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林歯科診療所

京都の歯医者林歯科診療所 院長日記
今までの歯型は一体何だったんだろう?

ついに今年から私が日本歯科大学の学生時代、最も興味をそそられた講義をされていた丸茂義二先生の主催されている研修コースに参加することとなり、早速1回目に行ってきました。

 

今回の内容は正確な診断用模型を作ることでした。普段の臨床において診断用のために歯型を採ることは日々行っております。今までは別に被せ物や入れ歯を作るわけでもないから、と雑に型採りをしておりました。

 

しかしこの雑に型採りした模型はそこらじゅう狂っていて、全く正確でないことを思い知らされました。

そして正確な型採りを行うために実習が始まりましたが毎日やっている歯型採り、こんなにダメ出しされて何度も粉まみれの汗まみれでやり直しになったなんて本当に歯学部の学生実習以来でした。

 

まだまだ丸茂先生の域には遠く及びませんがこれだけ身体に叩きこむとさすがに残るもので、自院に戻ってから明らかに歯型の採り方を変えましたし、実際それを生かして入れ歯などの型採りを行うといままでより相当精度が上がった仕上がりになっております。

 

こんな体験をすると一体今まで自分が無数の型採りを行ってきたもの全てが一体なんだったんだろう、ととても考えさせられます。

しかしこれからまだまだ上のレベルを目指して過去にとらわれずに進化し続ける取り組みを続けていく所存です。

| seiji0024 | 咬み合わせ | 11:14 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
今年から丸茂先生門下に入りました

私は歯科医師になってからおおよそ20年になります。それまで神経科学の基礎研究や歯科保健行政など臨床以外のことも多くやって参りました。

しかし平成20年にこの地で開業医してからは地域の臨床家一筋で行っておりますが、私も年齢的にそろそろ人生の折り返し地点に経ってきたことを最近強く意識するようになってきました。

そうしていると、「果たして今の臨床でいいのだろうか?もっと異次元のレベルまで自分を高めて、自信を持てる臨床を提供できるようにしなければ。」と考えるようになりました。

 

その一方、私が日本歯科大学の学生時代に講義を聴いてとても感銘を受けた先生がおられます。補綴学といって噛み合わせや入れ歯を専門に教える部門の先生で、丸茂義二先生がおられました。

 

とにかく丸茂先生の講義は斬新で、歯学部の学生として必ず押さえなくてなならない基礎的な内容に触れながらも、ご自身で試行錯誤された独自理論が時折混ぜられ、それを聴くのが楽しくて仕方なかったのです。

 

そんな中、ふとしたことで今でも大学を早くに退職された丸茂先生がご自身で研修を主催されているのを耳にし、学生時代の記憶がフラッシュバックしてきました。

 

そしてついに今年から私も丸茂先生の門下に入ることを決断いたしました。この先、何年も丸茂先生に教わることになります。そのことで時折休診させていただき、皆様にご迷惑をおかけすることにもなります。

 

