blog index

林歯科診療所

京都の歯医者林歯科診療所 院長日記
オルソモレキュラーメディシン

京都 下京区 丹波口駅の林歯科診療所では、従来型の外科的歯周病治療と新しい概念の内科的歯周病治療を組み合わせ、効率的に歯周病治療を行っております。

その甲斐あって多くの方はその後、良好な経過をたどっているのですが、一部非常に難しい症例の方が歯周病リスクが高く残ってしまうことがあります。

こういった難しいケースの多くがその患者さん本人の免疫力低下が考えられます。
そういった壁にぶち当たってしまっている現状の中、埼玉県でご開業の小峰一雄先生が、生体の免疫力・再生力を増強させることをアンチエイジングの手法を用いて日々の臨床にあたられています。

その臨床を3回に分けて研修会が開かれたのですが、今回最終の研修に行ってまいりました。

今回のメインテーマはオーソモレキュラーメディシン(分子整合栄養医学)についてでした。
血液検査・毛髪検査など種々の検査によって得られた検査値から、さまざまな体内の現象を読み取り、食事や栄養の見直しを主に改善していく手法です。

これを実際に私が日々の臨床に生かすとなると、今まであまり詳しく教わらなかった内科の深いところをもっと勉強しなくてはならないところです。

| seiji0024 | 歯周病 | 08:19 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
長年対処に苦慮している強い噛みしめ

京都 下京 丹波口 七条の林歯科診療所では、歯周病においては従来型の外科的な歯周病治療と最新の内科的歯周病治療を、虫歯においては虫歯リスク検査フッ素キシリトールの効果的応用で、初期段階から定期的に来院されている方に関しては、ほとんど虫歯・歯周病の進行が無くなってきております。

しかしそのような方でも、時折歯や詰め物が割れてしまうトラブルに遭遇します。その理由の圧倒的多数が強い噛みしめによる歯の慢性的外傷です。

この噛みしめについて私は適切なマウスピースを入れたり精神的ストレスを緩和するなどすることによって、治っていくことが多いと教わってきましたし、自分もそれを信じて患者さんにカウンセリングを主に行ってまいりました。

そんな中、この噛みしめの研究で国内の第一人者の昭和大学教授の馬場一美先生による、噛みしめの基礎的な生理学と、実際に臨床でどう対処していくかについての講演を受講してきました。

最もショッキングだったのが、ずっと噛みしめはいつか治るものだと信じていたことが覆され、まず治らないものと考えてトータルの歯科治療を計画していくことの必要性を訴えていらっしゃいました。

今後、この噛みしめに対しては今までより厳しい視線で診断する必要性をまざまざと感じさせられたところです。

| seiji0024 | 顎関節症 | 16:53 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
摂食・嚥下3回目のセミナーを開催いたしました

京都 下京区 丹波口駅の林歯科診療所 院長の私は、歯科医師会の中で多くの役職を掛け持ちしているうち、下京区の歯科医師会で地域連携や公衆衛生活動の責任者を行っております。

その任務の一環として医療・介護従事者向けに摂食嚥下のセミナーを4回企画し、今回がその3回目
でした。
今回は、早くから先進的に摂食嚥下に取り組まれ、全国の医療機関がお手本にしている浜松の聖隷三方原病院の訪問・看護相談室の藤森まり子様に、日々行われている摂食嚥下に対しての取り組みをご紹介いただきました。

この先進的な取り組みをしている聖隷三方原病院にあって、摂食嚥下に取り組んだ当初から積極的に活動されているだけあって、非常に生きた知識として参加された受講者の頭の中に残ったのではないかと思います。
私も早速訪問診療の現場で役立てたいと思います。

元々藤森様がいろんなところでお話されているのを調べて、何の面識も無いのにいきなり電話をしたにも関わらず、快くお引き受けいただきとても感謝しております。

私が歯科医師会で担っている役割、正直かなり負担の多い担当ですが、このように普通に診察室にこもっているだけだと知り合いになれない方と今回のようにご縁ができることで、やりがいを感じているところです。


| seiji0024 | 訪問診療 | 05:43 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
大切なスタッフとお荷物スタッフとの違い

京都 下京区 丹波口駅 七条七本松の林歯科診療所では現在、歯科衛生士や歯科助手などのスタッフを募集しております。

私は以前より、スタッフの育成や管理に力を注いでいるつもりですが、その中でもっともスタッフに対して重要視していることがあります。

それはごく単純なことですが、
「歯科の仕事が好きか?」
「この職場の一員として誇りに思えるか?」

この2点に尽きると思います。

まず歯科の仕事が好きかどうかですが、
好きな人は自分をさらに伸ばそうとして、多少自分の時間を割いてでも勉強します。
しかもその勉強も集中しているので、よく吸収します。
逆に本当は好きじゃないのに無理してやっている人は、強制されない限り自分の時間を使って勉強することはありません。
仮に強制して勉強させたとしても、居眠りや上の空でほとんど吸収せずに終わってしまいます。
そうこうしていると、スタッフ間でのスキルに相当の差が出てしまい、月日が経つごとにその差はさらに広まり、それが存在感や貢献度に直結してしまいます。

