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林歯科診療所

京都の歯医者林歯科診療所 院長日記
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スペースの足りない矯正の落とし穴

最近、子供の早い時期から矯正治療を行うケースが飛躍的に増えてまいりました。
この中で最もニーズが多いのが永久歯の生えるスペース不足しているため、歯並びがガタガタになっているケースです。
こういった場合、歯列を拡大することをよく行います。
そこで最近では取り外し式の床矯正が我々の業界で流行っており、他の歯科医院さんでも取り入れられているのをよく目にするようになりました。

この床装置による拡大、当院でもよく行っていますが、取り外し式だからといってきちんと診断・治療計画を立てずに使うととんでもないことを引き起こします。
事実、このこの治療法を行う歯医者さんが急速に増えた結果、到底床矯正だけでは対処できないような不適切な治療も急速に増えてきました。

この床装置を使った治療で念頭に置いておかなくてはいけないのが、この装置だけでは出来ることが限られる、ということです。
床装置しか治療技術としてお持ちでない歯科医師は、あくまでこの装置だけで対応できる程度の軽いケースに限って行わなくてはなりませんし、かつての私はそうしていました。また床装置の先に、次の一手が必要なケースもたくさんあります。そのようなケースに遭遇したら、床装置から次の装置にスムーズに移行できるようにするか、それが出来なければご自身では手をつけられつべきではありません。
しかしそれよりもっと大切なことは、どういったケースで床装置だけでは太刀打ちできないのか、きちんと診断できる能力です。いくら素晴らしい技術を持っていたとしても、診断が間違えばいい結果を得ることはできません。

子供の矯正治療は歯の生えかわりのタイミングや顎の成長を利用して行います。
よってこのあたりの深い話もきちんと説明を受けられた上で、矯正治療を受けていただきたく思うところです。

| seiji0024 | 矯正治療 | 10:17 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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