歯科衛生士不足の本質
2010.02.27 Saturday
京都・下京区・丹波口駅・梅小路公園そばの歯科・歯医者 林歯科診療所では数名の歯科衛生士が在籍しています。
医院の理念に掲げられている「生涯にわたるかかりつけ医」を実践するために、予防管理型の診療体系を取っているため、当院にとって歯科衛生士業務は医院の中で非常に大きなウェートを占めます。 しかし医院を予防管理型にするために、当院は非常に努力をしております。 何も情報を与えられていない多くの患者様のマインドは、「極力歯医者に行きたくない」、「痛くなったら歯医者に行く」、「通院回数を少なくして欲しい」、「何か困った時に歯医者さんで何とかしてくれる」といったことが挙げられるのではないでしょうか? しかしこのようなお考えでは年齢を重ねるごとに、歯が崩壊してしまいその後惨めな老後を迎えられることになってしまいます。 ですから当院では予防管理の重要性を説明し、患者様に理解していただくために他の患者様の治療時間を割いてでも非常に多くの時間をかけています。 このことは医院の経営的には非常に効率が悪く、利益だけを考えていたら出来ることではありません。しかし当院では皆様の前に大きく掲げている理念を何よりも優先させなければならないため、このステップは避けて通れません。 それではこのような取り組みをどの歯科医院も行っているのでしょうか?「理念のない歯科医院」、「多額のテナント料がかかる歯科医院」、「超高級な内装で無駄にお金がかかっている歯科医院」でお金にならない当院と同じことを行うことは難しいでしょう。 そんな中、多くの方々に予防管理の重要性が根付いているとはとても言えない状況で、歯科衛生士本来の業務がそんなに人手不足なのでしょうか? しかし実際はネコも杓子も歯科医院は歯科衛生士を募集しています。 この中には「歯科衛生士本来の予防管理を進めるため」のところもあれば、「歯科医師のかわりに治療をさせるため」・「高額な自費治療をセールスさせるため」・「ただ便利な診療アシスタントをさせるため」など元来の歯科衛生士業務からかけ離れた歯科医院側の低い志しで募集されているケースが非常に多いです。 当院でも以前在籍していた志の乏しい歯科衛生士は、歯科衛生士の求人が多いことを引き合いに出して常に雇用条件だけを天秤にかけ、当院よりちょっとだけ条件のいい意味不明な高額治療を行っている歯科医院に引き抜かれ、現在は高額な自費治療をセールスをしております。 このように当院の歯科衛生士採用のスタンスは明確で、仕事が出来る出来ないではありません。ましてや高額な自費治療に無理やり持っていくようなことは一切させておりません。 ただ、お越しになられた患者様全員に歯の健康に対する価値観を高めるための働きかけは一生懸命に歯科衛生士の方々にしてもらっています。 当院の理念に対し全面的に共感できるスタッフを心よりお待ちしております。 |