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林歯科診療所

京都の歯医者林歯科診療所 院長日記
何とかして欲しい政府の公益法人改革
林歯科診療所は開業当初より京都府歯科医師会の会員です。
この歯科医師会、現在京都府の開業歯科医師のほとんどが入会している業界団体ですが、京都府より公益法人として認定されております。

しかし政府が定めた公益法人改革の基準から現在の歯科医師会は当てはまりそうにありません。
特に我々加入者向けに行っている福祉・共済事業がネックになってしまっています。
国の解釈では公益法人として税制上の優遇を受けるからには、社会的に公益性の高い事業以外を行うことを強く規制してしまっています。
そんなわけで歯科医師会はもちろんのこと他の業界団体も現在苦労しているところです。

私は歯科医師会が我々に福祉・共済事業を行うことはなんら悪いことだと思っておりません。
確かに税制面で優遇を受けている団体ではありますが、その分公衆衛生活動や行政への協力などを行っております。

また福祉・共済事業は我々零細の開業医が安心して医業を営めるための保障でもあります。
一般の方が想像されているような高い利回りも歯科医師会の福祉・共済事業にはありません。

ただ、日々自身の診療や歯科医師会の公務で忙しい我々が自身で、こういったものを管理していくのはさらにハードワークになってしまいます。歯科医師会が福祉・共済事業を取りまとめて行ってくれることで、元来の歯科医師会公務に割けるエネルギーも捻出できるのです。

政権も代わった事ですから、現在のあまりに現実離れした公益法人改革制度、是非見直していただきたいものです。
| seiji0024 | ひとりごと | 08:01 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
まだ意識が変わらない歯科業界
林歯科診療所は診療以外に、日々京都府歯科医師会の会員としてもさまざまな活動を行っております。
この歯科医師会の活動については、私の場合は完全にボランティアで行っております。

私が担当している役割が地域保健・公衆衛生部門でして、地域住民の方々へのイベント開催、医師・薬剤師・介護関係者・行政との連携、在宅医療・障害者医療の相談など多岐にわたります。

いろいろな役割分担がある中で、この地域保健・公衆衛生部門はかなり仕事がハードで正直、同じ歯科医師会の会員からは遠目で見られてあまり手伝おうと思う人がいません。

そもそも歯科医師会の存在意義を、何か自分の医院がまずいことになった時のお助け舟としてしか見ていない会員が多く、残念ながらその傾向は新入会員でより顕著に見られます。
最近では入会して会費を払って、自分の医院以外の仕事が回ってくる歯科医師会の入会自体が、バカバカしいと未入会で開業する志の全く無い金の亡者となっている歯科医師も多くなってきました。

このように自分の生活・収入ばかり考え、地域にいかに貢献し人脈を育てていくのかを全く考えない視野の狭い人たちが多数を占めている以上、我々歯科業界が皆様から愛される業界にはなり得ないでしょう。

私は歯科界が少しでも地域の方々から厚い信頼を得られるように、自分自身のため・歯科界のため・そしてなにより地域の方々のために、診療室の外で今後も活発に活動をしていきたいと思っております。
| seiji0024 | ひとりごと | 08:02 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
WEBにかかる費用
京都・下京区・丹波口駅・七条の歯科・歯医者 林歯科診療所はホームページブログ、両方を持っております。
このホームページですが、確かに不特定多数の方々に医院を紹介するにはとても有効なツールですが、製作や管理に通常はとても多くのお金がかかります。
当院はとても多額のコストをホームページ費やすことが出来ないのですが、その分自分の手作りでコストを大幅に圧縮いたしました。
その代わり私の睡眠時間・余暇の時間が相当削られてしまっていますが・・・。

その点ブログは気楽です。基本的には一切費用はかかりません。ただ当院の場合、無料のままだと邪魔なスポンサー広告が入って目障りなので、ほんの少しだけ管理者に支払ってスポンサー広告が入らないようにしています。

当院のスタンスとして、治療の紹介はホームページを、私の考え方や最新情報をお伝えするにはブログ、と使い分けております。

自分で作ったとは言えそれなりに費用のかかったホームページもさることながら、費用はかかっていませんが私の思いが多く詰まったこのブログも是非、皆様にご覧いただければと思います。
| seiji0024 | ひとりごと | 08:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
最新の矯正でも大切な基礎を学んできました
京都・下京区の林歯科診療所では主に床矯正を用いた子供の矯正治療を行っております。
最初は細々と行っていたのですが、多くのご要望を頂いたため現在、かなり多くのケースを行うようになりました。
しかし日々多くの矯正臨床を行っていく中で、どうも一部の症例で現在私が採用している治療法では解決しにくいケースが生じてきました。