でも残された後半の歯科医師人生の礎をここで築いて、もっと有意義な臨床を送れるように新たに生まれ変わりたいと思います。

| seiji0024 | 咬み合わせ | 08:03 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
東洋医学と解剖学・生理学を突き詰めた咬み合わせ治療の基礎
私は開業時より一環して咬み合わせ治療を行ってきただけに留まらず多くの先生に教わり、進化し続けてきました。その中でも大きく影響を受けたのが東京都と静岡県でご開業の川邉先生でした。その川邉先生の臨床ですがまだ自分で理解出来ていないところもあったので、数年ぶりに再受講したのですが、内容がほとんど矯正の話でそれはそれでとても有意義だったのですが、自分のモヤモヤしたところはまだ未解決のままでした。
そんな折、かつて川邉先生といっしょに咬み合わせの研修をされていた東京都でご開業の笠茂享久先生の咬み合わせ研修二日間コースに行って参りました。
笠茂先生の教え方は膨大な量の解剖学・生理学・東洋医学の基礎が目白押しで、ついていくのがやっとですが、全て臨床に繋がるバックボーンがあってかなり理解することが出来ました。
今回はまだ基礎編でまだ半分にしか過ぎません。残り半分の臨床編が楽しみなところです。
| seiji0024 | 咬み合わせ | 09:58 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
姿勢咬合のコースを数年ぶりに再受講
当院ではかねてより咬み合わせ治療を行っております。なかなか京都で咬み合わせの治療を行っているところが少ないからかどうかわかりませんが、申し訳ないながらもかなり遠方からでも多くの方にお越しいただいております。
当院で行っている咬み合わせ治療ですが、今までにとても多くのことを学んできた中で自分なりにまとめたものを臨床に生かして皆様に提供しております。
その中でも以前に受講した、現在は東京都でご開業されている川邊研次先生が主催されている姿勢咬合コースで学んだ内容は、私の咬み合わせ治療の中で大きなウェートを占めております。
その後も川邊先生とは何度もお会いして、現在されている姿勢咬合のコースが以前に私が受講した内容とはずいぶん様変わりしたとお聞きしていて、今回再受講する運びとなりました。
以前に受講した内容は主に顎関節症や歯痛への対応でしたが、今回は矯正治療への応用が大半の内容でした。
特にマウスピース型のトレーナーを用いた方法で、この方法は結果が出るのにすごく時間がかかるので私自身、なるべく避けてきた方法です。
しかしトレーナーを使って時間がかかるのは、私自身の理解が浅く、患者さんに対してちょっと甘やかしすぎたところがすごく大きいです。
川邊先生は、非常に長いトレーナーの装着時間を設け、口腔の筋肉トレーニングもハードな内容を患者さんに要求します。
その結果、短期間でトレーナーを用いた矯正治療は結果が出てます。
またトレーナーを用いた矯正治療の利点である長期間の安定性も得られるのです。

これを機に私もトレーナーに対する偏見を無くして、もっと自分の臨床に取り入れようと思います。
 
| seiji0024 | 咬み合わせ | 11:53 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
激増しているくいしばりとそれによる障害
この数十年で飛躍的に日本人のこどもの虫歯は減ってきています。
皆さま気付かないうちに歯がフッ素に触れる機会が多くなったことが、最も大きな原因だと考えます。

歯周病についてもかつては歯石付きっぱなしの方が大多数でしたが、最近ではこまめに歯科医院で歯石除去に訪れる方が増えてきたこともあって、徐々にではありますが重度の方は減ってきている印象を持ちます。

逆に近年、激増しているものがあります。
そのうちの一つは顎関節症です。
こちらについては今までたくさん書いているので、是非そちらをご覧ください。

もう一つはTCH(歯列接触癖)が引き起こす様々な症状です。
上記の顎関節症もその一つではありますが、それ以外にもたくさんあります。
歯の知覚過敏や舌の痛みや荒れ、詰め物の脱落、歯の破折、歯の神経の壊死など多くの障害を引き起こします。

しかし一つ大きな問題があります。
それは原因としてのTCHに対する診断が非常に難しい点です。
現在の歯学部教育では十分に教えられていませんし、きちんとしたエビデンスも全く不十分な分野です。
また保険診療においても診療報酬はほぼゼロで、せっかく素晴らしい臨床を提供している歯科医院を犠牲にしているという不条理な状態が続いています。
私がある程度診断・治療できるようになったのも、きちんと診断できない自分自身が歯がゆくて、ありとあらゆる先生のところに自ら足を運んで習いに行く積み重ねを続けてきたからです。

でもこんな歯科医師個人の努力だけに頼る医療では安定供給の面で考えると好ましいことではありません。
TCHに関するエビデンスがそろい、歯学部教育などで歯科医師に広く有効な知識・技術が伝わり、きちんと知識や技術に見合った診療報酬の設定がなされる状況が望まれるところです。






 
| seiji0024 | 咬み合わせ | 07:47 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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