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林歯科診療所

京都の歯医者林歯科診療所 院長日記
カウンセリングをスタート致しました
林歯科診療所ではこの京都の地で開業以来、いかに患者さんと同じ思いを共有し、いかに説明したことを理解してくださるか、こういったことに対してずっと葛藤しながら日々の診察を行っておりました。

時に私は長い時間をかけて説明したにも関わらず、「そんなこと聞いていない、話が違う。」などクレームが生じることもあり、私の頭を悩まし続けておりました。

そのような問題を根本から解決するために、この半年間カウンセリングの導入をしていくためにコツコツと準備を進めてまいりました。
そして先日、ようやくカウンセリングを実施するに至りました。

その結果、当院の方針や治療の流れは私以外のスタッフが行い、私は現在の病状や今後の展望についてのみ話す分業ができたおかげで、患者さんにメリハリある説明が出来るようになりました。

また保険外治療の説明も治療の合間に私が行っていたので、どうしても雑な説明になることもございました。
しかし現在では保険外治療の説明を私がすることはほとんどありません。他のスタッフにしてもらっていますので、以前私が行っていた時より患者さんにとっても率直なご質問もぶつけやすくしております。

というわけで林歯科診療所の治療の流れがカウンセリングの導入によって若干変わりますが、皆様に納得の説明を提供できる医療の構築のためですので、ご理解ください。
詳しくは当院の診療システムをご覧頂きたく存じます。


| seiji0024 | 医院管理 | 08:09 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ヨーグルトで虫歯・歯周病予防
下京区・丹波口駅の林歯科診療所では、新しい技術を導入した歯周病予防・虫歯予防にかねてより力を注いでおります。
そんな中、先日ヨーグルトが虫歯・歯周病予防があるとの記事を見かけました。

広島大学の二川浩樹教授四国乳業がこの度、虫歯・歯周病予防効果のあるヨーグルトを発表しました。
何でも二川浩樹教授のグループが虫歯菌や歯周病菌を減らす効果のある乳酸菌3種を特定し、そのうちの1種がヨーグルト作りに適していたために商品化になったとのことです。

以前より予防歯科の世界ではこのヨーグルトのように、善玉菌を入れるプロバイオティクスの概念で種々の試みがなされてきましたが、今ひとつ効果が出なかったのが正直なところです。

それは歯垢(プラーク)の中には何百種類という細菌が生息し、それぞれが互いに協調するクロラムセンシングという機構に、プロバイオティクスが関与しきれないのが大きな原因だと思います。(すみません、研究用語で訳がわからないと思いますが・・・)

このヨーグルト、西日本を中心に10月1日より店頭に並ぶとのことなので、しばらく動向を見守って行きたいと思います。

| seiji0024 | 予防歯科 | 09:12 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
10月の土曜日診療予定
林歯科診療所、10月の土曜日診療予定をお知らせいたします。

10月2日  8時30分〜13時
10月9日  8時30分〜12時・13時30分〜17時
10月16日 8時30分〜14時
10月23日 休診(24日・日曜日に振り替えます)
10月24日 8時30分〜14時
10月30日 8時30分〜12時・13時30分〜17時
最終受付時間は、各診療時間の30分前までとなっておりますのでご了承ください。

10月2日(土)は研修のため1時間早く診察を終了させていただきます。
10月23日(土)は同日、龍谷大学大宮キャンパスで開催される健康イベント”下京・みなみ健康まつり”主催の公務のため休診させていただきます。
10月24日(日)を23日(土)を休診した分、振り替えて診察いたします。

過去に土曜日に予約マナーの悪い方が多く来院され、土曜日の診療が一時崩壊してしまった過去があるため、特にこの土曜日の予約管理につきましては厳正に対処させていただいておりますので、皆様のご了解をお願いいたします。

また土曜日は大変混み合いますので、事前にお電話にてご予約いただきますようお願いいたします。
| seiji0024 | 土曜日診療 | 07:51 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
皆様に役立つホームページ作り
林歯科診療所は京都・下京区のはずれに位置し、一般的に最悪と呼ばれる立地で開業しています。
そもそもこの立地条件を少しでも補うためにホームページ作りを始めたのですが、作り始めるうちに自分には多くの歯科医院が取り組んでいない独自の治療や院内のシステムがあることが改めてわかり、そういったことをWEB上でアピールしようとホームページを充実させていくうちに、かなり巨大なサイトになってしまいました。

そんな中、先日早くからインターネットをフルに活用した情報発信に取り組まれ、現在では日本歯科医師会でも活躍されている、新潟県でご開業の鷲沢直也先生によるホームページ作りについての講演を受講してまいりました。

現在私のサイトは結果的にすごくボリュームのあるものになったのですが、今回の講演を聴いているとどうも歯科医院の情報を探されている方にとっては必要としている情報にたどり着きにくく、もう少しユーザーサイドの視点にたった作りが必要だと感じさせられました。
その他にもいろいろと私のHP作りには反省点があり、今まで気づかなかった課題が浮かび上がりました。

