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林歯科診療所

京都の歯医者林歯科診療所 院長日記
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身体リスクに配慮した歯科医療
京都・下京区の林歯科診療所では、日ごろから無理なく自院で出来ることは患者様の利便性を考慮して自院で処置するように心がけております。

しかし近年、こういった取り組みを実践しようと思うと、難しい問題が多く出てくるようになりました。
それは高齢化や健診の普及によって、常時何かしらの薬を飲んでいらっしゃる方が急速に増えたことです。

こういった薬の中には歯科治療とほとんど関係ないもののございますが、中にはとても気をつけないといけないものも多く含まれております。
そこで先日、聖路加国際病院の川辺良一先生による、全身的リスクを抱えた方の対応についての講演を受講してまいりました。

脳梗塞や心筋梗塞・狭心症・肺塞栓などで血をサラサラにする薬を飲んでいらっしゃる方は以前より多くいらっしゃいます。かつてはこういった薬を一旦止めてもらってから抜歯などを行っていたのですが、こういった薬を急に止めてしまうと血栓で血管が詰まってしまって病気が再発することが最近、問題になっております。
そんな中、学会などでは極力薬を止めずに抜歯することを推奨するようになりましたが、実際にこれを杓子定規に当てはめてしまうと臨床現場ではとんでもないことになります。
そこでありとあらゆる観点から、極力薬を止める期間を短くして抜歯していくにはどういったところに気を配るのか、解説をいただきました。

それと最近、骨密度検査が普及したことも相まって骨粗鬆症の薬を飲んでられる方が非常に増えています。特に最近登場した、非常によく効く薬は歯科治療にとっては非常に厄介者で、抜歯した後の傷の直りが非常に悪く、場合によっては骨が感染してしまう問題がクローズアップされています。
そのあたりの最新情報も教えていただきました。

また抗がん剤の副作用で口内炎に悩まされている方に対して、我々歯科医師が出来ること、担うべき役割についても解説をいただきました。

このように、下手をすると歯医者さんで厄介者扱いされてしまいがちな、身体リスクを持った患者様も当院では健康な方々と同じように治療できるよう日ごろより、スキルを高めております。


| seiji0024 | 歯科全般 | 09:31 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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