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林歯科診療所

京都の歯医者林歯科診療所 院長日記
漢方やサプリメントを応用した口腔内科的歯科治療

本日、大阪にて松本歯科大学教授 王宝禮先生による「口腔内科的歯科治療」をテーマにしたセミナーに行ってまいりました。

前半では主に、歯周病に対する薬物療法の話で、最近とても注目されている分野で、林歯科診療所でも行っている歯周内科学的治療にも大きく関わるテーマで、明日からの臨床に直結する話題でした。

後半の部は、今までの西洋医学では十分に対応できなかったドライマウス・舌痛症・味覚異常などに対して、サプリメントや漢方薬を応用して治療を行っていく内容でした。

私自身、大学教育・その後の研究生活・臨床経験においてこのような東洋医学的な関わりにはほとんど触れる機会がなかったため、今後は必要になってくる知識だと自分でもわかってはいたのですが、なかなかとっつきにくく避けていた分野でありました。

しかし本日のセミナーをきっかけに、これから徐々に今まで患者様からのご要望にお応え出来なかった症状も、東洋医学的なアプローチを今後勉強していって、皆様のお役に立てるようしていきたいと強く感じております。


| seiji0024 | 歯周病 | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
歯を長持ちさせるむし歯予防のシステム作り

昨日、東京都でご開業の景山正登先生によるむし歯予防に関する研修会に私をはじめ、林歯科診療所スタッフ全員で参加いたしました。

林歯科診療所においても、ハイレベルなむし歯予防を実践するために、昨年よりスタッフ一同の研修を重ね、平成211月より唾液検査とその結果に基づいたむし歯予防プログラムを行っております。

しかし、実際行うに当たって研修中では予期しなかった疑問点が多く出てくるようになってきて、スタッフ一同が頭を悩ますようになってきていたところで、今回の研修がございました。

景山先生は確立したむし歯予防を実践されるために、国内でいち早く唾液検査を導入され、抱負な臨床データの蓄積を下に、現在行われているシステムについて詳細にお話いただきました。

研修終了後、スタッフで早速話し合い、明日からのむし歯予防における仕組みを早速改変するための具体的に熱を帯びた議論を行うことができるようになりました。

このように林歯科診療所にご来院いただき、予防システムに乗っていただける患者様には、生涯にわたってなるべくむし歯で歯を削らなくても済むように、林歯科診療所ではスタッフ一同、日々努力しております。


| seiji0024 | 予防歯科 | 23:46 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
インプラント手術時の消毒
 歯のないところに人工歯根(インプラント)を行うことは、最近では本当にごく当たり前のように行われることになりました。
林歯科診療所でも開院以来、多数のインプラントを埋入いたしましたが、全て経過良好で治療を受けていただいた患者様からは非常に高いご満足をいただいております。
しかし、数多くの歯科医院でインプラントが行われるようになった結果、危惧しなくてはならないことがおきております。
それがインプラント手術時の消毒に関して誤った方法が多く認められるからです。
林歯科診療所においては院長の豊富な口腔外科臨床の経験から、ごく一般的に行われている口腔外科の消毒法をインプラント手術時にも採用しております。
その一方よく見かけるものが、手術前に30分〜1時間くらいかけて患者様の歯を専用の器具を用いて清掃していることです。確かにやって悪いことではございませんが、ただでさえインプラントの手術時に患者様は長時間大きなお口を開けていただくこととなります。それなのに手術前の歯の清掃で時間がかかって既に疲れた状態で手術に取り掛かることは、患者様にとってとても大きな苦痛になるとともに、集中力の低下によって思わぬ医療事故を招く恐れもございます。
にも関わらず、患者様の顔面の皮膚消毒や唇や舌などの粘膜の消毒が忘れられていることが多く、こちらを怠ると術後感染の危険性が大幅に増します。そのため、短時間で済むことなのですが、こちらの点につきましては林歯科診療所では念入りに行っております。
このブログを閲覧されている若い歯科医師の先生方がいらっしゃれば、上記の点を是非参考にしていただき、患者様にとって有益な治療に取り組んでいただけるよう願います。
| seiji0024 | インプラント | 08:10 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
治療費タダの歯医者さん報道に思うこと
 1月23日のフジテレビの報道番組で札幌市内にある、とある歯科医院で治療を受ける際、「CMケア機構」といったNPO法人に登録してアンケート調査などに協力すると、歯科治療費(保険診療一部負担金)がタダになると報道されました。
その番組中にキャスターは「今の歯科治療は3割もらわなくても7割で儲かるシステムになっている。定められた治療費が3割高いことが問題。」といったとんでもない発言が出ました。
まったくこんな馬鹿げた話はありません。
当院では、感染予防コストが非常にかかるため、きっちり3割の一部負担金をいただいても、医院にはごくわずかしか利益が残らないのが今の現状です。
そのため、感染予防レベルを維持・向上していきながらコストダウンをいかにしていくか、常に思案しているところです。
ですので、私にはなぜこの歯科医院ならびにNPO法人が経営していけるのかさっぱり理解ができません。
当院では患者様の健康と医療の安全を守るために、治療費のディスカウントは一切行っておりません。
閲覧してくださる方々には、是非、当院が一生懸命に取り組んでいる感染予防対策のページをご覧いただきたいと思います。
| seiji0024 | ひとりごと | 10:27 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
国際歯周内科学研究会の総会に行ってきました
 昨日、東京で国際歯周内科学研究会の総会・学術大会に参加しました。

