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林歯科診療所

京都の歯医者林歯科診療所 院長日記
初めての院内講義
京都・下京・丹波口・七条七本松の歯科・歯医者 林歯科診療所には連日多くの歯周病治療の患者様にご来院頂いております。
最近ではようやくマスコミが少しずつこの歯周病と全身の健康についての関係を取り上げてくれるようになったため、徐々に歯周病に対する皆様の関心が高まってきていることを実感できるようになりました。
そこで当院のスタッフからのかねてからの要望であった「全身の健康をおびやかす歯周病」について私が講師となって勉強会を行いました。
私は以前、大学の教員を長くやっており、その後京都府の行政にも携わった経歴があるため、人前で講義を行うことについては一般の歯科医師の方々よりはかなり経験をつんでおりそれなりに自分でも自信を持っていることなのですが、開業してからスタッフに自身で講義を行うことは初めてだったのでいささか緊張しながら行いました。
特に最近とても注目されている「歯周病と糖尿病との関係」については、この関係しているメカニズムが若干難しくなかなかうまく説明できずに苦労しました。
現在、こういったことを患者様に説明できるような資料を作成しているところですが、今回の院内研修を踏まえてもっとわかりやすい資料にしなくてはならないと、改めで思い知らされました。

| seiji0024 | 歯周病 | 03:01 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
歯のひろばを開催いたしました
去る11月22日、梅小路公園にて下京区役所主催で行われた「下京区ふれ愛ひろば」の中に設置した歯科医師会の「歯のひろば」を開催いたしました。
会場の梅小路公園が林歯科診療所から近いこともあって、当日は多くの当院ご来院の患者様にもお会いいたしました。
数年前と比較して感じたことが、地域の皆様の歯周病に対する関心や情報がずいぶん増していることです。
特に歯周病がさまざまな全身の健康に影響を及ぼす点については、徐々に認知されつつある感触を得ました。
また以前と違い、歯周病や虫歯の予防には定期的にかかりつけの歯科医院で清掃を受けることについての重要性についてもずいぶんわかっていただけるようになってまいりました。
その一方、皆様にこのようなことを頭の中ではわかっていただいているにも関わらず、実際に歯科医院に通院することについては大きなハードルがあるようで、必要性については重々わかっているけれど実際に通院するとなると決心がつかない、と思われている方々が大半でした。
また今年は歯の健康相談コーナーに矯正専門医の先生が2名も来てくださり、私たちがいつも困っている矯正相談についてもとても丁寧な対応ができ、矯正について身近に感じていただけたものと思います。
本日11月28日は修徳老人総合施設内にて「下京健康キャラバン」を医師会や薬剤師会・地域包括支援センターなどの皆様とともに主催いたします。
盛りだくさんのブースや相談コーナー、ステージ企画を行っておりますので、皆様のご参加をお待ちしております。

| seiji0024 | ひとりごと | 08:26 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ハイブリッドセラミックは一体どんなもの?
京都市・下京区・丹波口駅・七条七本松の歯科・歯医者 林歯科診療所ではさまざまなニーズに対応した多くの種類をラインナップしたセラミック治療を行っております。
このセラミックの中で、比較的手ごろな価格帯で提供できるハイブリッドセラミックというものがあります。
実際、患者様の中にはセラミックより治療費が安いだけの理由でこのハイブリッドセラミックを選択される方がいらっしゃいますが、それは大きな間違いです。
このハイブリッドセラミックというものは果たしてセラミックなのでしょうか?
正解は似て非なるものです。セラミックはいわゆる瀬戸物で全て無機質の材料を焼いて作ります。
そのため内部の分子構造は結晶となり、このことが自然な透明感につながります。
一方、ハイブリッドセラミックと呼ばれているものは、基本的な組成は保険で使われている硬質レジンという材質と同じです。簡単に説明すると無機質の細かな砂を有機質の樹脂で固めているニュアンスです。そのため透明感についてはセラミックに劣ります。
では、ハイブリッドセラミックは保険の硬質レジンと同じような組成なら、何も高いお金を出す必要ないではないか、とお思いの方が大半だと思います。
しかし実際には組成の問題より、お口の中に長いこと装着した経過がどうなるのかが一番問題になるのではないでしょうか?
このハイブリッドセラミックは実は製品によって相当商品のキャラクターが異なります。
当院で採用しているハイブリッドセラミックはクラレ社のエステニアと呼ばれている製品をこだわって使っております。
ハイブリッドセラミックは組成のうち砂の部分に相当する無機質の割合が高く、有機質の樹脂の割合が少ないほど強度を得ることができます。
このエステニアは極限までこの無機質の割合を高めた製品で、他のハイブリッドセラミックと比較して優れた強度を有しております。
その一方、若干透明感に欠ける傾向がありますが、この製品の最大の利点が天然の歯とほとんど同じ硬さのため、すり減りにくく咬み合う歯に優しいという特徴です。
そのためこのエステニアは咬み合せに力のかかる奥歯の治療には非常に優れた素材です。一方、あまり咬み合わせの力がかからないけれど美しい見た目が要求される前歯の治療にはセラミックが適しております。
このように適材適所のセラミック素材を使うことで、高い審美性を保ちながら安定した機能性を確保することができます。



