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林歯科診療所

京都の歯医者林歯科診療所 院長日記
8月の土曜日診療予定
京都の林歯科診療所の8月 土曜日診療の予定をお知らせいたします。

8月7日  8時30分〜14時(最終受付は13時30分まで)
8月14日 8時30分〜14時(最終受付は13時30分まで)
8月21日 8時30分〜14時(最終受付は13時30分まで)
8月28日 8時30分〜14時(最終受付は13時30分まで)
8月31日 8時30分〜14時(最終受付は13時30分まで)

8月は土曜の午後診を行いませんのでご了承ください。

特に土曜日の早い時間帯は混み合いますので、受診ご希望の方はあらかじめ早めに予約されるようお願いいたします。
また、混み合う土曜日の早い時間帯で最近、無断・直前キャンセルされる方がいらっしゃいますが、他の患者様へ多大にご迷惑をおかけすることとなりますので、くれぐれもマナーを守っていただくようお願いいたします。
| seiji0024 | 土曜日診療 | 15:24 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
歯医者の診断の重みについて
京都の林歯科診療所では、基本を大切にした従来型の歯周病治療にあわせて、治療を効率化させるために薬をつかった歯周内科や咬み合せの治療を行っており、通い続けていただいた方々に対しては良好な成果を得ております。
しかし最初のとっかかりの部分で、私が重度の歯周病と診断し、検査データを客観的に提示しながら説明しているにも関わらず、私の診断を信じない方が最近、とても増えてきております。
例えば内科のお医者さんに診てもらって、血圧を測定して高い傾向が見られると、血圧を下げる治療が行われますが、その時に痛くないからといって内科のお医者さんの診断を無視する方はほとんどおられないと思います。

こういったことを体験していると、本当に我々歯科医師の社会的信用が地に落ちてしまったと思います。
特に歯周病は抜歯寸前になるまで痛みの出てこない病気です。そのため「痛い、痛くない」を治療の是非の基準にしてしまうと、完全に手遅れになってしまいます。
ですから我々は客観的に評価できる検査をしっかり行い、その検査結果を隅々まで読み取り診断し、治療計画を立てた上で、丁寧に患者様に説明を行わなければなりません。
しかしこれだけしっかり行っても我々がハナから信用されないようではどうしようもありません。

もちろん当院では患者様の緊急事態に対しては出来うる限り対応いたしますが、それだけを行っても患者様の健康を維持することが出来ないことは明らかです。きちんとした治療を進めていく上では患者様のご理解と治療計画の実行がなにより必要ですが、それは患者様との信頼関係があって初めて成り立つものです。

当院ではこのようにきちんとデータを揃えて説明し、ご質問については真摯にお答え致しますので宜しくお願いいたします。

| seiji0024 | 歯周病 | 09:06 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
目立たない立地についての反省
京都・下京区の林歯科診療所はとても目立たない立地にあって、特に車やバイクの方はほとんど発見不可能な状態です。
しかしおかげさまで多くの患者様にご来院いただき、無理なく運営が出来ている状態です。

話はかわりまして先日、歯科医師会の公務で近隣の小学校で行われる特定健診に行ってまいりました。
そこで地域住民の方々に健診を行った際、多くの方が歯周病を放置されており、早くに歯科治療をお勧めしたところ、たまたま私の医院で治療を希望されながら場所がわからず治療を受けられていない方に出会いました。

今まで私は本当に当院を必要としてくださる方だったら多少わかりにくくでも、何とかご自分でたどり着いていただけるだろう、と安易に考えておりました。
しかし、先日たまたま健診現場で地域住民の方から言われたことはショックで、場所がわかりにくくても良い、というのはあくまで私の都合であって、地域住民の皆様の立場に立つと決してほめられたことではないことを思い知らされました。

しかし現在の私には診療所を移転できるだけの資本もありませんので、何とか現状の器で皆様がもう少し見つけやすく出来るように、思案していかねばなりません。


| seiji0024 | 医院管理 | 08:25 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
歯科医療のパラダイムシフト
私院長の林は現在の林歯科診療所を開院するずっと前より、とても意識してきた診療スタイルがあります。
それは歯を削ってたくさんかぶせる治療に全体の経営を依存させない体質にしていこうと考えております。
かつて京都市内の病院に勤務していた時代も、私が入ったことで歯科全体の売り上げから、削ってかぶせる治療の占める割合が半分になりました。
そこは私以外にも歯科医師がいたので、実際私だけだと半分以下になっておりました。
こういった私の大改革に内部からは大きな反発がありましたが、結果売り上げがかえって大幅に増えたことによって誰にも文句を言わせず、改革を突き進んだ経緯があります。

何故、こういったスタイルに自分を持っていこうとしたかについては2つの大きな理由があります。
1つ目は、
何より患者様の人生を長い目で見た場合、必要以上に削ってかぶせることがかえって患者様の歯を壊してしまうことに繋がるからです。
信頼できる調査結果からもかぶせ物は平均すると10年ももっておりません。このかぶせ物がダメになった後の歯の予後は極めて不良です。
ですからかぶせ物は行うにしても、極力先延ばししたほうが結果的に歯を守ることに繋がります。