今回の研修で得た情報を今後のHP作りにフィードバックしていかねばと、感じているところです。


| seiji0024 | 医院管理 | 08:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
大変お得な健康イベント
今年は例年行ってきた”みなみ健康まつり”と”下京健康キャラバン”を統合して、10月23日、七条大宮の龍谷大学大宮キャンパスにて”下京・みなみ健康まつり”を開催いたします。

例年通り、地域の医療・介護現場の第一線を担っている医師会・歯科医師会・薬剤師会・歯科衛生士会・栄養士会・看護協会・保健センター・地域包括支援センターなどが一堂に会して健康イベントを行いますが、今年はさらに開催地の龍谷大学の全面サポートを受け、龍谷大学保健管理センター・臨床心理相談室・マンドリンサークル・合唱部の方々にも参加していただきます。

さらに龍谷大学出身で全盲の弁護士、竹下義樹先生による迫力ある講演もありとても内容が盛りだくさんです。

例年こういったイベントを行っておりますが、このように医師・歯科医師・薬剤師などが一箇所に集まってしかも無料で相談を承る企画は他には滅多にありません。

しかも参加された方にはちょっとした景品も用意しております。
全て無料で行っておりますし、民間業者が行うイベントと違って何かの勧誘があるわけでもございませんので、是非皆様、奮ってご参加ください。

下京・みなみ健康まつり
10月23日(土) 龍谷大学大宮学舎
13時〜16時30分
入場無料 粗品進呈 予約不要

尚、会場に駐車場はございませんのでご来場の際は、公共の交通機関をご利用ください。


| seiji0024 | 耳寄り情報 | 07:58 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ホームページの全面リニューアル
京都 丹波口の林歯科診療所のホームページがやっと全面リニューアルになりました。
今回のリニューアルは準備期間に約1年を要した力作です。

床矯正ダイレクトボンドガムブリーチ歯周病1dayトリートメントなど新たなコンテンツが多数登場いたします。
しかしそれだけでなく、以前の反省点も踏まえ、わかりやすいタイトルで皆様のお知りになりたい情報が引き出しやすいように工夫いたしました。
また表記について誤解を招いていたところに関しても、全て修正いたしました。

今まで以上に皆様のお役に立てるものと思っております

本当にこのサイトは誰の手も借りず、管理者の方が全て手作りで行っているのですごく作るのが大変なのです。
今の心境は何よりこの膨大な作業をお付き合いしてくださった管理者の方に改めて厚く御礼申し上げます。

このホームページとともに林歯科診療所は今後も進化し続けます。
| seiji0024 | 医院管理 | 07:52 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
インプラントは最先端医療ではありません
京都の林歯科診療所では、近年当たり前になったインプラント治療も行っております。
このインプラント治療、最近の歯科医院では診療体系の中心にしている歯科医院が急速に増えてきた印象を持ちます。

こうなってしまった理由についてはまた別のところで解説しようと思いますが、当院では特に医院経営の中軸に据えているわけではございませんので、サラッと説明はいたしますが無理にこのインプラントをお勧めすることはしておりません。

一般の方々からはこのインプラント治療、時代の最先端をいく治療だと思い込んでいる方が大多数だと思います。現に、我々歯科医師や歯科衛生士の多くもインプラントを最先端医療だと信じきっている人が多くいます。

しかし実際はまったく異なります。現在使われている骨と緊密に結合するオステオインテグレーションインプラントが登場したのは既に30年以上前のことです。
では同時期に登場した他の歯科治療技術としては、現在の根管治療の基礎が確立された時期です。

皆様がごく一般的に受けられている根管治療と同じ歴史があるのです。
それにも関わらず何故、インプラントが最先端医療と思われがちかと申しますと、この30年以上の歴史の中、日本だけ世界から取り残された15年があったからに他なりません。

世界の潮流が現在のオステオインテグレーションインプラントに向かっている中、日本国内では大御所と呼ばれている歯医者さんが他のシステムが優れているといって国内に広めてしまったからです。
この失われた15年で日本のインプラント治療は大きく出遅れるだけでなく、信頼も失ってしまいました。
この空白の15年を作り出した大御所が現在でも、インプラントのエキスパートだと自称して大きな顔をしてインプラント治療をしていることはとても皮肉です。

だから実質、日本ではインプラント治療はせいぜい15年くらいの歴史しか実質はありません。
よってインプラント治療は最先端の治療ではないのです。
しかし逆の見方をすれば、世界的には非常に実績十分のオーソドックスな治療法だとも言えます。

インプラント治療に関してはこのような視点で説明をお聴きになると、また違った視点で捉えることが出来るのではないでしょうか?
| seiji0024 | インプラント | 07:43 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
衛生士がコーディネーターの研修に行きました
京都の林歯科診療所では現在、患者さんとの行き違いを防ぎ、より納得していただける医療を提供するためにカウンセリングを導入すべく、準備を進めているところです。
そんな中、先日当院では歯科衛生士の横山寛子(現在行方不明?)、歯科衛生士の三浦明寿香につづく3人目として歯科衛生士の櫻井麻実が2日間、みっちりとコーディネーターの研修に行ってまいりました。

