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林歯科診療所

京都の歯医者林歯科診療所 院長日記
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見事な歯胚再生技術
林歯科診療所 院長の私ですが、若いころ朝から夜中まで研究に没頭していた時期があります。当時は神経科学をメインテーマに研究しておりましたが、やっている間は厳しい環境でなかなか結果も出ずにすごくもがき苦しみましたが、その経験が今の自分に非常に役に立っております。
さておき、そんなことから最新の研究についても未だすごく興味がわいてきます。
そんな中、約半年ほど前に画期的な歯を再生させる技術が研究段階で成功したことが新聞紙上をにぎわせました。
東京理科大学の辻孝教授のグループが発表された技術です。
マウスを使って行った実験ですが、まずマウスの歯胚(歯の種)の細胞を外科処置で取り出し、この歯胚の細胞に辻教授のグループならではの処理を行ったものを歯の抜けてしまったところに植えると、歯の硬さ・形・神経感覚など元来の歯が有する特徴を全て兼ね備えた天然の歯が生えてきました。
ここまできれいに歯が再生した研究は他には見たことがございません。

しかしこの方法には最大の欠点があって、それは移植する生体から歯胚の細胞を外科的に取り出さなくてはなりません。当然このままではとても臨床応用できるものではありません。
やはりIPS細胞などを使って生体を傷めない再生医療技術開発が今後もさらに求められます。
しかしこの辻教授の研究、本当にお見事で次世代の再生医療研究現場にとっては非常に有意義であると思います。
| seiji0024 | 研究開発 | 07:49 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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