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林歯科診療所

京都の歯医者林歯科診療所 院長日記
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簡単に治らない顎関節症
当院にはよく顎関節症の患者さんが多く来られます。私自身、得意な治療のひとつなのでおおむね対応はしておりますが、困ったことがいくつかあります。
一つは診療報酬の問題で顎関節症については十分に手当てされておりません。よって顎関節以外一切触れてくれるな、という方にはコスト面で十分な診療が継続できません。

二つ目は簡単に治らないタイプで来られる割合が高いことではないでしょうか?学会分類で5つの型がございますが、来院される圧倒的多数は祁燭噺討个譴討襪發里如顎関節がずれてしまっているものです。なぜこの型が圧倒的多数かと言えば、他の型と異なり痛みや開口障害などを伴い非常に困るからです。

しかし理由なく顎関節はずれません。ずれる最も大きな原因が咬み合わせの不正です。上下の歯の咬み合わせによって顎関節は良くも悪くも誘導されてしまいます。そのため根本的な顎関節症の治療のためには顎関節だけを治療するだけでは不十分で、顎関節を正しい方向に誘導しながら咬み合わせ治療を行わなくてはなりません。
一時、ストレス説もございましたがずれた顎関節がストレスを解消しただけで治るはずもありません。私はこの考えは明らかに間違いだと思っています。
ところがこの咬み合わせ治療が非常に高度な技術を求められます。ここでの主役は矯正やインプラントといった治療法になります。私が矯正やインプラントを猛烈に勉強した背景もここにあり、結局数多く来られる顎関節症患者さんを安心できる状態に治療をしようと思えばこういった手段がどうしても必要だからです。

ただし矯正やインプラントとなると治療費も高額で全ての方に出来るものではありません。ですからそういった方に対しては延々と顎関節のフォローを行い、必要に応じて顎関節の整復や生活指導、マウスピースの作成や調整などを継続して行っております。

顎関節症でお越しの方の多くはたった1〜2回の通院で簡単に治せると安易に考えておられますが、歯科医院に受診されるくらい症状のある顎関節症で実際はそんなことはまずありえませんのでもし受診される際は、ご理解していただきたく思います。
| seiji0024 | 顎関節症 | 08:15 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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