| seiji0024 | 審美歯科 | 09:03 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
リッツカールトンのメッセージ
京都・下京・丹波口・七条七本松の歯科・歯医者 林歯科診療所には開院時に私が一生懸命、誠心誠意考えた理念(ミッション)がございます。
その一方、先日大阪のリッツカールトンホテルで行われたとある式典で立ち寄った際、ホテルのサービスに私はとても感銘を受けました。
まずホテルに入って感じたことが、通常ホテルに入るとフロント・宴会場・客室といった場所を案内する標識がいたるところにあるものですが、リッツカールトンにはそのような表示はほとんどなく非常にサッパリした内観になっております。その代わりスタッフの方がいたるところに案内役として立っておられ、お一人お一人丁寧に案内をされておりました。
宴が始まりひと段落したところで、スタッフの方にリッツカールトンの従業員としてのお気持ちを聴かせていただきました。すると「エモーショナルエンゲージメント」と書かれたリッツカールトンの理念が書かれている小さな冊子をいただきました。
この中にはリッツカールトンのクレド(信条)以外にサービスの3ステップ、モットーが書かれておりました。ここまでなら時折見かけることですが、ここからがさすがリッツカールトンだと感心した内容です。
それはリッツカールトンとしての従業員への約束とサービスバリューという従業員がお客様に伝えるメッセージが書かれている点です。
会社の理念や方針を決めるのは確かに経営者の仕事です。しかしそのことを現場で実践するのはあくまで従業員です。この会社から従業員へのメッセージ、従業員からお客様へのメッセージを明文化しそれを常に携行して誰しもが実践している点が、このリッツカールトンの心に染み渡るサービスに繋がるものだとつくづく実感いたしました。
我々は医療機関で、リッツカールトンと同じレベルの接遇を行うことはとても不可能なことですが、かなり見習うべき点があることに気づきました。


| seiji0024 | 医院管理 | 09:19 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
日本の歯科技工事情
京都・下京・丹波口の歯科・歯医者 林歯科診療所は予防に重点を置きながらも、一般的なむし歯入れ歯の治療も行っております。
その多くの場合、歯を削ったり抜いたりする治療が伴います。その後、当然削った分、抜歯した分を補うために詰め物・かぶせ物・入れ歯といった技工物が必要になります。
しかしこの技工物があと10年すれば日本中で大変な問題を引き起こすものと予想されます。
それはこの技工物を製作する歯科技工士の数が年々減り続けていることです。
現在の歯科技工士を取り巻く就業状態ですが、非常に長時間の勤務を強いられる割に給料があまりよくない劣悪な労働状態が多いため、全国の歯科技工士を養成する専門学校の入学定員割れや歯科技工士になってから離職してしまうケースが跡を断ちません。
今の日本の歯科技工を支えているのは主に40〜50歳代の歯科技工士です。しかしあと10年もすればこのうちかなりの方がリタイヤされるわけで、10年後の歯科技工士不足は目に見えて明らかです。
こんな現状になってしまったのも、国が歯科の診療報酬をずっと下げ続けてそのしわ寄せが弱い立場の歯科技工士の方々に行ってしまったことに尽きます。
完全に日本の歯科技工をつぶしてしまってからではもう取り返しがつきません。しかも日本の歯科技工レベルは世界から非常に高い評価を受けており、これは国民全体の財産だと思います。
私も仮に歯科技工士というパートナーを失えば、現在行っている歯科医療レベルを維持していくことは不可能になり、質の低下に繋がってしまいます。
だからといって厳しい財政状況の中、私もむやみやたらに診療報酬を増やしてくださいとは思っておりません。ただこの歯科技工士さんたちの処遇がもう少し改善され、永続的に歯科技工が国内で維持できる最低限は診療報酬を引き上げていただきたいと強く願います。

