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林歯科診療所

京都の歯医者林歯科診療所 院長日記
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研究生活で得られたもの
京都市・下京区・丹波口駅・梅小路公園そばの歯科・歯医者 林歯科診療所は院長一人と数名のスタッフで行っているごく小規模の町医者です。
そんな私ですが、かつては大学の研究室に在籍し、どっぷり夜中まで研究生活に没頭していた時期が長くございました。
私の専門は神経科学で、それを組織化学(組織や細胞を顕微鏡でみる方法)の手法を一貫して用いて行っておりました。
研究生活の一番最後には強烈な歯の痛みに神経科学的に対処するための基礎研究を行っておりましたが、志半ばで完結できなかったことが今でも非常に悔やまれます。

特に私が実験手法として取り扱ってきた組織化学は、マニュアルどおりにいかないことが多く、経験や技術を要します。そのためある程度、誰かにどっぷり教わらないとなかなかできません。
しかし残念ながら当時の私の周りには私についてくるガッツのある若い人が名乗りを挙げず、私の培ってきた技術は途絶えてしまいました。

このように当時は寝る時間も惜しんで実験したり文献を読み漁っていました。しかしこの作業は誰からか指示されて行ったものではなく、自分自身で目標設定しスケジュール管理を行っていたものです。
研究の世界に入るまで、私は目の前に指示されたものやノルマがないと行動に移せなかった人間だったのが、この研究生活のおかげで自らを管理し、目標設定することが出来るようになりました。

最近の若い歯医者さんには、研究など一銭の得にもならないと思われ非常に敬遠されています。
しかし一生のうち、若い間にこの研究の世界にどっぷり浸かることによって、他では得られないものがきっとあると思います。
これからの歯医者さんには是非、臨床という狭い世界だけでなく研究分野など広く経験していただいて、歯科医師としての見識を広く持っていただきたいと願います。
| seiji0024 | 研究開発 | 09:29 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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