どの医療機関でも頭を悩ます事項の一つとして医療廃棄物の取り扱いがあげられると思います。
一重に廃棄物と申し上げても我々医療機関から出る廃棄物には産業廃棄物と事業系一般廃棄物との区分以外に感染性・非感染性の区分がそれぞれにあるため、廃棄物の分別や処理についてはかなり複雑になってしまいます。
そんなこともあって、時折スタッフ間で分別ルールの解釈が異なるため、スタッフに対する教育はもちろんですが、廃棄物の分別を随時チェックしなくてはならない手間が生じます。
またこれらの廃棄にかかる費用も馬鹿になりません。
こんな廃棄物一つとってもルールを守りながら、経済性・安全性を保つためには我々がきちんとこれらのことについて知識を持たねばならないところです。
そこで先日、兵庫医科大学の岸本裕充先生による医療廃棄物処理で押さえておかなくてはならないポイントについての講演をスタッフとともに聴いてまいりました。
これで今までスタッフ間であった分別ルールのずれは少し解消されたかと思います。