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林歯科診療所

京都の歯医者林歯科診療所 院長日記
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コンビニ感覚で来院される困った方
京都・下京・丹波口・梅小路公園の歯科・歯医者 林歯科診療所は私で3代目になりましたが、いまやこの地域は歯科医院が乱立状態になっております。
この減少は当院の地域に限らず全国の特に、都心部により著明に認められる傾向です。
今や全国でコンビニが約42,000件、歯科医院が約69,000件と、「コンビニより多い歯医者」と中傷的な報道もされるご時勢になってしまいました。
それに伴って、最近コンビニ感覚で好き勝手に来院され、一方的ににキャンセルや治療中断される方が増えてしまいました。

確かに歯科医院はそこらじゅうに出来て、患者様が歯科医院を選べる時代になり、その結果コンビニと同じような24時間・年中無休的なサービスを求められる方が増えてまいりました。
しかし、コンビニと同じことを歯科医院は質を確保しながらできるのでしょうか?本当に患者様に対して目先のウケだけをねらって接することが正しいのでしょうか?

医療とは他の業種とは異なり、クライアントが求めている目先の欲求のみ追っかけていたらとんでもないことになります。

例えば
「前の差し歯が取れてしまった。歯の中は虫歯でグチャグチャ、歯周病で歯はグラグラの状態だけれど、とにかく歯医者に行くのも面倒なので、そのままつけるだけで結構です。」

こんな感じで急にご来院されるケースは珍しくありません。
確かにこの方の目先の欲求は
「格好が悪いので応急的にでも前歯をつけて欲しい。でも歯医者に行くのは面倒だし、時間とお金を取られるのはバカバカしいので通院したくない。」
といった内容でしょう。
しかしこの欲求を仮に実現してしまうと
「将来、歯が悪くなって場合によっては人生そのものを諦めないといけなくなる。」現実が待ちうけます。

コンビニではいくらお勧めのお弁当があったとしても、サンドウィッチが欲しい顧客に無理にお弁当を勧めることはありえないことです。
しかし我々歯科医師はこの決して聴き心地の良くないこういった内容も患者様にお伝えせねばなりません。
すなわち医療とは生涯にわたる潜在的な欲求を叶えるためには、場合によってはその瞬間の患者様の表面的な欲求と異なった提案をしていかねばなりません。

だからこそ、我々の業種は非常にクレームが多くなりがちになります。
そのため当院ではご来院頂いた方の生涯にわたる歯の健康のためにとにかく一生懸命説明しております。
ただいくら精一杯の説明をしても理解されない、コンビニと同じ感覚が抜けない患者様がごく僅かにいらっしゃり、その方々はご本人のご要望通り、コンビニと同じように他の歯科医院に安易に移られることに関して当院では一切引き止めておりません。

このように歯科治療は、それなりに期間もかかるしストレスもかかります。それをコンビニと同じ感覚でしかご来院いただけないような価値観をお持ちの方にしっかりしたことを行うことは難しいでしょう。
是非、我々は通院してくださる患者様と同じ考えや目標を共有してまいりたいと思います。





| seiji0024 | ひとりごと | 10:05 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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