blog index

林歯科診療所

京都の歯医者林歯科診療所 院長日記
診察台の使い分け
京都の歯科 林歯科診療所では全て個室で現在3台の診察台があります。
この3台の診察台、当院では感染予防対策が行き届いているモリタ製作所の機種を全てに導入しています。
しかしこの3台は全て機種が異なっているため、1台ごとで若干使い勝手が変わってまいります。
その中で主に歯科衛生士用、私の治療と歯科衛生士との共用、私の治療用で使い分けています。

衛生士業務で使っている機種は患者様のすぐ横に様々なものをディスプレイできるのが特徴です。やはり歯ブラシや歯みがき剤などの物品は歯科衛生士業務には不可欠なものです。

治療用と衛生士業務の共用で使用している機種ですが、パソコンモニター上での説明を行うのに非常に適しており衛生士業務に役立っています。治療では特に一部の外科手術はこの機種で無いとやりにくい場合があります。

私が治療用で使っている機種は特にマイクロスコープ使用時に威力を発揮します。もう私のマイクロスコープ診療にとっては無くてはならないもので、他社の診察台でマイクロスコープ治療は行えないくらいこの機種の使い勝手は最高です。

このような理由で患者様のその日の処置内容に応じて診察台を使い分けております。
というわけで、実際何度か当院に治療で通われるとコロコロ違う診察台にご案内しておりますが、ご理解の程、よろしくお願いいたします。





| seiji0024 | 歯科全般 | 07:56 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
無断・直前キャンセルはご遠慮願います
京都・下京区・丹波口駅・七条七本松の林歯科診療所では保険診療をベースに行っております。
しかしこの保険診療の中で一定の質と安全を確保していくことは、厳しいコスト制約の中でとても難しい状況です。

この厳しい状況のなかで、何とか質と安全を確保していくために絶対的な条件がございます。
それは診療稼働率の向上以外にこれらの原資は生まれません。
しかしこの診療稼働率を著しく阻害するものが無断・直前キャンセルです。

心無い方にしてみれば何の罪悪感もなくされていることでしょうが、我々はその方のために用意していた30分〜1時間を全く無駄に過ごすことになってしまいます。
これは医院の経営を著しく阻害し、患者様のために行っている感染予防対策や設備投資などが行えなくなってしまいます。

そうなれば大部分、きちんとアポイントをお守りいただいている患者様に提供させていただいている医療の質・安全の低下につながり、結果として多くの方々にご迷惑をおかけすることになります。

そこで当院では無断・直前キャンセルをされた方については、今後事前にご予約の確認のために電話をさせていただくことにいたしました。
それにも応じない方につきましては、当院での治療を希望されないとみなさせていただきます。

当院は患者様との信頼関係の上に成り立っているため、ごく一部のルールを守られない心無い患者様には不愉快な印象を与えてしまうことになるやもしれませんが、当院を信頼してくださりルールをお守りいただきながらお越しいただいている大多数の患者様のために、我々は体制を整えなくてはならない旨をどうかご了承ください。
| seiji0024 | 医院管理 | 08:19 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
歯科医院の立地条件
京都・下京の歯科 林歯科診療所は下京区西部、京都卸売中央市場のすぐ近く、七条七本松交差点を北に上がった七本松通沿いに立地しています。

元々先代が歯科医院を行っていた建物を改装して現在の姿になっておりますが、この地域も他の街中と同様に歯科医院乱立地帯で、コンビニの数倍多くの歯科医院があります。
その中でおそらく当院の立地は最悪の部類で、よほど注意深く見ていないと気づかずに通り過ぎてしまいます。

そんな中開業1年目は、この立地条件とスタッフに恵まれなかったことが相まって、自分で自身を持っていた勤務医時代の実績が崩れ去るくらい苦しみました。
しかしその後、現在のスタッフに恵まれ、根気よく自分の信念を貫き努力を続けた結果、現在では多くの患者様にご来院いただける歯科医院になりました。

