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林歯科診療所

京都の歯医者林歯科診療所 院長日記
先人の知恵をうまく応用した矯正治療

京都 下京区 丹波口駅 七条の林歯科診療所では、主に小児や比較的簡単な矯正治療を行っております。
そんな中、受け口になってしまった子供に対しては今までよく、ムーシールドと呼ばれる矯正装置を使って治療を行っております。

このムーシールド、東京都でご開業の柳沢宗光先生が考案され、瞬く間に全国の歯科医院に普及しました。
この装置のアイディアはとてもすばらしいのですが、とても装着感が悪いのと大幅な調整がしづらい欠点がありました。

そんな中、今回岡山県でご開業の大塚淳先生による小児の矯正に関する研修に参加してまいりました。
大塚先生は独自のアイディアで、先人たちが築き上げた数々のエッセンスを見えないところに取り入れてとてもすばらしい矯正装置を開発されていらっしゃいます。

現在、受け口の子供に対しては既に完成された治療法として提供されていますが、出っ歯に対してもかゆいところに手が届く矯正装置を現在開発中で、近日中にデリバリーされるとのことでとても楽しみに待っているところです。

当院でも大塚先生が開発された矯正装置、早速導入しようと思います。

| seiji0024 | 矯正治療 | 08:11 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
愕然とする原発再稼働

京都 下京区 丹波口の林歯科診療所でも節電について真剣に考え、今年は様々な取り組みをしてきたところです。

とりあえず、冷房による使用電力はかなりの割合なので、まずこちらを大幅に削減する取り組みから入りました。

第一に
当院はプライバシーに配慮するため個室にしていますが、それが室内の空気循環を妨げ、冷房効率が非常に悪い状態でした。
その点を大幅に改善するため、今年は室内のいたるところに壁掛けの扇風機を設置し、室内の空気循環を高め、冷房効率を大幅に向上させております。(エアコンの消費電力に比較したら扇風機の消費電力は大したことありません)

第二に
当院の診察室・待合室のサッシ・ガラスはそれぞれ南向き・西向きで強い太陽光を浴びます。またここで使われているサッシは先代の診療所の時から使っている古くて断熱性能の乏しいサッシ・ガラスです。
そのため従来は、夏場になると強い輻射熱の影響で、診察室・待合室がとても暑くなり、それをエアコンのフル稼働で室内温度を維持してきました。
そこで今年、太陽の輻射熱を大部分カットするフィルムを前面に貼る工事を行いました。
その結果、日中の強い日照りでも室内温度の上昇が緩やかになり、エアコンへの負荷が大幅に減少しました。

こんな節電努力をしているのも一重に、原発の再稼働なく節電することで、経済を大混乱させる停電の回避に少しでもお役に立ちたいと思ったからこそでした。

そんな矢先に、政府から大飯原発再稼働正式決定のニュースです。地震が来たら一発で地盤が崩壊する場所に造られた大飯原発。万が一、地震が来て全電源が喪失した際、安全が保障される対策がなされていないままの原発再稼働。

もし福島第一原発規模の放射能漏れが大飯原発で起きれば、関西の水瓶、琵琶湖が放射能汚染されます。それはすなわち関西の大部分が水系で放射能汚染され、二度と住めなくなるかもしれないということです。

政府や関電が発表するように本当にこんな危険な原発に頼らなければ電力が足りなくなるのでしょうか?その前に、国民一人一人が節電に対する強い意識を持って、みんなで力を合わせて節電することが私は先決だと確信しています。

| seiji0024 | ひとりごと | 23:44 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
こどもの矯正でよく悩むケース

京都 下京区 丹波口の林歯科診療所では小児の矯正治療を行っております。
元々当院の矯正治療、一般歯科治療の片手間で行える程度の、5〜7歳程度の初期の矯正治療を行っておりました。
しかし多くの症例を行っていくうちに、9歳前後の小児も紹介をいただいて多く診るようになりました。

ただ9歳という年齢、矯正の早期治療を始めるには完全に手遅れの状態になってしまっている年齢です。
同じ内容の不正な歯並びであっても6歳の子供に治療を進めるとのわけが違います。なかなか思うように進まずあの手この手を打っていかないとはかどらないのです。
当然ステップが複雑になる分、迷うこともたくさん出てくるようになります。

そこで先日、床矯正で全国的に有名な東京都でご開業の鈴木設矢先生による手遅れケースをテーマにした研修会に参加してまいりました。

やはり手遅れケースでは鈴木先生の臨床でも様々な段階を踏んでいかねばならず、早くから始めたケースに対して治療費も治療期間もかかってしまい、鈴木先生は事あるごとにこうなる前に早く始めるように我々歯科医師がきちんと保護者に情報提供すべきだ、と力説されておられました。

というわけで当院では就学前後の子供で歯並びの異常を感じたら、今まで以上に矯正の早期治療をお勧めする姿勢を取っていかねばならないと思っているところです。

| seiji0024 | 矯正治療 | 09:53 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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