blog index

林歯科診療所

京都の歯医者林歯科診療所 院長日記
身体中の健康に影響を与える咬み合わせへの対応
京都・下京区の林歯科診療所は予防を柱とした一般歯科治療を主体に行っております。
その中で特に部分入れ歯総入れ歯セラミック治療顎関節症などの治療は特に咬み合わせと大きく関与する領域です。
この私が施した治療によって悪い咬み合わせになってしまうと、全身の健康を損なう可能性もあります。

そんな中、最近特に患者さんの訴えで多くなってきているのが、咬み合わせそのものの不調や、咬み合わせは自覚していないけれどそれが原因で頭痛や肩こりに悩まされているケースです。

こういった症状に対しては歯医者の古い体質である1本の歯しか診ないような、「木を見て森を見ず」の臨床では全くだめです。

そこで近年急速に増加するこういったニーズについて、以前より私は勉強をしてきたのですが、今回咬み合わせ治療にこだわりを持ち続けていらっしゃる滋賀県でご開業の松本秀規先生によるセミナーを受講してまいりました。

今回のセミナーは特に実習が主体で、難しい理論でわかりづらい咬み合わせ研修も今回はとてもわかりやすく理解できました。

もし上記のような件でお悩みの方は、是非歯医者さんに相談されることをお勧めいたします。


| seiji0024 | 歯科全般 | 08:20 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
歯科衛生士が集まらないと嘆いている歯科医院の原因
京都・下京・丹波口・七条の林歯科診療所では現在、現在常勤の歯科衛生士が2名、非常勤の歯科衛生士が1名、常勤の歯科技工士が1名、常勤の歯科助手が1名に院長の私1名の布陣となっております。

この4月から新たに新卒の歯科衛生士が常勤で1名入ってくることが決まり、さらに層の厚い布陣となります。

その一方、多くの歯科医院から歯科衛生士さんを募集しても、全く採用できない、
またせっかく雇い入れられてもすぐに辞められてしまった、などという話をよく聴きます。

またそういった歯科医院からどうして当院には歯科衛生士の応募があり、スタッフに加わった歯科衛生士がその後もずっと当院に定着しているのかをよく質問されます。

そんな時、いつも言っていることが「本当に先生の歯科医院では歯科衛生士さんが必要ですか?」と逆に私が質問しています。

衛生士さんに活躍してもらうということはすなわち、診察台と治療枠を多く衛生士さんの枠として割かなくてはならないことです。現在、削って何ぼ?の出来高払いに経営を依存している歯医者さんでは、この枠を割くことでかえって医院経営を圧迫します。
そうすると今度は、衛生士さんに1回の処置に時間を与えず自転車操業で回させたり、無理に高額な保険外治療を患者さんに勧めるよう強要することになり、結局衛生士さんが遣り甲斐を感じずにすぐに辞めてしまう事態になります。

当院では、衛生士さんにしっかりした内容をしてもらうために、十分な診察台と診療枠を与えています。これをやり始めたときは、内心もっと効率よくできないものかと考えましたが、ここで効率性を求めてしまうと本人の遣り甲斐をそいでしまうことになってしまうため、今ではそういったことは考えないようにしております。
別に特別高い給料を出しているわけでもなく、多くの休みを与えているわけではありません。そういうことだけが目当ての方とはあまり仲間になりたくありませんが・・・。

こんなことを相談を受けた歯科医院とはお話しするのですが、よくわかってくださる方は少なく大抵の方は腑に落ちない様子です。でもこの話が本当に理解できない限り、衛生士さんを雇おうとしても、なかなか集まらないし、雇い入れてもすぐに辞められてしまうでしょう。

現在、当院では治療を差し置いてでも予防に重点を置いていますので歯科衛生士は欠かせない存在です。
みんなありがたい事に遣り甲斐を持って業務に当たってくれているので、さらにスキルアップなどの場を多く持って後押ししていかねば、と日々考えているところです。

| seiji0024 | スタッフ募集 | 08:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
糖尿病が歯周病治療で改善
京都の林歯科診療所では、ある重度の歯周病患者さんを治療してその後、良好な経過をたどったところ、この方より多数の患者さんを紹介していただきました。
そんなことが続いていくと、相当重度の歯周病でお悩みの方が多く来院されるようになりました。

