昨今、日本国中で猛威をふるっているノロウィルス。感染し発症すると下痢や嘔吐などの症状を引き起こします。
このウイルス、とても感染力が強い一方、抵抗力の強い方だと感染しても発症しないことも珍しくありません。
よって知らず知らずのうちに感染が広がりやすいウイルスの一つです。
このウイルス、構造上アルコール消毒であまり効果がありません。
よって報道等で物理的にウイルスを洗い流す入念な手洗いが推奨されています。
しかし入念な手洗い、数十秒もことあるごとに行うのは非常に大きな負担になります。
よって私は手洗い以外に他の方法も上手く組み合わせて効率よくノロウイルスの予防を行った方がいいと思い、当院でも実践しています。
まず細菌ではなくそれより数十分の一の大きさで小さいウイルスですから、細かな隙間に入りやすいです。
よってまず爪が伸びているようではいくら手洗いしてもキリがありません。
特に医療・介護・食品関係で従事している方が爪を伸ばしているなどあってはなりません。
当院でもこれは服務規定でしっかり定めております。
もうひとつは塩素に弱い性質は利用すべきです。ご家庭でも漂白剤の希釈で簡単に対応できます。当院では元々漂白剤に含まれている次亜塩素酸ナトリウムの数百倍の効能がある次亜塩素酸が含まれた電解機能水で器具の洗浄や手洗いを行っております。
電解機能水、これは本当に便利で特に食品関係の作業場では抜群の威力を発揮するものです。
無論、丁寧な手洗いをないがしろにしてはいけません。出来る限り丁寧な手洗いは心がける必要があります。
このように手洗い・身だしなみ・塩素消毒、こういったものを上手く組み合わせて効率よく衛生管理を行うことで、業務効率を犠牲にせずに効果的なノロウイルス感染予防に努めていってます。