京都・下京・丹波口駅・七条の
林歯科診療所では昨年末より、歯科技工士も採用し技工業務の拡充を行ってまいりました。
そんな中、なかなか稼動できなかった技工業務があります。
それは”鋳造”といって型取りしたものから石こうで模型をつくって、そこから鋳型を作成し、その鋳型に高温で溶かした金属を流し込んで、思うままに金属を加工する技術です。
歯科領域でお口の中に入れる金属の大部分は、現在この方法で作られています。
そこで昨年より設備導入を行っていたのですが、実際に稼動しようとすると大事なことを忘れてしまいました。
それは鋳型を作る時に、高温の電気炉で鋳型を焼くのですがその時に、かなりのススが出てしまいます。
そのためこの電気炉のすぐ上に換気扇を設置しないと、室内の空気が汚染されてしまうのですが、すっかり換気扇の設置を忘れてしまいました。
そこで急遽、技工室の換気扇増設工事を行い、ようやく換気扇が設置され鋳造作業が滞りなく行えるようになりました。
この歯科医院内での歯科技工、年々軽視されるようになって来ましたが、
インプラントや
セラミック治療などの高額な咬み合わせ治療を行う際には、必ず必要になります。院内技工の無い歯科医院がどうやってこういった治療の質を保っているのか私は不思議でなりません。
こちらの手違いで技工作業に遅れが生じましたが、現在は順調に稼動しておりますのでご安心ください。