ちょっと前になりますが、歯科医師会の新年会が京都の超有名老舗旅館 柊屋で行われました。
私も京都に生まれ育ち、父が歯科医師でとても景気がよかった時代だったので、比較的子供のころは恵まれた環境で過ごしましたが、それでもさすがに柊屋に立ち寄る経験はありませんでした。
そんな私に歯科医師会から年末に忘年会の案内状をいただき、そこに柊屋で開催と書いてあったその瞬間、今まで行ったことのない憧れの感情とこの会費はどこから出ているのだろうという、相反する気持ちで板ばさみになりました。
そして実際、新年会の当日になり柊屋に立ち寄ることとなりました。
この写真に出ている部屋は京都に三島由紀夫が滞在したときにいつも使っていたところだそうです。
とても風情のある部屋で、ここで宿泊してのんびり過ごせば、いろいろな発想もさぞや思いつくだろう、と思わせられました。
しかし宴会が行われた部屋はこのような風情のあるところではなく、新しいつくりの大広間であまり柊屋で過ごした気分は味わえませんでした。
この宴会、いったい一人いくらかかっているのか私にはわかりませんが、この歯科医師に厳しいご時勢にあっては、費用をもう少し抑えてその分、本来の事業予算に回したほうが良いのでは?と少し不服な気分で散会となりました。