2つ目は、
現在の健康保険制度がいずれ大きな分岐点に差し掛かると予想されるからです。
未だに多くの歯科医院の経営の根幹を成している治療が、歯を削ってかぶせる治療です。しかしこの分野の治療は今後、診療報酬を大幅に削られるか保険そのものから消されるかも知れません。
その時代が来たときにでも、安定した経営で地域の患者様にご迷惑がかからない強い体質が必要になります。
診療スタイルは診療報酬が変えられたからといって、急にいい状態で変えられるはずもありません。こういう時代が来るときのため、今から準備しておいたほうがいいのではと思います。
| seiji0024 | 歯科全般 | 08:05 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
たくさん研修に行ったら歯科医師会で認定してもらえました
京都・下京区の林歯科診療所、院長の私は年間の休日のうち約半分を研修や歯科医師会・同窓会の公務に当てております。

そんな生活を送っておりますので、受講した研修内容は頭に入っているのですが、全部でどのくらい研修を受けたのかは訳がわからなくなっております。

そんな中、先日日本歯科医師会より学術研修認定証というものが送られてきました。
日本歯科医師会では、認定した研修を単位化して各会員毎に集計しております。
そこで所定の単位を取得した者に対して
「学術研修修了証」と「学術研修認定証」の2つを発行しております。
「学術研修修了証」は年間トータルで所定の単位以上の研修を受けた者に対して発行されます。
私が頂いた「学術研修認定証」は学術研修修了証対象者のうち、さらに所定の研修を受けた者に対して発行されます。

私が行った研修の半数近くは歯科医師会認定以外の研修ですから実際は、もっとたくさん研修を受けたことになります。
こういったものを頂くと、ついついよく行ったものだな、との思いに駆られます。


| seiji0024 | 医院管理 | 07:47 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
祇園祭
昨日、娘に夜店で何か買ってきて欲しいとせがまれ、帰宅後祇園祭に行って参りました。
私が到着したのはもう午後9時を回っておりましたが、昨日は宵山、それも連日雨続きの昨日の好天だったので、すごい人だかりでした。
すると歯科医師会下京支部で日ごろお世話になっている、冨井先生の診療所で祇園祭に際してのイベントをされており、たまたま前を通りがかった私はビールをご馳走になってしまいました。
おかげでほろ酔い気分で心地よく帰宅することが出来ましたが、祇園祭を通じて日ごろお世話になっている患者様や地域住民の方々に、このようなイベントで還元されているところを拝見して、感心してしまいました。

ただ年々、夜中になっても小さなお子様が残っているのを見かけるようになりました。
私が子供のころは鉾町の保存会でお手伝いしている子供以外、夜中まで出歩いていることはなかったと思います。
いくらお祭ごとだといっても夜中の11時を超えても小さな子供を連れ回すのは異常だと思います。
また、人で大渋滞を起こしているところにわざわざ、どうして小さなお子様を引っ張っていくのでしょうか。かつての明石の花火大会で多くの人だかりの中、小さなお子様が多く圧死してしまったことを忘れてしまっているのでしょうか。
何か最近の親のモラルが完全に欠如してしまっている一端を見たような気がし、お祭で楽しい気分にならなくてはいけないのに複雑な心境でした。


船鉾保存会の子供たちがちまきを売っているところです。
とてもかわいらしかったので思わずシャッターを切ってしまいました。
ちなみに私は人ごみが苦手なので、毎年船鉾〜蟷螂山付近をうろちょろしています。
| seiji0024 | ひとりごと | 07:21 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
オゾン・インプラント・漢方の使いこなし
京都・下京区の林歯科診療所では開院以来、自分で多く調べた結果良いと思う治療法や設備は積極的に導入するようにしております。
その経緯から、電解機能水・インプラント・漢方などを導入しておりますが、これらを上手に完璧に使いこなしているかと言われると、まだまだ不十分なところが多くございます。

そんな中、オゾン・インプラント・漢方などを歯周内科とともにとても上手に使いこなされている、東京都でご開業の岡部俊一先生のこれらに関するセミナーを先日受講してまいりました。

まず当院の感染予防対策のあらゆる場面で大活躍している電解機能水のかわりに岡部先生はオゾン水を有効に活用されています。
オゾン水は電解機能水と比較して保存性は非常に劣りますが、器材や人体に対する影響が非常に少ないのが特徴です。
このような特徴を生かした使いこなしをされ、今まで電解機能水一本だった私の興味も少しオゾン水に傾いてきました。

インプラントですが、通常当院では大部分の歯科医院と同じく完全固定式のかぶせ物を装着いたしております。しかし岡部先生のインプラントはリーゲルテレスコープと呼ばれる非常に手間ひまのかかった着脱可能なかぶせ物を多く使われております。
この着脱可能なものの最大の利点は何より、完全固定式と比較してとても長持ちし、破損修理も容易で、完全に清掃することができます。

