京都 下京区 丹波口駅 七条の林歯科診療所ではご来院されたすべての患者様(総入れ歯の方は除きます)に歯周病治療の話をさせていただいております。
その中でおおよそ8割以上の方にはご理解いただいて、主訴の治療後にも歯周病治療をさせていただいております。しかしその一方、残り2割弱の方々は我々の説明では理解を示してくださらず、一方的に治療を中断されたり、ひどいケースでは意図的に無断でキャンセルされる方もいらっしゃいます。
今まで私はこういった方は「変わった人たちだ」と、大変失礼ながら決め付けていました。しかし受け取る側の立場から、過去の誤った先入観を我々の一言で覆ることができないこともあるのでは、と感じました。
そんな中で、十分やっていると信じて現在行っている歯周病の説明が不十分なのでは、と感じております。
続いて保険外治療の説明についてです。この保険外治療、正直申し上げると説明しなくてはならないケースのうち、おそらく5分の1くらいしか実際に説明をできていないのが現状です。
これにはいろいろな要素があります。
まずマンパワーの問題です。歯科の保険外治療、決して安い買い物ではありません。そのため説明にはそれなりに時間を要しますが、当院ではなかなか人員のゆとりがなく、恥ずかしながら十分にできる体制にはなっておりません。
次に、私どもが腰が引けてしまっていることです。保険外の説明をするとそれをお聞きになられた方は我々を胡散臭く思われるのではないか?、といった思いが我々にあり消極的になってしまっているところです。
保険内だけで完璧な歯科医療を受けられると思っている方はほとんどいらっしゃらないこともあって、保険外治療をやる・やらないを別にして、その話を真剣に聞きたいと思われている方はかなり多くいらっしゃるのではないかと思います。
この歯周病と保険外治療の説明をどのようにしていくかについて、今回セミナーで学んで参りました。
このセミナーを通じて学んだことを生かして、少しでも説明を聞いていない、と思われる方を減らす努力を今後も続けていきたいと思っております。