歯周病は細菌による感染症であることから、従来行われてきた外科処置主導の歯周病治療の発想から、原因の細菌に薬物を有効に使って内科的に検査・診断・治療を進めていくことについての研究や推進を行っております。
林歯科診療所でも今年に入って、歯周内科を行うために位相差顕微鏡の設備投資を行い、スタッフ含めた院内の研修を行ってまいりました。
近日中に、歯周内科についてHPにて詳しく紹介いたしますので、もうしばらくお待ちください。

| seiji0024 | 歯周病 | 00:47 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
訪問診療・口腔ケアの院内研修会を行いました
先日、林歯科診療所ではぷらす歯科衛生士事務所代表の、歯科衛生士 佐々木妙子先生を院内にお招きして、主に訪問口腔ケア・口腔機能向上における歯科衛生士の役割について、実習を交えて大変丁寧にご講演いただきました。
訪問口腔ケアも徐々に認知されてきつつある一方、実際に歯科衛生士が現場で一体何をどうしたらいいのかわからないままに時間だけが過ぎてしまい、結局患者様にとってただ苦痛に終わってしまったといった事例も後を絶ちません。
そのため当院ではただ歯科衛生士が出向いて、お口の中の掃除をするだけでなく、心身の健康につながるような質の高い訪問口腔ケアを実施できるようにするため、今回の研修を企画いたしました。
佐々木先生は、学会の理事を務められていたりして非常にご多忙のところ、私の依頼に快く引き受けてくださり、研修後のスタッフの反響もとても大きく、とても感謝しております。
このような取り組みを通じて質の高い訪問診療・口腔ケアが実施できるような体制作りを林歯科診療所では常に取り組んでおります。
当院における訪問診療・口腔ケアに関してはリンク先のページを是非、ご覧下さい。