漢方ですが、当院でも導入しているのですが、実は最も使いこなせておらず悩んでいた治療でしたが、岡部先生は従来から行われている西洋医学と組み合わせることで、効率の良い漢方治療を行われていました。私自身、漢方を始めたら東洋医学だけで攻めていかねば、と思い込んでいたのでこれからはもう少し柔軟に対応しようと思います。






| seiji0024 | 歯科全般 | 08:59 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
「考えます」とは「やりません」と同じです
京都・下京区・丹波口駅の林歯科診療所では初診時に、出来る限り時間を割いて説明するよう心がけております。
その会話の一部始終の中には、患者様が望まれる治療の提案が多くできる場合もありますが、患者様が望まれていない治療であっても説明しご提案させていただかねばならないことも多くあります。

そうなった時、納得してくださる患者様も多くいらっしゃいますが、稀に納得されていない表情が読み取れ、「考えます」と発せられることがございます。

この「考えます」とのお言葉、本当でしょうか?
実際は、「嫌です、やりません」とほとんど同じ意味だと思います。

では何故、はっきりと「嫌です、やりません」とお話にならないのでしょうか?
私が思うにご自身が決められた選択に責任を持ちたくないから、中途半端な「考えます」という言葉になっているのではないでしょうか?

昨今、歯科医院の乱立でサービス合戦になりつつある中で、全て患者様の言いなりで治療計画を立てるところも出てきておりますが、こんなことをしても良い医療を長く続けていくことは不可能です。
一方私は一生懸命説明し一生懸命治療をいたしますが、その代わりに患者様にはご自身で下された決断はご自身で責任を持っていただくようにする対等な関係での治療を心がけております。

そこで当院では「考えます」とのご発言は、「嫌です、やりません」と全て解釈させていただいております。
厳しいと思われるかも知れませんが、ご自身の意思をはっきりお示しいただかない以上、こちらも提供できる内容に限度があるからです。

後で「言った、言わない」が生じるようではお互い困りますので、このあたり、ご了承いただきますようお願いいたします。
| seiji0024 | ひとりごと | 08:19 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
歯科助手の求人方法を変えました
京都・下京区の林歯科診療所では歯科衛生士の募集ならびに歯科助手の募集を行っております。

歯科衛生士の求人につきましては元々、非常に多くの歯科医院が求人を出している一方、求職者が少なくあまり出会いが少ないこともあって、応募していただけることを根気よく構えております。

一方、歯科助手の求人ですが、今までに正社員については問い合わせも含めると数百件の応募がございましたが、私の求める人材の応募は皆無でかれこれ1年半以上経過してしまいました。

どうも私が望んでいる人材となると非常に限られてしまっているようで、これではいつ採用できるかわからない状況です。

そこで歯科助手・正社員の求人を2通りに分けました。
従来よりキャリアを持っている方を「歯科助手・事務長候補」として求人を継続する一方、
スキルの未熟な方でも応募できる「歯科助手」の求人条件を新たに設けました。

今回新たに応募する「歯科助手」はどちらかと言えば若い方を対象にしており、我々が教育して育てていくつもりで採用を考えおります。
ですからスキルは問いませんが、すぐ辞めてしまうような方は困ります。

当院に長く勤めて末永く成長していきたい方の応募をお待ちしております。



| seiji0024 | スタッフ募集 | 10:11 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
今回の参議院選挙で感じたこと
今回、政権与党の民主党に国民の皆様が厳しい審判を下された選挙でした。

鳩山前総理の贈与問題、小沢前幹事長の献金問題
普天間基地移設問題での混迷
選挙戦終盤での菅総理によるあまりにも不注意な消費税増税発言

これだけ政権与党がエラーを犯してしまったわけですから、厳しい審判を下されることは誰しもが予想できたと思います。
そんな中、歯科業界代表として比例区で民主党公認で西村まさみ候補者が立候補いたしました。

思い起こすと3年前、同じ比例区で自民党公認で石井みどり弁士が歯科業界代表として当選いたしました。
当時、歯科業界は自民党の歯科医療費抑制政策の集中砲火を浴びて、業界全体が瀕死寸前の状態でした。そういった環境から歯科業界はとても危機感を持って選挙に挑んだ結果、大きなエネルギーとなり石井みどり弁士が当選できる結果となりました。

しかし民主党政権になって、さすがに瀕死寸前の歯科業界を放っておくととんでもないことになることをご理解いただいて、何とか歯科医療の崩壊が最低限防がれる政策が取られました。
その結果今回の選挙、どうも我々歯科業界の危機感が欠けているような気がしておりました。

開票結果をみて悪い予想が的中しており、前回石井みどり候補で得票した半数しか票が得られず、何とかギリギリで当選することとなりました。

今回の歯科業界の投票活動を見ても、多くの歯科医師や業界が「このままでは歯科医療の危機だ」と不満ばかり言っておきながら、自らは何も行動しない、そういう人が我々の業界には多くいることが改めて思い知らされました。

「自分さえよければ良い、後は誰かがやってくれるだろう」、と思っている歯科医師が今回の選挙のようにたくさんいる限り、日本の歯科医療の再生は難しいのではないかと思います。
| seiji0024 | ひとりごと | 08:30 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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