こういった診療体系の根幹に関わる新しい取り組みを行う際、私が最も気をつけなくてはならないことが、やったりやらなかったりしてしまうことです。こうなってしまったら、間違いなく医院のシステムとして定着することは出来ません。

ですからこのような取り組みは、徐々に実施していくのではなく「用意ドン」で一気に行える体制を整えていかねばなりません。
そんなわけで、着々とスタッフがコーディネーターの研修に参加するとともに、必要な設備・資料などを取り揃えているところです。

しかしここで何より必要になるのがマンパワーです。以前よりスタッフの補充を行ってまいりましたがカウンセリングを行うとなるとさらに多くのマンパワーが必要になります。
そこで当院では引き続き、歯科衛生士の募集ならびに歯科助手の募集を行っておりますので、奮って見学・ご応募いただくことをお待ちしております。


| seiji0024 | スタッフ | 07:21 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
どうにかして欲しい矯正治療
林歯科診療所には京都市内に留まらず遠くから、顎関節症の治療で来院される方が多くいらっしゃいます。

この顎関節症患者の内、かなりの割合で矯正治療の経験がある方になっています。
そしてその咬み合わせを診て見ると、上下の前歯が空いてしまってほとんど咬み合わない状態です。
特に問題の無い咬み合わせで矯正治療を受ける必要の無い方は、ご自分の前歯の咬み合わせをご覧になれば判りますが、大抵下の前歯の先を少し上の前歯が覆い隠し、横に歯をずらすと前歯同士が擦れ合うはずです。

このように横に歯をずらす時に前歯が擦れ合うことによって、咬み合わせが誘導されるのが正常な咬み合わせです。
この現象があるから、咬み合せの筋肉が適度に連動する反射が効果的に働き、奥歯への負担を軽減し、顎関節を適切なポジションに保つことができるのです。

しかし矯正治療を行った咬み合わせで、この状態でフィニッシュできているケースをほとんど見ることがありません。
だから矯正治療後の顎関節のトラブルが後を絶ちませんし、ひどい顎関節症で苦しんでいる方が多くなっています。

100万円ほどする高額な治療費のかかる矯正治療であるにも関わらず、こんな重篤な後遺症と言うべき顎関節症を引き起こしてしまう現在の矯正治療はそのうち、多くの方から信頼を失うことになると考えます。

私には一般歯科治療だけでとても矯正治療に自分のエネルギーを注ぐわけには参りません。
もう少し、全ての矯正専門医や歯学部の矯正講座の方々は、このおかしな現在の矯正臨床を少しでも早く改善するためにもっと学問を進化させ、研鑽を積んでいただきたいと思います。

| seiji0024 | ひとりごと | 08:09 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
すべき規制強化をしてこなかった文部科学省
この数年で、どこに行っても歯科医院だらけでコンビニより多いと揶揄されるようになってきました。(需給バランスからするとコンビニより多くて当たり前なので、この表現は適切さを欠きますが・・・)

しかし実際、歯科医院が多すぎることは間違いないことです。そのため過剰なサービス合戦・節度を欠いた広告などが横行するようになり、健全な歯科医療からかけ離れる傾向になってきました。
しきりに政治家や経済学者から医療や介護はこれからの成長分野なので、もっと規制緩和をしてだれでも参入しやすいようにすることによって日本の経済を押し上げましょう、などと聞かれますが全く現場の状況を知らずにこのようないい加減なことを軽々しくしゃべるのは止めていただきたいです。

そもそも小泉内閣の方針で社会保障予算を大幅に削ったため、日本の医療・介護現場は本当に疲弊してしまいました。また行き過ぎた規制改革で民間資本をどんどん参入させた介護に至っては、コムスンのような問題のある業者も生んでしまいました。こんな状況なので医療・介護の分野から”打ち出の小槌”のように雇用が大量に創出される状況ではありません。

そんな中、文部科学省は以前、歯学部の新規設置をどんどん推し進めてきました。その結果、全国いたるところに歯科医院があふれ、少ない患者の争奪戦の結果、十分な症例を積むことなく開業にふみきるケースが最近、後を断たず明らかな臨床レベルの低下を招いています。

こんな歴史があるにも関わらず文部科学省は現在、続々と薬学部の設置認可を行っております。
今後、一時的に医療・介護分野は成長するかもしれませんが、日本全体の人口減少の中、この調子だと歯科医師同様に薬剤師の乱立・過剰による弊害が出るのも時間の問題ではないでしょうか?こんなことから私は医療・介護に関わる分野に関しては、ある程度高い水準を保った規制は絶対に必要だと思います。

文部科学省含め政府にはもう少し次の世代のことも考えた対応を取っていただきたいものです。
| seiji0024 | ひとりごと | 08:11 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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