次に自分の職場に対して一員であることを誇りに思えるかについてですが、
大前提として私の運営方針や治療内容などに共感する人は、チームを大切にするために自分はどう振舞うべきか、強制しなくとも自ら思いついて行動してくれます。
こういうスタッフは私にとっても患者さんにとっても真のパートナーでとても大切な存在です。
時折、私と意見の相違が生じた場合でも、チームをよくするためにという私と共通の目標があるので、即時に話し合いお互いの意見をすりあわすことができます。
またスタッフ自身が自分にとって大切な方を歯科治療で当院を紹介してくれることも多々あります。
逆に私の運営方針や治療内容などに批判的なスタッフは、チームのことより自分の権利を主張します。
こういう人は内心患者さんに対して「この歯医者のどこがいいの?」と思っており、その心理がそのまま業務にも表れてしまいます。その結果として、患者さんの気持ちを害することをしてしまいます。
無論、自分にとって大切な人を歯科治療で当院に紹介することもありません。

この2点のマインドだけで本人の仕事ぶりは大きく変わります。
チームにとってプラスのマインドをもっている人は、自身のスキルアップも自覚できるためやりがいもさらに増すだけでなく、大きな貢献も残すので給与などの雇用条件もみるみるアップしていきます。
チームにとってマイナスのマインドをもっている人は、毎日同じことの繰り返しのマンネリでかえってチームを害することもあり、たいした貢献もないのでいつまで経っても雇用条件がよくなることはありません。

是非、当院のスタッフを志す方は以上のこと、ご一読ください。

| seiji0024 | スタッフ募集 | 09:20 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
口腔機能水学会に参加しました

京都 下京区 丹波口駅の林歯科診療所は、殺菌力のある電解機能水をフル活用した感染予防を行っています。

この電解機能水のことをずいぶん前から研究している口腔機能水学会の大会に先日出席して参りました。
今回の会場が東京にある日本歯科大学の校舎で、まさしく私が学生時代をすごしたところで、学会気分以上にとても懐かしい思いでいっぱいでした。

今回の口腔機能水学会、特に東京医科歯科大学のグループが近年、熱心に研究を進めているナノバブルオゾン水に関する発表が例年より非常に多く、今まで塩素を電解する方式で発表する内容が多かったものから少しずつ様変わりしていることが感じられました。

当院ではまだナノバブルオゾン水を導入していません。その効能などはおおよそ知ってはいたのですが、ちょっと現段階ではコストがかかりすぎて、日々の臨床に応用するには至らない判断をしました。

今後、さらなる技術革新で低コストでナノバブルオゾン水が提供できるようになれば、臨床応用をしていこうと思います。

| seiji0024 | 感染予防 | 14:58 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
マウスピースによる手軽な矯正治療

京都 下京区 丹波口駅の林歯科診療所では、当初患者さんのニーズの多かった矯正治療を軽くはじめたところ、年々その数が急増しその分、多様なニーズが生じているため片手間で済ましているわけにはいかず、かなりレベルアップを強いられるようになってきました。

以前は本当に片手間に行っていた矯正治療ではありますが、その中で手を付けなかった治療法がマウスピースを使った矯正治療です。
このマウスピースを使った矯正治療、一見特別なテクニックや器材を必要とせず、片手間で矯正を始める歯医者さんにとってはいい方法のように思われますが、私は以下の点から今まで導入を見送っておりました。

1.ワイヤー矯正と比較して、適応範囲が狭い
2.技工代が非常に高く、その分治療費が高額になる
3.マウスピースの装着時に痛みを生じることが多く、装置を使っていただけないことがある

ということから導入を見送ってきました。
そんな中、先日東京でご開業の富岡直哉先生による、自作のマウスピース矯正の研修に参加して参りました。

富岡先生の方法は私が解釈するに上記のマウスピース矯正の欠点のうち、2と3についてはクリアされていました。
1の問題については難しいケースは今までどおりワイヤーを使えば済むことなので、私にとってはあまり大きな問題ではございません。

ここをちょっと動かしたい、といったケースにこのマウスピース矯正はコストもあまりかからずお手軽です。早速当院では導入を始めることにいたしました。
歯並びが気になる方は、お気軽にご相談ください。

| seiji0024 | 矯正治療 | 07:53 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< December 2011 >>

bolg index このページの先頭へ