というわけで、今となっては当初すごく不利だと考えていた立地の悪さはあまり関係のない問題になりました。最近では、この悪い立地だからこそ身内の土地・建物で家賃のかからない運営ができるので、その浮いた分を新規の設備投資や感染予防対策に回し、ご来院いただいた患者様にその恩恵を反映するようにしております。

一方、私とは反対で超一等地で多額のテナント料を支払っている歯科医院がどうやって経営できているのか不思議でなりません。こういったテナント開業の多くが平日のみで夕方までの短い診察時間なので、診察できる人数も当院で見ている数より圧倒的に少ないはずです。さらに保険診療だと一診療当たりの単価を大幅に増やすことなど絶対に無理ですし、相当料金を高く設定した保険外治療を強引に勧めるしか方法が無いと思います。
しかしこのような景気情勢の中、高額な保険外治療の需要が急激に伸びるとは考えにくく、そうなると苦し紛れに、格安の料金で粗悪な技工物を収める技工所との取引や、コストのかかる感染予防対策の不備などで経費を圧縮することとなり、保険外治療による高度な医療レベルを謳っていながら、結局医療の質を落とす結果となります。

ついつい患者様は一等地テナントで高級な内装の歯科医院に目を奪われがちですが、背景にこのような事情も生じる場合があることも念頭に入れられて、歯科医院を受診されると少し違った印象を持つことが出来るかと思います。
| seiji0024 | 医院管理 | 08:11 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
次世代歯周病菌検査の展望
京都・下京・丹波口・七条七本松の歯科・歯医者 林歯科診療所では薬をつかって歯周病治療を行う歯周内科を取り入れております。
その治療過程において位相差顕微鏡による歯周病菌の観察を行っていますが、先日このブログでも取り上げたように顕微鏡検査だけでは判別の難しい歯周病菌を見逃す可能性があります。
そこで非常に高感度な歯周病菌PCR検査の導入が検討されていますが、検査の安定性やコストの問題が非常に多く、現在はとても使い物にならずまだ導入をしていない状況です。

しかしこのPCR検査については実用的な精度・コストのレベルに達するまであともう一歩です。
ただこのPCR検査、測定できたとしても数菌種のDNAしか実際に検査が出来ないため、口腔内に多種多様に存在する歯周病菌や歯周病原性のDNAを網羅することはできません。

そこで今回、日本大学松戸歯学部教授 安孫子宜光先生による”DNAマイクロアレイ”と呼ばれる新しい検査法についてのお話を聴きました。
DNAマイクロアレイとは特定のDNAを感知する顕微鏡でしか見れないくらい小さな物体を、非常にたくさん敷き詰め、一気に数十種類のDNA検査ができるシステムです。
現在では定量性や何よりコストに大きな問題があってとても実用化するにはまだ時間が多くかかりますが、将来この検査が実用化になった暁には、我々の歯周病臨床が一気に変わるものと思われます。


| seiji0024 | 研究開発 | 08:05 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
急増する子離れしない出来ない父親
私事ですが、家に帰ると二人の娘の父親として接しないといけないのですが、なかなか思うようにきません。
毎朝7時前には家を出、20時過ぎに帰宅しその後も、事務仕事や調べ物でほとんど子供と接する時間が持てておりません。
週末も半分は、歯科医師会・同窓会の行事で潰れてしまうため、やはり子供と接する機会があまりありません。
そんな私にとって時折訪れる子供ともふれあいの時間はとても貴重であります。

しかし最近、世の中に目を向けるとずいぶん子離れできずにいつも子供とベタベタしている父親をよく見かけます。
私はかつての恩師より、「オフの時間であっても歯科医師であることを忘れてはならない、自身を向上させるために勉強するなり考えるなりしなさい。」と教わりました。

これは何も我々歯科医師に限ったことではなく、職業人である以上は求められる姿勢だと思います。
しかし最近は自身を高める努力をせず、「休日は全て自分の時間、だから仕事は一切関係ありません。」と割り切っている人が非常に増えています。
一見メリハリがついて格好いいように映りますが、結局こういう人は自分のスキルアップを行うには勤務時間中に行うことになるわけですから、会社にしてみればとても迷惑な話です。

こういったいわゆる”使えない奴”が休日に子供と四六時中ベタベタし、会社にパラサイトしているのです。こんな状況では日本経済の復活も難しいでしょう。

よく「子供は親の背中を見て育つ」と申しますが、そのとおりだと思います。ダラダラ遊んでばかりいても子供にはいい影響は無いと思います。それより親自らが自分を正し、コツコツ取り組んでいる姿を子供にほんの少し見せるだけで、とてもいい教育になるのではないでしょうか?