| seiji0024 | 訪問診療 | 23:28 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
フッ素・キシリトールによる北欧型むし歯予防
 林歯科診療所では先日、オーラルケア社インストラクターの園田様を講師にお招きして第2回目の院内研修会を行いました。
第1回目の唾液検査によるむし歯リスクの判定の続きにあたり、実際に唾液検査によって得られたむし歯リスクに対してどのようにフッ素やキシリトールを活用していくかの内容を長時間にわたり実習を交えてレクチャーをしていただきました。
実際にむし歯予防先進国ではむし歯リスクに応じて当たり前のように行われているフッ素やキシリトールの利用が日本ではかなり不足しており、このことが日本人のむし歯が良くならない大きな原因となっています。
ただ、一言でフッ素やキシリトールによるむし歯予防といってもかなりのバリエーションがあり、これらを効率的に構築していくことが我々の責務にあたります。
当院では唾液検査によるむし歯リスク判定や一歩進んだフッ素やキシリトールによるむし歯予防を実践しております。
患者様には、日ごろからこのような内容を是非お受けいただき、末永く健康なお口の中を維持できるために我々がその一助となればと願うところであります。
| seiji0024 | 予防歯科 | 08:36 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
若手二人が歯肉マッサージを勉強してきました
 先日、林歯科診療所若手歯科衛生士の三浦・櫻井の2名が大阪まで、予防歯科処置時における歯肉マッサージなどについての研修に行きました。
歯科総合メーカーGC社主催で、講師に谷垣氏・佐藤氏の両歯科衛生士による2部形式で行われました。
その中で、予防歯科の処置において患者様にいかに気持ちよくなっていただき、そのためのツールとして歯肉マッサージは今後、もっと発展していくものと思われます。
私も以前に別のところで歯肉マッサージを習いましたし、当院の歯科衛生士・横山も昨年また別のところで歯肉マッサージを習っていますが、いずれも方法や目的がバラバラなため困っております。
このように歯肉マッサージ自体、最近になって少しずつ取り上げられるようになったため、未だにきちんとした方法が確立しておらず、林歯科診療所でもこちらを患者様に導入するに当たってはしっかりと院内で研修を行い、明確なルール作りを行ってから実施しようと思い、早速徐々に準備を進めております。
やはり歯肉マッサージと申しても、我々が行う以上、医療の一環で捉える必要から、慎重には慎重を期して、万全の体制を整備した時点で皆様にこのようなサービスもメニューとして取り揃えようと思っております。
| seiji0024 | 予防歯科 | 22:21 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
歯科助手の再募集について
 現在、京都・下京区にある林歯科診療所では再度、歯科助手を募集しております。
歯科助手の業務は歯科医院という特殊性から、新たに多くの知識を学んでいただくことによって、ご自身も大きくスキルアップしていくと同時に医院にとっても非常に大きなパワーとなります。
そのため、勉強熱心でどんどん新しい知識を取り入れていくことに前向きな方を歓迎しております。
現在、スキルは低いがこれからどんどん伸ばして行きたいと思われる方はパートから。
過去に一流の会社・ホテル・旅館などの第一線でお勤めになられた経験がおありで、接遇に関して高いスキルを持たれている方は、正社員から応募ください。
子育てなどで長期リタイアされていて、再び第一線で再就職をされたい方も大歓迎です。
是非、多数の応募をお待ちしております。

| seiji0024 | スタッフ募集 | 10:20 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
自然に白くなるホワイトニング
 先日このブログにて新たに導入するホワイトニングを紹介いたしました。
その後、実際に林歯科診療所でこのホワイトニングを行いましたが、驚きの結果が得られたのでご報告いたします。
方法は当院で全て行ってしまうオフィスホワイトニングです。
実際のこのホワイトニングの効果を写真でお示しいたします。
ホワイトニング前
まずホワイトニング処置前の状態です。
この方は元々歯が非常に白く、はっきりした効果が出るのか不安な状態ではじめました。
ホワイトニング前

その後、ホワイトニングを1回目に行った直後の写真です。
はっきりとした白さはまだ現れておりませんが、非常に歯の表面のツヤが増してきました。
ホワイトニング1回目

後日、このホワイトニングを繰り返し、3回行った直後の写真です。
はっきりと白くなっていることがわかります。
しかも今までのオフィスホワイトニングのようにくすんだ白さでなく、非常にツヤのある自然で美しい白さが得られました。
ホワイトニング3回目

当院ではこのホワイトニングを1回で1万円(税別)にて行っております。
近々、ホームページもアップする予定にしています。
ご希望の方は、是非お問い合わせください。
| seiji0024 | 審美歯科 | 08:10 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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