京都・下京区・丹波口駅・七条七本松の歯科・歯医者
林歯科診療所では常になるべく最新の技術・設備の導入を心がけています。
そんな中、導入できていない代表的な設備が3つあります。
一つはCTです。レントゲンを高分解能で三次元的に診ることができるCTはとても心強い診断ツールです。しかしまだ登場してから間もない装置のためこれを導入するにはちょっとした分譲マンションが買えるほど高額な設備です。
当院の規模を考えると高額すぎてとても導入できず、将来に向けてもっと普及価格帯で流通されることを待ち望んでおります。
2つ目はCAD/CAMです。一般の方にはCAD/CAMとは何のことだかサッパリわからないと思います。これは詰め物やかぶせ物を従来は手作業で歯科技工士が複雑な過程と時間をかけて手作業で製作していたのですが、この装置によって直接歯のカメラ撮影をしてその画像をコンピューター上で三次元構築し、そのデータを元のセラミックブロックなどを特殊な旋盤で削りだして短時間で作っていくものです。この第三世代になってようやく使い物になる性能になったのですが、やはりまだ導入コストがかなり高額で、当院のような規模ではなかなか手が出しづらいです。もっと普及価格帯になることを心待ちにしています。
3つ目はレーザーです。このレーザー治療はもう最新治療というには出始めてからかなり歴史があるのであまりこういう言い方は適切ではないのかもしれません。このレーザー装置、数種類の全く方式の違う装置がまた数多く存在し、レーザー発生方式によって治療の得意・不得意分野が存在します。
私はずっとレーザーはとても便利だけれど、別に無くても何も問題なく治療が出来る、との考えであまり導入には積極的ではありませんでした。
しかし多くの歯周病を治療していく中で、既存の
歯周病治療ではものすごく効率が悪く、治りもすごく悪いケースをしばし遭遇するようになり、様々な
新しい治療法を導入してまいりました。
そうしていくうちに、「もしここでレーザーがあればもっとよく治るのでは?」と思う場面に多く見舞われ、現在レーザー導入に向けて機種を選定中です。
私の用途ではよく歯科医院で普及している方式のレーザー装置ではほとんど役に立たないので、今までお付き合いのなかったルートからも情報収集中です。
そんなわけで、レーザー治療につきましてはもうしばらくお時間を頂戴いたします。