それと京都府歯科医師会でも会立の歯科技工士を養成する専門学校、京都歯科医療技術専門学校の中に歯科技工士科がございます。この調子だと10年後には歯科技工士という仕事は引く手あまたになることが予想されます。ですから今の潮流に流されず、将来を見据えて多くの学生さんに入学いただきたく思います。

| seiji0024 | ひとりごと | 08:15 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
歯周病予防のため長く患者様とお付き合いするには
京都・下京・丹波口・七条七本松の歯科・歯医者 林歯科診療所では開院以来の取り組みもあって、ようやく最近になって定期検診・歯石取り・クリーニング目的で来院される患者様が増えてまいりました。皆様の歯に対する関心が高くなって、歯を大切にする気持ちが大きくなってきていることに日々、喜びを感じている毎日です。
話は変わりますが、先日東京都千代田区でご開業の帆足公人先生による、歯周病予防・管理のために長く患者様とどのように取り組まれているかについてのセミナーを受講してまいりました。
帆足先生は歯学部卒業後、アメリカで歯周病・補綴(咬みあわせ)の専門医としての研鑽を積まれ、帰国後ご開業され、現在は多くの方のかかりつけ医として日々大活躍をされております。
そんな中、帆足先生の医院では、さまざまな検査を行い正確に患者様個人のリスク評価をされて有効的な定期管理を実践されております。またそれと同じくらい重要なことで、いくらいい定期管理を行ったところで患者様にその必要性を理解していただかねば来院に繋がらず絵に描いた餅になります。このため帆足先生が実践されている患者様へのわかりやすい説明についてもレクチャーがございました。
私の医院でも開院以来一貫して、歯の健康を保つ上での定期管理の重要性を全員の患者様に説いてきたところですが、未だこの方針に理解を示されない方も多くいらっしゃる現状から、当院の説明があまりうまくできていないことに反省しております。
帆足先生の取り組みを参考にして、少しずつこの点について早速改善を図る次第です。
| seiji0024 | 歯周病 | 08:17 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ヴァイオリンの名器
京都・下京・丹波口・七条七本松の歯科・歯医者 林歯科診療所院長の私はかねてより音楽鑑賞が趣味です。正確には趣味というより病気かも知れないくらいのめりこんでおります。
特にクラシック音楽には相当のめり込んでしまっております。
このクラシック音楽にはさまざまな楽器が登場します。
しかしありとあらゆる楽器の中でも名器とそうでないものとの音色に大きな差が最も出てしまうものがなんといってもヴァイオリンではないでしょうか?
現在、世界最高の音色を奏でるといわれているヴァイオリンが、ストラディバリウスとグァルネリという約300年前の職人が製作したものです。
これだけ音響科学が進歩しているにも関わらず、未だにこの2人のヴァイオリンを上回るものが作られないとはとても不思議なものです。
この2人のヴァイオリン、よりによって音色が全く正反対でとても個性的です。

ストラディバリウスは見た目も美しい仕上げで、たいへんきれいな木目をしているものが多いです。しかもオーケストラの音量に負けないくらいのパワーを持ちながらとても澄んだ美しい音色で特に高音の伸びはすばらしいものがあり女性的な音色と一般的に言われております。

ストラディバリウス・ハンマー

一方、グァルネリですがこれはストラディバリウスとは正反対です。ストラディバリウスほど見た目は美しくなく、木目もあまりきれいでないものが多いです。しかし音はとてもすばらしく、ストラディバリウスとは逆でとても男性的な音色をしています。まず楽器から放たれる音量・パワーはすさまじく、非常に張りのある音をしています。また独特の太い低音はグァルネリならではのものです。

グァルネリ・カノン

今回は医院や歯と関係のない私の趣味の話をしてしまいました。ご興味のない方には申し訳ございません。
| seiji0024 | ひとりごと | 09:38 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
12月の土曜日診療予定
京都・下京・丹波口・七条七本松の歯科・歯医者 林歯科診療所の12月の土曜日診療予定をお知らせいたします。

