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林歯科診療所

京都の歯医者林歯科診療所 院長日記
難解書、「口腔内科学」を読破する

ずっと手元に置いておきながらほとんとページさえめくっていなかった専門書があります。

「口腔内科学」という本で、日本口腔内科学会が編集し多くの著者に分担して執筆されているかなりボリュームのある専門書です。

そもそも口腔内科学とは最近できた用語で、ひとくくりで表現するとお口の中と全身との関係について調べる分野です。

ですから歯科の分野全般はもちろんの事、医科の分野も幅広く知っておく必要のあるのがこの口腔内科学です。

我々歯科医師はマニアックな内容であっても歯科の分野の事ならさほど苦にならずに勉強できることが多いですが、医科の分野となるとほとんどの歯科医師は苦手にしておりなかなか勉強しないといけないと思いながらも重い腰が上がらないのが現状です。

 

一方、私は地元の歯科医師数名の有志と一緒に、歯科の専門書を読み解いていく勉強会を行っており、その中で今回私が読み解いていく専門書の選定を任されました。そこで私は一番にこの「口腔内科学」を思い浮かべました。私はとても心の弱い人間ですし、これだけの本、外圧でもかけられないとなかなか自分で手を付けないなと思ったからです。

そして結局この本を勉強会のテーマにすることになりましたが、言いだしっぺの私が誰よりも詳しく読まなくてはならないのは当然なので、がんばって読んでおりましたが、するとこれが自分にとってすごいプラスの知識になっていると知らないうちに自覚できるようになってきました。

他のメンバーには値段の高い本を選んでしまって申し訳ない気持ちもありますが、この本をじっくり読めば必ず役立つのでやはりこの本をテーマに選んで良かったと、今は思っております。

| seiji0024 | ひとりごと | 11:14 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
人によって大きく異なる「いい歯医者さん」

当院に日々、新規の初診でお越しになられる患者さんからよく「ここがいい歯医者さんだから来ました」とよく耳にします。
しかし「いい歯医者さん」とは何とも実態の無い表現です。
人によって「いい歯医者さん」についてこんなことをよく聞きます。
「何でも言った通りにやってくれるから」
「全て保険診療で良心的だから」
「予約関係無くいつでも都合のいい時に診てくれるから」
「日曜祝日深夜まで診察しているから」
「優しく自分がしていることを全て認めてくれるから」
「痛いこと、しんどいこと、一切しないから」
こんなことがよく聞かれます


しかしよく考えて下さい。
ではどうして歯が悪くなって歯科医院にかかっているのですか?
その理由を考えないといけないのではないでしょうか?
「何でも言った通りにやってくれるから」
これって要するに歯科医師としての診査・診断・治療計画を全く立てずにいることになります。
「全て保険診療で良心的だから」
日本の歯科保険診療は確かに生きていく上で最低限の治療はカバーしていますが、皆様その程度の治療結果で果たして満足されますか?
「予約関係無くいつでも都合のいい時に診てくれるから」
今どき感染対策は必須です。でも何時、何が、どのくらい必要なのか全くわからない状況できちんと感染対策の準備が出来るのでしょうか?
「日曜祝日深夜まで診察しているから」
歯科の研修の殆どは日曜祝日深夜にありますが、ここを診療に時間を使ったら、一体歯科医師はいつ勉強して質の高い臨床を提供出来るのでしょうか?
「優しく自分がしていることを全て認めてくれるから」
歯が悪くなる病気になったということは、どこかが間違っているから病気になったのでは無いでしょうか?
「痛いこと、しんどいこと、一切しないから」
大きな処置が必要な病気でも放置するのが正しいのでしょうか?せめて麻酔の注射の痛みと処置に必要な開口は我慢していただかないといけないのではないでしょうか?

