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林歯科診療所

京都の歯医者林歯科診療所 院長日記
最新の救命救急ガイドライン

京都・下京区・丹波口駅の林歯科診療所では、患者さんの万が一の容体急変の事態に際し、AEDや生体監視モニターなどを設置しております。

しかしこれらは、適切な使用をしないと一分一秒を争う救命救急現場では全く役に立たなくなってしまいます。

当院では不測の事態に対し、兼ねてより一時救急のトレーニングを行ってきたところですが、今回救命救急の国際的ガイドラインが大幅に変更になったことを受けて、みっちりトレーニングを受けて参りました。

研修は私の母校の日本歯科大学の新潟校で行われました。私自身は東京校の出身で新潟校はあまり馴染みが無く、とても新鮮な気持ちで会場に伺いました。
今回の研修はAHA(アメリカ心臓協会)の公式認定を受けた、医療従事者専門の認定救命救急コースで、2010年最新のガイドラインの下、丸1日救命救急の講義と実習漬けでした。

新潟は京都からとても交通の便が悪く、行き帰りの夜行を使ったため0泊3日の強行日程での研修参加だったため、さすがに次の日の診察は疲れてしまいました。

このような救命救急が必要無ければそれに越したことが無いのですが、こればかりは誰も予測できません。こういった不測の事態に備える体制を我々医療機関は、責務として行う義務があるのではないかと思い、当院では体制作りに励んでいます。

| seiji0024 | 医院管理 | 09:21 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
姿勢によってかわる咬み合わせ

京都 下京区 丹波口駅の林歯科診療所では咬み合わせ治療・顎関節症治療を行っています。
特に顎関節症の治療については、数年前と今とで治療内容が自分の中で大きく変化してきました。

かつて私が顎関節症をやり始めた当初、とにかく咬み合わせを高くすることだけを考えたマウスピースの治療一本槍でした。
それから、飲み薬の使い方を覚え組み合わせた臨床を行っていましたが、これだけでは通用しない重度のケースに遭遇するようになり、顎関節注射を覚えました。

病院勤務時代はこんな臨床を行ってきて、短期的にはそれなりに結果を得ることができていたのですが、つらい治療を受けていただいたにも関わらず結局数年後にまた顎関節症を再発してしまうことが多々ありました。

それから私の臨床は試行錯誤を繰り返し、顎関節症の多くが咬み合わせや身体のバランスの不調和、精神的なストレスが原因であることが身に染みてわかってきました。

そんな中、静岡県でご開業の川邉研次先生主催の姿勢咬合セミナーの案内が届き、先日土日の2日間、第1回目のセミナーを受講してまいりました。

歯科医師の間で眉唾物扱いされることの多い川邉先生の臨床ですが、ちょっと姿勢を変えたり割り箸で歯を叩いたりするだけで、私自身が持病で抱えている顎関節症がみるみる改善していくことを肌で体感し、とても驚きました。
今回は3回シリーズの1回目であと2回残っているのがとても楽しみです。


| seiji0024 | 顎関節症 | 17:46 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
なかなか抜けない舌の癖
京都・下京区の林歯科診療所では主に小児の早期治療に対して矯正治療を行っています。
当院は虫歯や歯周病などの一般歯科治療を主体に行っているので、あまり矯正に多くの時間を割けないため、比較的手がかからないケースのみ矯正治療を行っています。

実際に矯正治療をはじめて歯を動かすことは、適切な治療計画によって正しく装置を選択さえすれば難しいことではありません。
しかし何故この子がこんな歯並び・咬み合わせになってしまったかの原因をつきとめ、それを解決することは容易ではありません。
いくら装置で理想的に歯を動かしても、歯並びを悪くする癖が残っていると、またすぐに戻ってしまいます。

そんなわけで悪習癖の除去は矯正治療にとっては最重要課題なのですが、悪習癖のなかでも舌の癖はなかなか強敵で、思うように癖が取れてくれません。

この頑固な舌の癖に関してはありとあらゆるトレーニング法を駆使して、悪戦苦闘しているところです。
| seiji0024 | 小児歯科 | 08:01 | comments(0) | trackbacks(1) | pookmark |
新型の耐性菌感染症について

京都 下京 丹波口 七条の林歯科診療所では、開院以来患者さんやスタッフの健康と安全を守るため、工夫を凝らした感染予防を一貫して行っております。

その一方、新聞・ニュースなどで時折新型の感染症の話題が多く出てくるようになり、医療人としてこういったことは押さえておかねばならなくなってきました。

しかし新型感染症の知識など、学生時代に習った内容では古すぎて現在ではあまり役に立たないのが現状です。

そんな中、先日東邦大学の舘田一博先生による、新型耐性菌の感染症について最新のデータや研究成果をお話いただけました

今まで私も不勉強で、まったく知らなかった分野だったのでかなり新鮮な内容でした。
今後もこういったことにもアンテナを張って行かねばと思っているところです。

| seiji0024 | 感染予防 | 09:43 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
床矯正の続き

京都 下京区 丹波口駅 七条の林歯科診療所では、特に子供を対象に床矯正治療を行っております。

この矯正治療、床矯正のみで終えることができれがご本人の苦痛や経済的負担が少なく、我々も楽ができるのですが、治療開始時期がすでに手遅れであった場合など、この床矯正だけで治療をフィニッシュすることが難しくなる場合があります。

その場合、どうしても大人の矯正で用いるマルチブラケット法と呼ばれる矯正装置を直接歯にくっつけて、多数の歯をワイヤーで動かすことが必要になってくることが多くなります。

そこで当院では数年前より、このマルチブラケット法を実施できるように、着々と準備をしていたのですが、いよいよ稼動させられる状態となりました。

ただ、現在この方法は院内では院長の私一人しか把握しておらず、これでは実際に多くのケースをこなしていくには非常に心もとない状態です。

こんな状況から、マルチブラケット法の作業をスタッフにも分担してもらえるようにするため、先日東京まで、私と当院の歯科衛生士 三浦と床矯正で有名な東京でご開業で床矯正研究会 主幹の鈴木設矢先生の講義・実習を受けてまいりました。

すでにマルチブラケット法による矯正治療は行っているところですが、あまり数をこなせないのでおおっぴらにはしておりません。

今後、自分はもちろんのことスタッフのスキルアップにも尽力して、円滑に行えるようになった時点で改めて皆様にこのマルチブラケット法を紹介させていただこうと思っております。

| seiji0024 | 矯正治療 | 09:06 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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