blog index

林歯科診療所

京都の歯医者林歯科診療所 院長日記
<< RAMPAの大きな弱点の改良 | main | 1月19日(木)休診のお知らせ >>
流行りそうな用語、”フレイル”

歯科医師会の会報など我々が目にする出版物であらゆる機会で最近”フレイル”という用語をよく目にします。

そして最近では一般向けの健康情報コラムなどにもこの”フレイル”という用語を目にするようになりました。

 

このフレイル、日本語に直訳するとおそらく”虚弱”という訳が最も適切だろうと思います。

このフレイルと言う用語が我々歯科領域でもよく用いられ、”オーラルフレイル”と呼んでおります。

 

今回、このオーラルフレイルの概念について学ぶため、フレイルという用語を言い出されこの世に最初に広められた東京大学の飯島勝矢先生と、このフレイルをオーラルフレイルとして歯科領域で広く普及啓発されている東京都健康長寿医療センターの平野浩彦先生による研修会に参加してまいりました。

 

飯島先生のご講演によると、健康な状態と要介護の状態の間にはフレイルのステージがあり、要介護になっていくには健康な状態からいきなり要介護になることは少なく、多くはフレイルの状態を経て要介護になります。そして健康とフレイルの間は良くも悪くも行ったり来たりしやすいけれど、フレイルと要介護の間は悪くはなりやすいけれど良くはとてもなり難いとのことでした。

そのため、フレイルの状態方を支援して要介護にさせない社会的仕組みがとても求められるとのことでした。

 

次いで平野先生のご講演ではフレイルから要介護の程度によって、国民的啓発運動から地域保健活動、地域のかかりつけ歯科医による対応、さらに高齢者医療の専門知識を持った歯科医まで、円滑に流れる社会的仕組みが求められます。またオーラルフレイルは虫歯歯周病歯の欠損といった歯科局所疾患のみならず、咀嚼障害や摂食・嚥下障害などを体系的に診ていくことが求められます。

 

私も今後は微力ながら要介護になる前のフレイルの状態の方々に対して適切に接していき、少しでも要介護にならなくて済むようにしていきたいものです。

| seiji0024 | 訪問診療 | 06:18 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
コメントする


この記事のトラックバックURL
http://hayashi-shika.jugem.jp/trackback/965
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< May 2019 >>

bolg index このページの先頭へ