軽い歯周病と違って重度の歯周病治療は非常に困難を極めます。この困難なことの背景には技術的に難しいこともさることながら、全身の基礎疾患をお持ちの方が結構いらっしゃいます。

その中でも特に歯周病と関連深いものが糖尿病です。
糖尿病は多くの合併症を引き起こすとても恐ろしい病気です。
その合併症の内、歯周病も代表的な疾患で、糖尿病患者さんは歯周病がとても悪化しやすい状態になります。
そのため、糖尿病患者さんは糖尿病治療をしっかり受けられることはもちろんのことですが、健常な人以上に歯周病にも気を配る必要があります。

しかし糖尿病と歯周病との関係はこれだけではありません。
せっかく一生懸命、糖尿病治療を行っている方も、歯周病を放置していると糖尿病がよくならないことがわかってきました。
事実、私の医院に来られた糖尿病患者さんに歯周病治療を行っていくと、今まで努力して食事や運動をしてもなかなか改善しなかった糖尿病の検査データが、この歯周病治療によってみるみる改善していく現象を多くの患者さんで体験しました。

このことはまさしく当院が理念に掲げている生涯の健康に直結する話で、こういう症例を経験するごとにご本人といっしょに喜びを感じており、そのことが私の明日への活力ともなっているところです。

是非、糖尿病で苦しんでいらっしゃる方も希望を捨てず、さまざまな視点から立ち向かってください。
| seiji0024 | 歯周病 | 08:14 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
納得できる新たな口腔ケア
林歯科診療所は京都・下京区で開業以来、訪問診療に取り組んでおります。
そんな中、入れ歯の不調や歯痛などには大抵、対応できているのですが、
「うまく口が動かせない」
「一生懸命咬んでいるけど、全く咬めていない」
「飲み込む力が弱って、ものをよく気管に入れて咳き込む」
などといった口腔機能の低下に関しては、介護現場においては非常に深刻な問題でありながら、放置されることが多く、我々もその口腔ケアについて十分に対応できる体制ではないのが偽らざるところです。

そんな現状から、先日私が所属する下京区歯科医師会で、口腔機能に問題が生じた方に対してどのように評価し、実際のリハビリテーションを行っていくのかについて、日本歯科大学教授の菊谷武先生をお招きして、我々歯科医師・歯科衛生士以外に、医療現場の薬剤師・看護師・リハビリ担当者や介護現場のケアマネージャーやヘルパーの方々にも多くご参加いただきました。

従来の口腔ケアはどちらかといえば、その担当者が経験則で対応していたため、大事なポイントを見逃したりケースごとでの評価にバラつきが生じておりました。
その一方、菊谷先生の臨床では最新の知見と検査器具を駆使して、常に安定した評価を得られるよう体系づけられていらっしゃいます。

今回はその菊谷先生の日々の臨床の一部をご紹介いただいて、講演ならびに座談会でも私含めた受講者よりとてもいい反応が得られました。

まだまだ私自身が菊谷先生のような口腔ケアを行っていくためにはもっと勉強しなくてはならないことがたくさんあります。
これから徐々にスキルアップを図ってこの下京でも真の口腔ケアが実践できるようになりたいものです。





| seiji0024 | 訪問診療 | 13:05 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
訪問診療で大活躍の自転車
京都・下京・丹波口・七条七本松・梅小路公園そばの歯科・歯医者 林歯科診療所では開院以来、歯科医院に通院できない身体の不自由な方々に訪問歯科診療訪問口腔ケアを行っております。
かつて歯科の訪問診療では道具を自動車に積み込んで、患者様のおられるところまで自動車で訪問していたのですが、いつしか警察より駐車違反除外認定を受けられなくなってしまいました。
聞く所によると、心無いどこかの歯医者がこの認定を訪問診療であまり使わず、私用で悪用していたのが表沙汰になったからとのうわさを耳にいたします。
本当のことならまことに許せない話で本当に迷惑しています。
現在当院ではこのような事情もあって自転車で往復できるエリアに限定して訪問診療・在宅口腔ケアをお引き受けしております。
この訪問で便利なのが電動アシスト付き自転車です。診療などに使う器械などで荷物がありますが、この電動アシストならほとんどふらつかずに自転車を漕ぐ事ができます。
しょっちゅう昼休みを利用して走っておりますので、通りがかりの際はよろしくお願いいたします。


| seiji0024 | 訪問診療 | 08:01 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728     
<< February 2011 >>

bolg index このページの先頭へ