私の考える「いい歯医者さん」とはそれらとは全く異なります。
私は患者さんを受け入れるに当たって診察時間外にどれほど準備や勉強に時間と労力とコストを費やしたか、だと開業する前からずっと信じて続けています。

またどの患者さんも何よりご自分の貴重な時間を割いてまでしてお越しいただいているからには予約の待ち時間を極力ゼロにする努力を常に怠らないことは当たり前です。
ですからうわべだけの「いい歯医者さん」をお求めの方には全く理解していただけないはずです。

当院は予約に関しては厳しく、予約ルールを守らない方には応急処置以外は行いません。またいくらごねられても正しいと信じた自分の治療方針も絶対に曲げません。いくら気分を害されようとも間違っていることははっきり間違っていると言います。短時間ですが必要があれば自費診療の話もします。
一方、毎朝近所の中央市場が最も活気付いている早朝の時間帯に出勤して感染対策や勉強をしています。休日のかなりを歯科の研修に費やして、自分の人生を歯科臨床に大きくささげています。

急患の方は別ですが、予約患者さんに関しては予約を必ず守れるよう、もしくは手抜き治療にならないよう、受け入れの患者数も医院の容量を越さないようある程度セーブしています。

 

ですので上記のような方針と合わないマインドの患者さんも今まで数多くご来院されましたが、相性が合わないのでお越しにならなくなりました。

そして今では年々共感できる患者さんの再来院の割合が増えてきて、歯科医院の方向性がより一層明確になってきております。
私は年中こんな方針で歯科医院をやっていますので、新規での来院をご検討されている方は、ご理解いただきますようお願いいたします。

| seiji0024 | ひとりごと | 06:49 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Jimdo cafeのご紹介

林歯科診療所の現在のホームページは院長の私自身が手作りで、Jimdoという会社のシステムを使って製作しております。
このJimdo、私のようにインターネットの専門知識が無くてもホームページが作れる優れ物のですが、それでも使っていていろいろとわからないことが出てきます。
メールでのサポートもあるのですが、どうしても直接対面で伺わないとなかなか先方に伝わらないこと、逆でこちらが理解しきれないことが生じてしまいます。

私も実際に使っていて幾つかわからないことが生じ、メールサポートを使っても不十分なことがありました。
そんな中、京都にもJimdo cafeというJimdoに関する相談窓口があり、予約して使わせていただきました。

やはりメールと違って実際に同じ画面を見ながら対面で教えていただくとこちらの理解がかなり高まります。
こんな便利な場所が京都駅の近くにあり、当院からも気軽に行けるのですからこれからも是非、利用させていただこうと思います。

私と同様に現在Jimdoをお使いの方のみならず、これからJimdoの導入をお考えの方も、京都のJimdo cafeは無料で相談に乗ってくださいます。
是非、ご予約の上、ご利用されることをお勧めいたします。
Jimdo cafe 京都
〒600-8216
京都府京都市下京区東塩小路町607-10 サンプレ京都ビル4F (NPO法人 クリエイター育成協会内)
予約フォームがホームページ内にございますのでそちらからご予約ください。

| seiji0024 | ひとりごと | 22:57 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
歯科甲子園のエントリーを取り下げました

今まで毎年、歯科甲子園という患者さんへの対応力を競うイベントにエントリーし続けてきました。

これ自体、賛否両論あるようですが、とにかく既成概念に囚われがちの歯科界から一歩踏み出すにはとてもいい機会だと思い、第一回から今回の第五回まで連続でエントリーを続け、当院にこの結果をフィードバックするとともに、このイベント自体をささやかながらずっと応援し続けてきました。

今まではずっとごく普通の方が覆面調査員でお越しになられ、それなりの評価を何年にもわたっていただき続けておりました。

しかしこの度直近の覆面調査にて、明らかに悪意のある調査員の方が来られ、そのせいで診察室は大混乱し、その調査結果もあまりにもひどいものでした。

その結果、日頃一生懸命行っているスタッフ一同、とても傷つき大きく名誉を損なわれ、モチベーションがガタ落ちしてしまいました。

初回からずっと支えてきたイベントだけに思い入れもあったのですが、スタッフの気持ちを考えると苦渋の決断ですが、この歯科甲子園のエントリーを取り消し決別することに致しました。

 

今後、歯科甲子園が歯科界のみならず社会から信用を得るためには、もう少しきちんとした運営を行っていただかないと、今回の我々のように徐々に決別されてしまうのではないでしょうか?

| seiji0024 | ひとりごと | 11:27 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
院長の1日
皆様は診察時間以外の院長の生活をご存知の方はあまり居られないと思います。
今回は私のごくありふれた1日を紹介いたします。
4時30分、起床
5時30分、自宅を出発
6時、診療所に出勤
7時30分まで、当日の診察の準備と事務仕事
8時30分まで、専門書などで自習
8時30分、診察開始
14時、診察一旦終了
14時、訪問診療
15時、昼食
15時15分、来客
15時40分、ミーティング
16時、診察再開
19時、院内清掃
19時20分、残務処理
20時、診療所退出
20時30分、歯科医師会など公務
22時30分、全ての業務終了
23時、帰宅
23時30分、就寝

