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林歯科診療所

京都の歯医者林歯科診療所 院長日記
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どうにかして欲しい矯正治療
林歯科診療所には京都市内に留まらず遠くから、顎関節症の治療で来院される方が多くいらっしゃいます。

この顎関節症患者の内、かなりの割合で矯正治療の経験がある方になっています。
そしてその咬み合わせを診て見ると、上下の前歯が空いてしまってほとんど咬み合わない状態です。
特に問題の無い咬み合わせで矯正治療を受ける必要の無い方は、ご自分の前歯の咬み合わせをご覧になれば判りますが、大抵下の前歯の先を少し上の前歯が覆い隠し、横に歯をずらすと前歯同士が擦れ合うはずです。

このように横に歯をずらす時に前歯が擦れ合うことによって、咬み合わせが誘導されるのが正常な咬み合わせです。
この現象があるから、咬み合せの筋肉が適度に連動する反射が効果的に働き、奥歯への負担を軽減し、顎関節を適切なポジションに保つことができるのです。

しかし矯正治療を行った咬み合わせで、この状態でフィニッシュできているケースをほとんど見ることがありません。
だから矯正治療後の顎関節のトラブルが後を絶ちませんし、ひどい顎関節症で苦しんでいる方が多くなっています。

100万円ほどする高額な治療費のかかる矯正治療であるにも関わらず、こんな重篤な後遺症と言うべき顎関節症を引き起こしてしまう現在の矯正治療はそのうち、多くの方から信頼を失うことになると考えます。

私には一般歯科治療だけでとても矯正治療に自分のエネルギーを注ぐわけには参りません。
もう少し、全ての矯正専門医や歯学部の矯正講座の方々は、このおかしな現在の矯正臨床を少しでも早く改善するためにもっと学問を進化させ、研鑽を積んでいただきたいと思います。

| seiji0024 | ひとりごと | 08:09 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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