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林歯科診療所

京都の歯医者林歯科診療所 院長日記
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未だに売れ筋の豚毛歯ブラシ
量販店の歯ブラシコーナーに鎮座している数多くの歯ブラシの中で、今も昔もその一角をずっと占め続けているのが豚毛の歯ブラシです。
この豚毛歯ブラシ、いろいろなメーカーが製造されています。
しかしこの豚毛、歯ブラシの材質としてはかなり問題があります。

まず衛生的によくありません。歯ブラシは1日に複数回使いますから、それだけ濡れた状態が続きます。豚毛が長く濡れた状態であればバクテリア繁殖の温床となり、ひどい場合はバクテリアまみれの歯ブラシを口の中に入れることになります。

2つ目に毛の太さ・硬さ・コシが不均一なため、これではせっかく汚れた部位に毛先が当たっても汚れを拭うことはできません。ただ歯の表面を撫でているだけで終わってしまいます。

3つ目は2つ目と若干内容が重複しますが、歯肉にあまりにも圧がかからないため、元来ブラッシングで出血するはずの状態である歯肉であっても、出血などの自覚症状を感じないため歯周病が重篤になるまで治療されずに放置されがちになります。

しかしこんな歯ブラシとしてはろくでもない材質の豚毛、あのライオンも製造しています。歯科医学知識のあまりない家内工業的メーカーならまだしも、きちんと歯科医学に関する知識が豊富にある天下のライオンがこんな歯ブラシ、作っちゃいけないと思うのは私だけでしょうか?



 
| seiji0024 | 予防歯科 | 07:57 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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