そんな中、今回愛知県で矯正歯科専門でご開業の渡邊崇先生による、一般歯科医向けの矯正講習2回シリーズの1回目に2日間、参加してまいりました。

本格的な矯正は卒後、独学で多少勉強はしておりましたが、臨床現場からは相当離れていたため、ずいぶん忘れていたことがたくさんあったのみならず、矯正の世界もかつての状況とはずいぶん変化して、他の分野同様、治療技術や材料の日進月歩に驚かされました。

かつて矯正というと長年の熟練とカンが求められる職人的要素の強い分野でしたが、最新の矯正治療では知識さえ持っておけば熟練した技術が無くとも、いい結果が得られる治療法になっていて、非常に手ごたえを得てまいりました。

来月にもう半分のカリキュラムがあるので、今からとても楽しみにしております。


| seiji0024 | 小児歯科 | 08:07 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
下京・みなみ健康まつりにご来場いただき、有難うございました
10月23日(土)、龍谷大学大宮キャンパスにて下京区・南区の医療団体・介護団体・京都市とともに龍谷大学の全面協力の下、”下京・みなみ 健康まつり”を開催いたしました。

今回ははじめて龍谷大学で行ったので、このイベントがあまり地域の皆様に認知されず、もしかするととても少ない来場者になってしまうのでは?、との危惧を持ちながら準備を進めておりました。

しかし実際、イベントを開始すると非常に多くの方々にご来場いただいた結果、あふれかえるほどの場内になってしまい、一部の方々にはご迷惑をおかけすることになってしまいましたが、予想を上回る盛況ぶりに準備を長い期間かけて取り組んできた我々メンバーは全員、感無量でした。

基調講演の龍谷大学OBで全盲の弁護士、竹下義樹先生による迫力ある講演に圧倒されました。全盲というとても大きなハンディキャップを抱えながら、負けず嫌いで元気の塊の竹下先生のお話を、来場された皆様は食い入るようにお聴きになっておられました。

その他の企画も全て盛況で、細かなところで多くの反省点があったものの、全体としては皆様のおかげで大成功となりました。

次年度、どのような形式でこのイベントを行うかはこれから協議してまいるところですが、今後も是非温かく見守っていただき多くの方にご来場いただきたく思います。


| seiji0024 | 耳寄り情報 | 15:16 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
当院の進化 平成20年
林歯科診療所は平成22年2月に、この京都市・下京区・丹波口駅・七条七本松の地で開業いたしました。

元々先代の跡地を引き継いでいるのですが、開業時には設備の老朽化などで全面改装いたしました。
その後、主に歯科衛生士が使用する診察台を1台増設する設備投資を行いました。
そのおかげで予防処置がゆとりをもってできるようになりました。

さらに数少ない先代からの引継ぎ設備だったレントゲンが故障続きだったため、入れ替えました。

万が一の、治療中における患者さんの容態急変に備えてAED・自動血圧計・パルスオキシメーター・酸素ボンベ・その他救急薬剤を常備し、救急対応を大幅にレベルアップいたしました。

このように開業直後から当院はさまざまな改良に取り組んでおり、今後のその取り組みは続いていきますのでまた追って紹介させていただきます。
| seiji0024 | 医院管理 | 07:55 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
乱れる子供の食習慣
京都・下京区の林歯科診療所では細々と子供に限定して矯正治療を行っておりますが、最近の子供の歯並びの悪さには目に余るものがあるので、私の率直な感想を述べようと思います。
現在、学校検診等で子供の歯並びについては、6割が正常で4割も異常であるとの報告があります。
確かに顎の骨格と比較して歯のサイズが合わなければ歯並びは悪くなります。
しかし生まれつき顎の骨格の成長が異常な子供が4割もいるとは考えられません。せいぜい5%以下ではないでしょうか?

しかしその後、何らかの原因で歯並びが悪くなってしまうと、その悪い咬み合わせなどによって顎の成長が妨げられ、場合によってはひどい顎の変型も引き起こします。

ではこの何らかの原因の内、多く見られる問題とは何でしょう?
一番に挙げられることが食生活の乱れです。私が幼稚園・小学生のころはまだファーストフードは贅沢な食べ物で、たまにしか食べませんでした。
その代わり家に帰ってお腹が減ると、台所においてあるリンゴなどを、包丁も上手に使えないのでそのまま丸かじりしたことを覚えています。

しかし最近の子供の食生活は違います。ファーストフードやコンビニでほとんど咬まなくてもいいものを手軽に買って食べます。またその食べるタイミングも、子供の生活リズムが塾通いなどでどんどん夜型になっていることもあって、非常に不規則な状態です。