12月5日(土)  8:30〜13:00(最終受付12:30まで)
12月12日(土) 8:30〜12:00、13:30〜17:00(最終受付11:30・16:30まで)
12月19日(土) 8:30〜12:00、13:30〜17:00(最終受付11:30・16:30まで)
12月26日(土) 8:30〜14:00(最終受付13:30まで)

12月5日は研修につき、1時間診療を早めに切り上げさせていただきます。ご迷惑をおかけいたしますがご了解の程、お願いいたします。

なお、新患の方はご来院前に事前にお電話いただきますよう、ご協力のほどお願いいたします。
| seiji0024 | 土曜日診療 | 08:09 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
院内接遇研修第一弾
京都市・下京区・丹波口駅の歯科・歯医者 林歯科診療所では開院以来一貫して、最新の治療を提供できる体制作りに取り組んでおりました。
そんな中、なおざりにされていたことが患者様への接遇に関する対応です。
この接遇は結構重要な要素を占めるものですが、他の方面への対応が優先してしまった結果、何もできない状態でした。
その結果、こちらがしっかりお伝えしたにも関わらず、ちょっとした接遇面での不具合から、頭から当院を否定されてしまい、いくら説明しても無駄になってしまうことが多くありました。
そこで今までの反省を踏まえ、接遇の向上を図るために先日、デンタルサポート株式会社の中山様を講師にお招きして第1回目の接遇マナー研修を実施いたしました。
今回は主に基本的な国語のおさらいをメインに、尊敬語・謙譲語・丁寧語といったそれなりにできているようで実は全くできていない言葉遣いについてのレクチャーを受けました。
私も研究室時代にはずいぶん偉い先生と仕事をともにさせていただく機会が多かったので、それなりに意識はしていたのですが、実際にきちんとレクチャーを受けてみると全くダメでした。
今後、まだこのシリーズの研修の続きを予定しております。
当院の大きな弱点であった接遇について、この機会に日々改善していく取り組みを行っております。

| seiji0024 | 医院管理 | 16:41 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
歯科衛生士のやりがい
京都・下京・丹波口の歯科・歯医者 林歯科診療所では日々、当院の歯科衛生士には大活躍をしてもらっています。
そんな中、私も常に日々の業務がマンネリ化にならないようとても気を遣っております。
しかし私がスタッフに強く命令したり、逆に頭を下げてお願いしていいパフォーマンスを発揮してくれるわけではありません。
いいパフォーマンスを発揮してもらうには、いくつか条件が揃わないと難しいです。

1つ目は、私が一生懸命仕事をしてくれるスタッフに感謝の気持ちを忘れずに接することです。
誰でも、自分が一生懸命行ったことに対して感謝をされるということはとてもうれしいことです。

2つ目は、患者様に当院の歯科衛生士が感謝していただけるように活躍できる場をきちんと私が設けることです。
日々、雑然とした業務の傍らにいきなり患者様に対面していい仕事をして欲しいと願ったところで酷な話です。それなりにゆとりを与えなければなりませんが、正直一番この項目が日々反省しているところです。

3つ目は、無理なく仕事が続けられる勤務シフトを組むことです。
どんなにやる気があって元気な人でも毎日深夜まで仕事が続けば心身ともに疲れ果ててしまいます。
当院では、医院の資質を維持するために患者様には毎日ご迷惑をおかけしておりますが、最終受付を午後6時30分で締め切らせていただいており、スタッフに無理が生じないようしております。

4つ目は、歯科衛生士としてのスキルを高めるための研修を頻繁に行うことです。
誰でも長年何も変わらないよりも、少しでも前年と比較して成長することができれば、それは本人にとって大きな自信にも繋がります。

5つ目は、歯科衛生士としてのライフプラン・自己実現に対して極力バックアップすることです。
誰でも大小問わず夢を持っております。その夢の実現に少しでも後押しできるように私が配慮することはとても大切です。

といったわけで当院では以上の5点についていつもスタッフに対して考えております。
当院のミッション私のメッセージに共感していただける歯科衛生士の方々の募集をしております。


| seiji0024 | スタッフ | 08:23 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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