物事が運びません。
そんな中、柿木先生はありとあらるゆ手段を駆使して日々の臨床に役立てておられます。

今回はそんな一端を紹介していただきました。
こんご超高齢化を迎え、ますます口腔ケアのニーズは高まっていく一方、われわれ歯科業界がそのニーズにお応えできるだけのスキルをみにつけていないさびしい現状があります。

当院ではそういったことに惑わされずに、積極的に口腔ケアのスキルを向上させ、今後も多くのニーズに対応できるようにしていきたいと思います。

| seiji0024 | 訪問診療 | 11:49 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
効率的な院内感染予防や漢方外来の実施

林歯科診療所では開院以来、電解機能水を有効に活用した院内感染予防を進めてきました。

この電解機能水、安全性がありながら強力な殺菌作用があってとても重宝しているのですが、その反面塩素が水道水より多く含まれているため、その刺激性や金属などを腐食させる作用などで少し扱いづらいところもあります。

そんな中、本日のセミナーの前半ではオゾン水について主に福岡県でご開業の廣田健先生に学びました。オゾン水は当院が使っている中性電解水と同じく強い殺菌性を持ちながら、身体に害が少ないのが特徴です。
そのオゾン水ですが、中性電解水と比較して最大のメリットは、何より有害性・刺激性がさらに少ないことではないでしょうか?その反面、欠点としてはくみ置きして30分経つとおおよそただの水になってしまう不安定な性質です。
このように大変不安定なオゾン水ではありますが、有害性・刺激性が少ないことはとても魅力的です。これを機に、現在使っている中性電解水も少し見直すきっかけにしようと思うところです。

後半は口腔領域での漢方薬治療の導入について、大阪歯科大学の王宝禮先生に学びました。王先生はアジスロマイシン(ジスロマック)という抗生物質が歯周病治療にとってとても有効であるといった研究成果を数多く出されましたが、今回は埼玉県でご開業の瀧沢努先生と立ち上げられた、口腔内科学研究会の活動報告も兼ねて、漢方治療の考え方や進め方についてご説明いただきました。

今回は私以外に当院の歯科衛生士 櫻井と佐々木の3名で参加してまいりましたが、いろいろと取り入れるところが多くあって、その後も相談しあっている今日この頃です。

| seiji0024 | 医院管理 | 01:58 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
私が思うスタッフとの付き合い方

林歯科診療所は現在、歯科医師が院長の私1名、歯科衛生士が常勤4名、歯科技工士が常勤1名の構成になっております。

たまたまスタッフが全員、常勤の有資格者になっているのですが、人手不足は解消されておらず、現在も引き続き、常勤・非常勤を問わず歯科衛生士・歯科助手の募集を行っているところです。

ところで先日、私は同じ地域の歯科医師会のメンバーともめ事を起こしました。それは歯科医師会事業において歯科衛生士さんにお手伝いいただく際の、お願いの仕方についてでした。
他の先生方は、あらかじめこちらの都合で予定を決めて、歯科衛生士さんは言われた通りすればいいような方針で進められていたところ、私が大きく意義を申し立てました。

歯科衛生士を含めスタッフは上下関係あるにはありますが、私にとってはそれ以上に大切なパートナーとしての意味合いが強くあります。
そのパートナーに対し、自分の都合や考えだけで命令してしまうやり方は、当院で私がスタッフと接しているやり方と相反し、私はどうしてもそのことが受け入れられず、大人げなく声を荒げてしまいました。

ただ勘違いしていただきたくないのは、大切なパートナーとして個人を尊重することと、甘やかすこととはまったく別物です。

私は決してスタッフを甘やかすようなことは一切しておりません。出来ないものがあれば出来るようになるまで最大限サポートしながらも本人の努力を要求しています。
そうすることでスタッフはスキルアップするだけでなく、強いプロ意識が芽生え、やる気も増してチームや患者さんから熱い感謝の気持ちを持たれるという好循環が生まれるのです。

当院は決して甘い職場ではありません。しかし現在ここにいるスタッフは皆、目を輝かせて仕事をしております。
もしこんな当院のスタッフ募集に興味のある方がいらっしゃったら、是非表面的な診療の流れだけでなく、スタッフの輝きも同時に見学していただけたらと思っております。

| seiji0024 | スタッフ募集 | 06:51 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
休診のお知らせと振替診察について

京都 下京区 丹波口の林歯科診療所はまことに勝手ながら7月9日(月)・10日(火)を研修旅行のため休診いたします。

その代わり、7月12日(木)を通常14時までの診察を19時までさせていただきます。
さらに7月16日(月・祝)は海の日で通常、お休みさせていただくところ17時まで診察させていただきます。

皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

尚、研修旅行についての報告は改めてさせていただく予定です。

| seiji0024 | 診察時間変更 | 15:06 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< July 2012 >>

bolg index このページの先頭へ