こういったことは我々歯科医師だけでなく、教育現場やマスコミでもっと伝えていかないと、この先どんどん日本人の不正咬合が増えるのではないでしょうか?
| seiji0024 | 小児歯科 | 07:41 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ネット上での誹謗中傷コメントについて
 京都・下京・丹波口の林歯科診療所のHPはおかげさまでたいへん多くの方々に閲覧していただいております。そして、多くの方々が患者様として来院していただいております。
しかしその一方、来院された患者様のうちごく一部の方が、勝手にご自身の誇大妄想で当院を捉えられている結果、私どもとも意見が合わずご不満に思われる方がいらっしゃいます。
それならまだしも、ごく一部に当院の言われなき誹謗中傷をネット上で匿名で書き込む方がいらっしゃいます。
今後このような事態が起こりえないように、林歯科診療所では医院やスタッフ・他の患者さんなどの名誉を傷つけるネット上での書き込みを行った者には厳正に対処し、関連法案に基づいて刑事告訴・民事賠償請求を行います。
このような事態にならないよう、患者様との行き違いを解消する努力をするため、採算度返しでたっぷり時間をかけたカウンセリングを行っております。
しかしいくらこのような努力を我々が行っても、いつ何時常軌を逸した人が来るかわかりませんし、こういったモンスター患者にいくらカウンセリングなどの努力をしても無駄なことも経験しました。
インターネット社会はとても手軽に情報が入手でき便利になった反面、悪質なモンスター患者も生み出すことなり、本当に恐ろしい時代になってしまいました。
| seiji0024 | ひとりごと | 08:08 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
歯肉漂白(ガムブリーチ)をはじめました
京都・下京区・丹波口駅・七条・梅小路公園近くの林歯科診療所では、2種類のホワイトニングを行っており、かつて私が行っていたシステムと比較して非常に良好な成績が得られています。
その一方、歯ぐきの黒ずみについては対応していませんでした。
そこで、今回歯肉漂白(ガムブリーチ)のシステム一式を導入し、始めることとなりました。
現在行っている方法は、薬剤を使う方式でレーザーを使用するものと比較して痛みがほとんど無い反面、ごく一部金属イオンによる着色には対応できませんが、多くの場合、メラニン色素の沈着ですので、この薬剤方式で十分な効果が得られます

歯肉のメラニン色素沈着はタバコが原因となることが多いですが、自分が吸っていなくても受動喫煙でも比較的起こりやすい現象です。

このようにメラニン色素沈着は簡単に取れますので、是非お気軽にご相談ください。

  
| seiji0024 | 審美歯科 | 07:29 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
私が患者なら絶対に選ばない治療
林歯科診療所はこの京都でリニューアル開業してから2年半が経過しました。
その中で、患者さんへの治療計画の説明を開業以来一貫して行ってきたところですが、なかなか治療のメリット・デメリットをお伝えするのが難しく、日々悩ましく思っているところです。

そんな中、最も私の意見と患者さんとの意見が食い違う項目として失った歯を補う治療が挙げられます。
仮に抜けてしまった歯の近隣の歯がきれいなご自分の歯であっても、何も説明せずに患者さんに選んでいただくとほぼ100%の方が両隣の歯を大量に削ってかぶせる保険のブリッジを選択されます。また、ブリッジのメリット・デメリットをきちんと説明してもおおよそ50%の方が保険のブリッジを選択されます。

これが仮に歯科医師が患者なら100%保険のブリッジを選択する人はいないと思います。
何故なら、前述のごとくブリッジは健康な歯であっても、かぶせて維持させるために大量の歯を削ります。ゆえに取り外しする必要もなく、優れた咬み心地が得られ、違和感もないのです。しかしその反面、一度削った歯は非常にむし歯になりやすいのです。そしてブリッジを行うために大量に削った歯がむし歯になってしまうと、その後は悲惨な結果が待っています。
そのことを歯科医師はみんな知っているから、自分の歯が悪くなった時にこの治療法を選択する者がほとんどいません。

削った歯が虫歯にならないようにかぶせるためには、歯と近似した性質の材質高度な接着技術の導入など多くの手間とコストがかかり、残念ながら保険治療では不十分です。

よって我々は患者さんに、保険治療なら取り外し式の部分入れ歯、保険外治療ならインプラントや高度な技術を導入したブリッジ部分入れ歯を提案させていただいています。
ただそれでも患者さんよりどうしても保険でブリッジをして欲しいとの要望で、一応保険診療的に適応症に入るのであればお断りするわけにもいかないので、歯に対して「ゴメンナサイ」と念じながら気持ちを割り切って多くの歯を削ってブリッジの治療を行います。

このように保険のブリッジの頻度は、患者さんへのカウンセリングが好走しているかいなかの大きなバロメーターとなっています。
今後、当院ではカウンセリングを導入するうえで、少しでも健康な歯をバリバリ削るブリッジの頻度を減らしていかねば、と感じているところです。


| seiji0024 | 入れ歯 | 09:12 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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