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林歯科診療所

京都の歯医者林歯科診療所 院長日記
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私が患者なら絶対に選ばない治療
林歯科診療所はこの京都でリニューアル開業してから2年半が経過しました。
その中で、患者さんへの治療計画の説明を開業以来一貫して行ってきたところですが、なかなか治療のメリット・デメリットをお伝えするのが難しく、日々悩ましく思っているところです。

そんな中、最も私の意見と患者さんとの意見が食い違う項目として失った歯を補う治療が挙げられます。
仮に抜けてしまった歯の近隣の歯がきれいなご自分の歯であっても、何も説明せずに患者さんに選んでいただくとほぼ100%の方が両隣の歯を大量に削ってかぶせる保険のブリッジを選択されます。また、ブリッジのメリット・デメリットをきちんと説明してもおおよそ50%の方が保険のブリッジを選択されます。

これが仮に歯科医師が患者なら100%保険のブリッジを選択する人はいないと思います。
何故なら、前述のごとくブリッジは健康な歯であっても、かぶせて維持させるために大量の歯を削ります。ゆえに取り外しする必要もなく、優れた咬み心地が得られ、違和感もないのです。しかしその反面、一度削った歯は非常にむし歯になりやすいのです。そしてブリッジを行うために大量に削った歯がむし歯になってしまうと、その後は悲惨な結果が待っています。
そのことを歯科医師はみんな知っているから、自分の歯が悪くなった時にこの治療法を選択する者がほとんどいません。

削った歯が虫歯にならないようにかぶせるためには、歯と近似した性質の材質高度な接着技術の導入など多くの手間とコストがかかり、残念ながら保険治療では不十分です。

よって我々は患者さんに、保険治療なら取り外し式の部分入れ歯、保険外治療ならインプラントや高度な技術を導入したブリッジ部分入れ歯を提案させていただいています。
ただそれでも患者さんよりどうしても保険でブリッジをして欲しいとの要望で、一応保険診療的に適応症に入るのであればお断りするわけにもいかないので、歯に対して「ゴメンナサイ」と念じながら気持ちを割り切って多くの歯を削ってブリッジの治療を行います。

このように保険のブリッジの頻度は、患者さんへのカウンセリングが好走しているかいなかの大きなバロメーターとなっています。
今後、当院ではカウンセリングを導入するうえで、少しでも健康な歯をバリバリ削るブリッジの頻度を減らしていかねば、と感じているところです。


| seiji0024 | 入れ歯 | 09:12 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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