確かにずっと走り続けていては息が詰まるのである程度のリフレッシュは必要だと思います。
でも完全週休二日の職場だと下手をすると年間120日くらい休日になりますが、こんなにたくさんリフレッシュ、て必要でしょうか?
こんな甘えの構造は”使えない奴"を生み出すだけのように思うのは私だけでしょうか?
| seiji0024 | ひとりごと | 08:13 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
不景気の直撃を受けている歯科業界
数年前より日本中で”勝ち組”・”負け組”などという現象があらゆる業種で飛び交い、完全に二極化になりつつあります。
特に我々歯科医院においてその現象は顕著で、順調に運営できている歯科医院とそうでない歯科医院の格差が大きくなってきました。
私の医院が今、この観点からどのポジションに居るのかは自分自身ではなかなか判断が難しいですが、医療の安定供給という観点からすると、あまり格差が生じることは好ましくないと思います。

しかしこの2年くらいの間で、順調に経営できている歯科医院にも少し陰りが出てきています。
これは最近の不景気で大幅に保険外収入が落ち込んでしまっていることに他なりません。

特にインプラントのような非常に単価の高い保険外治療に経営を依存している歯科医院は苦しくなってきているのではないでしょうか?
よく歯科医師向けの医院管理の研修に参加すると、「いかに単価の高い保険外診療を勝ち取るか」、といった内容ばかりです。

しかし我々は地域の皆様のお口の健康を守るお手伝いをしていくことが最大の使命のはずです。それなのにごく一部の多額の医療費を支払える方だけをターゲットにして、他の方をいい加減に扱うようなことは私にはできません。
しかしその一方で、保険診療だけでは皆様が望まれる医療を提供するにも限度があることも重々承知しております。

そこで当院では保険外診療について2つの方針を貫いております。
一つ目は、
単価の高いインプラントに経営を依存しないようにしております。
よって当院では強引にインプラントをお勧めするようなことは一切しておりません。
あくまで患者様の選択に委ねております。

二つ目は、
多くの方のニーズにお応えするため、保険外診療メニューを多く取り揃え、高額な治療以外に手ごろな料金帯のものも細かく設定しております。

高額診療を数多く行っている同業者からはバカにされているのかも知れませんが、今後も自分の信念に基づいて行っていくつもりです。
| seiji0024 | ひとりごと | 12:08 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
確実な予後を得るための根管治療の規格化
京都・下京区・丹波口駅・七条の林歯科診療所では、マイクロスコープなどの先進技術を活用した根管治療を行っております。
しかし根管治療は非常に奥深く、ありとあらゆる最先端技術を駆使しても、すんなりと行かず多くの通院を要してしまうことも少なくありません。

このように今までてこずったケースでおおよそ共通していることが、根管の形態が非常にクリーニングしづらいことであると思います。

そんな中、先日根管治療について学ぶべく、徳島県でご開業の富永敏彦先生によるセミナーを受講してまいりました。

富永先生は根管形態をおおよそ3タイプに分類し、タイプ別に共通した術式で根管治療をおこなうシステムを考えられ、日々の臨床でも実践されています。
特に驚いたことは、富永先生の診療所に勤務されている経験の極めて浅い勤務医の先生が、たった数ヶ月の勤務でとても見事な根管治療をされておりました。

講演内容は基本的にどれも明日から私の医院でもできることが大半でした。
さっそくこの研修で得たものを、日常の臨床に応用しようと思います。




| seiji0024 | むし歯治療 | 08:35 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
私が目指す歯周病治療のモデル
京都・下京区・丹波口駅の林歯科診療所では、従来型の歯周病治療にあわせて歯周内科治療を行っており、これらを組み合わせることで効率よい治療を行っております。