大体毎日こんな生活を送っております。
特に歯科医師会などの私が担当している公務は多くの歯科医師が自分の利益にならないためやりたがりませんが、結局誰かがやらないといけないので、とても大きな負担ですが私も受け持っています。
皆様が思われているよりずいぶんハードかと思われます。
自分の体力・気力を振り絞って出来る限りのことをしておりますが、疲れ果てて粗相などございましたら、その都度叱咤激励をいただけば幸いです。
| seiji0024 | ひとりごと | 08:58 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
もっと加入者に説明していただきたい健康保険組合の歯科検診事業

加入されている健康保険組合によっては京都府歯科医師会に委託して、京都府歯科医師会会員の診療所で無料で歯科検診を受けられる制度があります。

 

この検診は元々多人数を想定しているため、かなり簡略化された様式の検診になっております。

よっておおよそ歯科疾患のリスクが高いかどうかのスクリーニング(簡易なふるい分け)は出来ますが、診断や治療計画の立案に必要な資料には成り得ません。

そのため治療が必要な際には、別個にもっと精度の高い検査が必要です。

しかもこの検診制度で歯石取りなどの施術・処置は一切行えません。

 

しかしこの保険組合の歯科検診制度で、無料で歯石取り、もっとエスカレートしているケースではヤニ取りまでしてくれるものだと勘違いして申し込まれることが大半です。

 

よって歯石取りを行うには、健康保険できちんとした歯周病検査を行ったうえで、はじめて処置が可能となります。

しかも無料検診と健康保険の診察日は同日に行ってはならないため、通常の保険診療だと1日で済む内容でも、2日かかります。

 

そこで当院でもこの制度をご利用される方に関しては、毎回その旨を説明するのですが、結局後付けの説明になってしまうので不満を漏らされてしまうこともしばしあります。

 

元来なら、無料検診の実施主体の健康保険組合がもっとわかりやすく加入者に説明してくれればこういったことにならないのでしょうが、なかなか浸透されていないのが現状です。

 

根本的にはこういった検診制度はもっと再検討する必要がありますが、その前にまずは現状の制度について加入者にきちんと説明されることが先決だと思います。

| seiji0024 | ひとりごと | 09:54 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
フィードバックはフロー経営には大切なステップ
私は戦う集団を作るフロー経営を天下伺朗先生に学びに月に1回、秋口まで休診させていただいて東京まで足を運んでおりました。
ここで学ぶ目標とは、従業員一人一人が誰からの指示・命令が無くても自ら考え行動し、結果アイディア溢れる組織を作っていくことです。これだけ聞いていると非常に聞こえがいいですが、このような組織作りは何もしなくて出来るものでは決してありません。

成長できないのには結局本人の中に成長できない因子があるからであって、それを自分自身にフィードバックさせる仕掛けが必要なのです。
一人ひとりが自分の今現在抱えているマインドをまず可視化して、それを組織の可視化されたマインドと比べ理解する作業が必要です。
しかし私含め多くの人間は未熟な精神です。よって自分の思想を丸裸にされることを強度に拒みます。これは他人に対して拒むのは当たり前ですが、自分自身に対しても自分の丸裸にされた思想をなかなか受け入れられないものです。

今私はこんなことを学んでおります。
全く先行き見通せない状況ですが、一旦動き出したフロー経営、とにかくやっていこうと思っております。

 
| seiji0024 | ひとりごと | 12:36 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
一般的に人が入ってくる情報を採用する基準
現代はインターネット社会になって情報が氾濫する時代になりました。
最近では、PCだけでなくスマホからも簡単にインターネットから情報収集できるようになったため、我々日本人はこの20年間の短い間で、手に入れられる情報量が飛躍的に増えました。
この氾濫する情報、おそらくどなたも全て採用されるわけではありません。
以前にこの情報を適切に選択し、採用するスキルをリテラシーと紹介しましたが、なかなかこのリテラシーは成熟させるのが難しいスキルです。

