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林歯科診療所

京都の歯医者林歯科診療所 院長日記
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フッ素を否定する日本特有のプロパガンダ
なぜ虫歯になるのでしょう?こんな素朴な質問をしてもほとんどの方は答えられないのではないでしょうか?
正解は虫歯の原因となる酸を作る細菌がいるからです。
だったらこの虫歯菌を無くしてしまえばいいではないかと、誰でも考えることです。
でもいくら歯磨きを一生懸命やっても、うがい薬で消毒してもなかなかこの虫歯菌、とても頑固で劇的に数が減ってくれません。
それなら虫歯菌が居て歯を溶かす酸を作ったとしても、歯そのものを溶けにくくすればいいのでは、とのことで世界的に広くフッ素が虫歯予防の主役として用いられるようになりました。
このフッ素による虫歯予防、長年世界中で広く使われてきたおかげで、その予防効果・フッ素による副作用などのデータが豊富にあり、これらをあらかじめ勉強してから我々歯科医師が使いこなせばとても安全で、効率のいい虫歯予防が行えます。
しかしインターネットで”フッ素”と検索すると、科学的に全く根拠のないフッ素の有害性ばかり出てきます。またこれらのデタラメな内容が、よりによって末恐ろしい表現で書かれております。特にこういった表現は元を辿れば特定の偏った政治・思想団体に発するものを多く見受けます。
一方、当院ではフッ素を用いた虫歯予防を積極的に進めております。特に虫歯リスクの高い方に対しては、国内に流通していない高濃度のフッ素が配合された製品も、手間をかけて個人で仕入れております。
このフッ化物製材の使用量もアメリカ政府、CDCが定めるガイドラインの中に余裕をもって収まるよう、計算して出しております。無論EUでも積極的に用いられ、WHOでも強く推奨している虫歯予防です。
我々としてはここまでし努力して、少しでもいい虫歯予防を提供しようとしても、インターネットでこういった表現をされてしまって、その結果断られてしまうこともしばしございます。
本当に、フッ素がそんなに危険な物質なら市販の歯みがきも危険物質です、フライパンや炊飯器のコーティングや衣服の防水加工など全て危険物質になってしまいます。
以前にもブログの記事で書かせていただきましたが、これだけ正しい情報もデマもインターネットで拡散している世の中だからこそ、個々にその真偽について判断していくリテラシーという能力が求められるし、もしそのリテラシーが発揮できない専門的な内容なら、我々のようなプロフェッショナルに問い合わせていただけるようにしていただきたいと思います。
ごく一部の政治・思想団体のプロパガンダに乗って虫歯だらけにしてはいけません。
虫歯予防に対するフッ素がその象徴的なものであると考えます。
 
| seiji0024 | 予防歯科 | 07:54 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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