しかし現行の健康保険で定められたガイドラインを下に歯周病治療を進めると、非常に長い期間を要してしまいます。
ごく軽い歯周病や進行の遅い歯周病に対しては、このガイドラインに則った歯周病治療は確実ですが、急速に進行する歯周病・中等度から重度の歯周病に対して長い治療期間をかけてしまうと、やり残したところからせっかく治療したところへの再感染によって、良好な治療結果を得られないこともしばしございます。

そこで私は1日〜数日で一気に歯周病を改善させる治療法のアイディアを探っていたところで、今回鶴見大学の五味一博先生による歯周病についての基礎から臨床までの講演に行ってまいりました。

五味先生は”フルマウスディスインフェクション”と呼ばれる歯周病治療を一気に1日で行ってしまう治療法をいち早く国内で導入された先生です。
そして”フルマウスディスインフェクション”の今までの問題点、それから五味先生が抗生物質などを併用して改良した点などについてやさしく解説していただきました。

五味先生のお話も参考にさせていただきながら、近日中にレーザーと電解水を併用した1日でおおよそ終えてしまう歯周病治療を提供できるようにしていく予定です。



| seiji0024 | 歯周病 | 08:16 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
私が求める歯科衛生士のイメージ
京都・下京区・丹波口駅・七条の林歯科診療所では引き続き歯科衛生士の募集を行っております。
歯科衛生士さんの場合、せっかく資格を持っていらっしゃるにも関わらず、長い間離職してしまっている方が非常に多くいらっしゃいますが、非常にもったいないことだと思います。
と申しますのも、歯科衛生士という職業は自身の熱意によって患者様に感動を与えられる仕事だと思います。

日々、人生を送っていく中でなかなか他人に感動を与えることが出来る方は非常に少ないと思います。
そのことを歯科衛生士さんは比較的身近で体験することが出来るのです。

私は決して歯科衛生士の方々に神業のようなテクニックや流れるような作業を求めているわけではありません。
患者様に感動を与えられるような歯科医療を志し、そのことによって患者様や他のスタッフから感謝されることに対して喜びを感じられる、ごく自然な心を歯科衛生士の皆様に求めております。

一方当院では、スタッフに対し労働負担の配慮についても忘れてはいません。患者様には申し訳ございませんが、私をはじめスタッフの負担軽減のため最終受付を18時30分で締め切らさせていただいています。よって当院では夜遅くまで居残ることはまず無く、大抵19時過ぎには帰宅できます。

最先端の医療や高度な技術の習得は、当院に赴任されてから何ヶ月・何年かかっても構いません。
復帰したいけれど自信が無くて躊躇されている方、他人から感謝されずにやりがいを見出せない方、成長を実感できず行き詰っている方、是非当院の歯科衛生士に応募・見学に訪れていただきたいと思います。


| seiji0024 | スタッフ募集 | 09:58 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
飛鳥メディカル中村社長様、ご苦労様でした
京都・下京区の林歯科診療所では最近レーザーを導入しましたことを先日の記事で紹介いたしました。
しかしこのレーザー、私は購入に当たって事前に何度か触っているのでおおよそ基本的な原理や使用法は心得ておりましたが、まだスタッフはあまりよくわかっておりません。

そこで先日、このレーザーを製造・販売している飛鳥メディカルの中村社長にお越しいただき、約1時間ほどスタッフ向けにレーザーのレクチャーを行っていただきました。

レーザー機器は医療機器の中ではかなり高度な分類にランクされているため、それなりに取り扱いには注意を要します。日々の診療時間中、私一人でこのレーザーを管理することはできないので、スタッフのサポートがどうしても必要になります。

今後スタッフには、実際このレーザーを使うことによって今までと何が違うのか、それをどう患者様に説明していくのかを私が教育していかねばならないと感じているところです。


| seiji0024 | レーザー | 08:12 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   
<< June 2010 >>

bolg index このページの先頭へ