「情報の選択をどうされていますか?」、と多くの方に質問するとおそらく大半の方は「正しい情報を採用し、誤った情報を無視する。」とお答えになるでしょう。
しかし何を持ってその情報を正しい・誤っていると判断するのでしょう。

そこには元来人間が持っている心理が大きく関わっていると思います。
その心理とは、

第一に、その情報が自分にとって都合のいいものなのか、そうでないものなのか?
自分にとって都合のいい情報であれば、だれしもついついそれが正しいと思った方が気分的に楽になるわけですから、このバイアスを排除することはなかなか難しいです。

第二に、その情報源はだれが発信しているかです、自分が信頼している人が発言する内容がいくら間違っていても人はその情報を信じます。逆に信頼していない人の発信する情報は、いくらそれが正しい事実であっても受け入れられることはありません。

この上記の2点、実は我々歯科の臨床現場では毎日、繰り返される出来事です。
いくら私が歯科医学的に正しい選択をし、それを説明しても、その内容が本人にとって都合の悪い情報で、私を信頼していない状況であれば、その私が提示した治療計画は全て却下されてしまいます。
当然これではまともな臨床を提供できるはずもないため、こういった状況に陥った場合、失礼かも知れませんが他の医療機関で再度相談されることをお勧めすることも稀にあります。

長い時間をかけてコミュニケーションを取り合えばこのようなギャップも解消されるのかも知れませんが、私にその時間的猶予は限りがあり、もう少しどうにかならないかと日々悩みながら臨床を送っているところです。
| seiji0024 | ひとりごと | 08:14 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
今年はは知識・技術以外にもっとココロを鍛えます
今までずっと歯科医師として、専門知識や専門技術の研修には長年多く参加してきました。
それからこの数年は、人材管理や経営に関する研修にも積極的に参加するようになって、スタッフとのコミュニケーションなどが劇的に改善され、それに伴い医院の業績も伸びてまいりました。
しかし昨年から当院はついに頭打ちになってしまいました。頭打ちになっていた当初は、私の歯科医院の診察台3台という器の狭さのせいにしていました。
確かに医院自体の容量の問題もありますが、一番の原因は変わりきれていない私自身であることが最近わかってきました。

一言で”変わる”と言ってもとても難しいことです。
元来、人は自分を変えたくありませんし自分をくずしたくありません。こんな性質の中で自分自身で自己改革するのはなかなか困難で、誰かの助けが必要になります。

私は今年、リーダーとしてもっとスケールの大きな人間性を身につけるため、ココロの研修をおこなう決心を固め現在も研鑽中です。
また別の機会に細かなところはお伝えしてまいります。
| seiji0024 | ひとりごと | 08:21 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
隣接医学にもっと幅広く接するために
先日、愛知学院大学で「時代のトップランナーが歯科の未来を語る―老いと向き合う魔法のメイクとエイジングケア―」という表題でちょっと変わった内容の研修会があったので、興味本位で参加してまいりました。
講師はお二方登場され、前半が日経BPヒット総合研究所にて取材や編集など多岐にわたりご活躍されております西沢邦浩先生、後半が化粧品メーカー資生堂の池山和幸先生の講演でした。

前半の西沢先生は「歯科が国民の健康管理の拠点となるために―エビデンスから構築する全身歯科を考える―」のタイトルにて、世界中の最新の歯科と全身に関する健康のトピックスを幅広く紹介していただきました。多数の文献がマシンガンのごとく登場して話についていくのが大変でしたが、何より感心させられたのは西沢先生は文系卒業の記者畑にも関わらず、インターネットなどで最新の英文の医学トピックスを論文のオリジナルから情報を引っ張ってこられるこの熱意です。改めて頭の下がる思いでした。

後半の池山先生は元々大学で神経科学の研究をされ、学位も取得されている経緯の中、化粧療法によっていかに要介護者の自立支援が出来るのかを現在も、調査・研究・開発を続けておられ、その観点からの口腔ケアについてお話をいただきました。日頃、全くスキンケアについて興味も知識もない私にとっては目からウロコの話でした。

いつも歯科医師が講師での研修が圧倒的に多いのですが、このように他業種からの講師による研修は幅広い視野を持つためにも必要だと改めて感じているところです
| seiji0024 | ひとりごと | 09:30 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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