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林歯科診療所

京都の歯医者林歯科診療所 院長日記
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自分には理解できない歯科医師目線での臨床
林歯科診療所では多くの矯正治療を行っております。
他の歯科医院はどんな歯並びの方が来られているのか私には分かりませんが、少なくとも当院の矯正ケースはすべてだれがどう見ても歯並びに問題のあるケースばかりで、様子を見るか迷う程度のごく軽度の異常ではまず矯正治療を行うことはなく、数ヶ月おきの経過観察のみに留めております。
しかし最近、いくつか参加している矯正の研修の中で、私を含めた受講生が自分のケースをプレゼンテーションするのですが、私の目から見て、この程度の歯並びの不整でわざわざ矯正までやりますか?、というケースを見受けました。
確かに歯科医師の目線から見て、このケースの子供は将来大きくなって歯並びが悪くなる可能性はありますが、だからといって疑わしいから矯正を早めに行うというのは私の考えから大きくかけ離れ、とても疑問に感じます。
矯正治療を行うということは、治療費だってかなりかかってしまいますし、何よりあの不快な矯正装置を四六時中入れなければならない子供の負担を考え、治療の是非については慎重な判断が必要になります。
もし仮に歯並びが悪くなる可能性がある程度のケースなら、別に様子だけ見てその状態がはっきりしてから子供本人と保護者、それから歯科医師みんなが必要と感じたときにやり始めても、適切な診断と技術を持ち合わしていれば別に手遅れにはならないと思います。
この子供の保護者は歯科医師に言われたので信じて治療を受けていますが、どの保護者も受け入れるわけではありません。
こういったことを間近で見ると、なぜもっと歯科医師全員が患者目線に立った歯科医療を実践しないのだろう、だから我々の業界の信用度も低いままになってしまいます。
せっかく意気揚々と臨んだ研修でしたがこんなプレゼンテーションを目の当たりにして一気に気分が暗くなってしまいました。
| seiji0024 | 矯正治療 | 13:25 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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