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林歯科診療所

京都の歯医者林歯科診療所 院長日記
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すべき規制強化をしてこなかった文部科学省
この数年で、どこに行っても歯科医院だらけでコンビニより多いと揶揄されるようになってきました。(需給バランスからするとコンビニより多くて当たり前なので、この表現は適切さを欠きますが・・・)

しかし実際、歯科医院が多すぎることは間違いないことです。そのため過剰なサービス合戦・節度を欠いた広告などが横行するようになり、健全な歯科医療からかけ離れる傾向になってきました。
しきりに政治家や経済学者から医療や介護はこれからの成長分野なので、もっと規制緩和をしてだれでも参入しやすいようにすることによって日本の経済を押し上げましょう、などと聞かれますが全く現場の状況を知らずにこのようないい加減なことを軽々しくしゃべるのは止めていただきたいです。

そもそも小泉内閣の方針で社会保障予算を大幅に削ったため、日本の医療・介護現場は本当に疲弊してしまいました。また行き過ぎた規制改革で民間資本をどんどん参入させた介護に至っては、コムスンのような問題のある業者も生んでしまいました。こんな状況なので医療・介護の分野から”打ち出の小槌”のように雇用が大量に創出される状況ではありません。

そんな中、文部科学省は以前、歯学部の新規設置をどんどん推し進めてきました。その結果、全国いたるところに歯科医院があふれ、少ない患者の争奪戦の結果、十分な症例を積むことなく開業にふみきるケースが最近、後を断たず明らかな臨床レベルの低下を招いています。

こんな歴史があるにも関わらず文部科学省は現在、続々と薬学部の設置認可を行っております。
今後、一時的に医療・介護分野は成長するかもしれませんが、日本全体の人口減少の中、この調子だと歯科医師同様に薬剤師の乱立・過剰による弊害が出るのも時間の問題ではないでしょうか?こんなことから私は医療・介護に関わる分野に関しては、ある程度高い水準を保った規制は絶対に必要だと思います。

文部科学省含め政府にはもう少し次の世代のことも考えた対応を取っていただきたいものです。
| seiji0024 | ひとりごと | 08:11 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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