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林歯科診療所

京都の歯医者林歯科診療所 院長日記
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学生時代に最も訳がわからなかったスピーチエイド
歯学部で6年間、学生生活を送りました。この6年間を振り返ると自画自賛するつもりはありませんが、とても歯科医学が面白く感じ他の学生と比較してよく勉強したと思います。
しかし学生時代にさっぱり理解できず疑問が何も解けないままで卒業してしまった事柄がいくつかあります。
その代表例がスピーチエイドと呼ばれる装置です。

この装置、鼻咽腔閉鎖不全に用いるオーダーメイドの器具です。この鼻咽腔閉鎖不全とは口と鼻とが上手く閉鎖できずに筒抜けの状態のことを言います。古くから唇顎口蓋裂という生まれつきの疾患を患われている方に多く用いられておりましたが、実際の臨床で我々が唇顎口蓋裂の方々の診察を行う機会はほとんど無く、実戦的知識を学べる環境にありません。

ところが昨今の高齢化社会の背景には何か健康上の障害やリスクを抱えながら年を重ねられる高齢者が急増しています。その中にこの鼻咽腔閉鎖不全になってしまっている方々は少なくありません。
今まで唇顎口蓋裂などの患者さんは専門の施設でかかられていましたが、高齢者の場合、我々地域の医療機関がきちんと対応できることが望まれております。
しかし先ほどお話ししたようにこの鼻咽腔閉鎖不全に関して学ぶ機会が全くありませんでした。

そんな中、大阪大学を退職され現在ではご自身で摂食嚥下に関するスタディーグループを立ち上げられた舘村卓先生が、この鼻咽腔閉鎖不全に用いる装置の実習を行われていると言うのを知り、先日行ってまいりました。
とにかく足掛け20年以上にわたって疑問に感じていた事柄が、次々と論理的に理解できためになったのみならず、爽快な気分になりました。
これからしばらく舘村先生に摂食嚥下に関することを続けて学んでいこうと思っているところです。
 
| seiji0024 | 訪問診療 | 11:22 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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