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林歯科診療所

京都の歯医者林歯科診療所 院長日記
”入れ歯ぐき”もあっていいじゃないでしょうか?

林歯科診療所では日々多くの歯周病治療を行っております。

その歯周病治療で一番意識していることが、攻める治療を行うべきタイミングなのか、守りに入るタイミングなのかをメリハリつけて行う事です。

 

そこで適切な時期に攻めの治療を行うと、歯周病は短期間で改善しご自覚していただけるのですが、それと同時に歯肉が引き締まった分、歯肉が痩せて見えてしまうことによって、審美的に改善を望まれる事は少なくありません。

 

そんな折、先日東京都でご開業の宝田恭子先生の研修会に参加してまいりました。

 

宝田先生は入れ歯やアンチエイジング治療を得意にされており、かなり高い年齢層の患者さんを日々、多く診られております。

その中で歯周病で歯ぐきが痩せてしまって審美的な改善を求められる方に多く接する中で、歯ぐきの入れ歯、すなわち「入れ歯ぐき」を考案され、この度その実際について紹介していただきました。

 

実際に実習を行ってみると、日頃虫歯の治療等で仮歯を作る作業とよく似ておりすぐに慣れることが出来ました。

今後、当院でもこの「入れ歯ぐき」、始めてみようと思います。

 

| seiji0024 | 審美歯科 | 11:09 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
審美修復を行う際に診るべきポイント

当院では審美治療を行う際、院内技工のメリットを最大限生かして、歯科技工士立ち会いでセラミック治療の色調や歯の形態を検討すると共に、クリスタルアイという本格的な歯の色調を測定する機器を用いて、審美的なセラミック修復を行っております。

 

しかし、審美治療を行う上でチェックすべきポイントは我々が勉強するテキストに載っておりますが、これをとればあれがダメ、どの項目から優先的に診なければならない、など実際の臨床ではきちんと整理できる情報は我々には手に入りませんでした。

 

そんな折、長年審美修復をご専門に取り組まれ、ご自身で勉強会も立ち上げておられる熊本県でご開業の細川孔先生の講演を聴講してまいりました。

 

細川先生はご自身の臨床の中で、審美修復治療を行う際、診るべきポイントを系統化され、優先順位も明確にされその内容が示されました。

それとその診査の安定性と客観性を持たせるために、規格化された正確な口腔内写真の記録についてもその一端を垣間見ることが出来ました。

 

実際に、私の心がけ一つですぐに取り組める事項ばかりだったので、早速審美修復を行う際は、ここで学んだことを生かしていきます。

 

| seiji0024 | 審美歯科 | 08:44 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
実はとっても奥深い審美歯科治療

当院では矯正治療からセラミック治療などを用いた審美歯科治療を行っております。
しかし矯正治療は矯正歯科からの診断、セラミック治療は咬合治療からの診断、といった具合に審美をくくりにしての診断はあまり行われていないのが現状です。

そんな中、先日熊本県でご開業で審美歯科治療をご専門にされている細川孔先生の講演を受講してまいりました。
細川先生の審美に対しての考え方は終始一貫しており、診る順序として顔→口元→歯列→歯、と必ず習慣づけるようにとの事で、まさしく「木を見て森を見ない」ではダメだと思い知らされました。

それとこの細川先生の講演中に出てくる症例写真、こんなに規格化され美しく記録されたのは今まで見たことありません。
こういった地道な積み重ねは本当に見習わなくては、と同時に感じさせられました。

 

我々専門家の歯科医師でも審美治療は「センスの問題だ」とか「感性の問題だ」とか抽象的なことで安易に結論付けてしまいがちですが、実は必ず抑えなければならないセオリーや法則をひとつひとつ愚直に確認していくことが、この華やかな審美治療においても重要なんだと思い知らされた次第です。

| seiji0024 | 審美歯科 | 08:22 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
最近見直されてきているメタルボンド
歯科臨床で何十年にもわたって審美的な治療の大きなウェートを支えてきた方法がメタルボンドと呼ばれるかぶせ物です。
これは金属のフレームの上にセラミックを焼き付ける方法で、強度と審美性を兼ね備えているため長年、世界的に歯のかぶせ物では主役の座に留まり続けてきました。

しかし最近、金属アレルギーへの懸念・貴金属高騰によるコストアップなど背景と相まって、高密度セラミックやジルコニアなどの新しい材料の出現で、メタルボンドが患者・歯科医師双方から敬遠されるようになってきました。

しかし最近の動向を見ているとどうも昨年ころより首都圏を中心にまたメタルボンドが増えてきています。
この背景にはコバルトクロムという金属材料でメタルボンドが製作できる技術が確立し、それが現場に浸透してきたためだと考えられます。
コバルトクロムはそもそも歯科では入れ歯の材質に長年用いられており、安全性に関してはすでに長年の実績から立証されています。また金属代は比較的手ごろで、強度は申し分ありません。

いくら高密度セラミックやジルコニアが出たからといって、やはり金属を使わざる得ないケースは度々あります。
そんな中、コバルトクロムを用いたメタルボンド、これから急速に普及するものと思われます。
| seiji0024 | 審美歯科 | 14:46 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
効果と安全性がさらに向上したホワイトニング
林歯科診療所では開院以来、約6年間ずっとホワイトニングを行っております。
しかしこの6年間、ずっと同じシステムを使っていた訳ではなく、システムが進化するたびに少しずつ変えておりました。
そんな折、当初採用していたホワイトニングを開発され、現在ではご自身でグループを立ち上げられている横浜でご開業の北村秀紀先生のセミナーにやっと日程が合って参加することができました。

かつて私は静岡県でご開業の川邊研次先生のグループで行われているホワイトニングをずっと採用しておりましたが、このシステムを開発されたのが北村先生でした。そのシステムについては何度も北村先生お世話になったわけですが、その後別のグループのホワイトニングを導入することとなり、しばらくご無沙汰しておりました。

そんな中、改めて今回北村先生の最新バージョンのホワイトニングを習ってまいりましたが、この数年での進化は非常に目覚ましく、よりシンプルな術式であるにも関わらず従来より効果と安全性が増しており、私自身も驚きでした。
しかも新開発のホワイトニング用ライト、これがまた非常に強力でびっくりです。ただ当院にはすでにこの北村先生開発の一世代前と世界的に評価の高いZOOMがあるのでもう一台となると置き場所が・・・・。

北村先生のレクチャーはさらに熱を帯び、ホワイトニングに留まらず、セラミック治療やレーザー治療など盛りだくさんで、セミナーの時間もあっという間に終わってしまいました。

あまりのボリュームだったため、今回だけでは内容の全てを消化しきれませんでした。
今後リピート受講してもっと理解を深めたいと思います。
| seiji0024 | 審美歯科 | 07:28 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
乱立するホワイトニングシステム
林歯科診療所では開院以来、歯を白くするホワイトニングを行っております。
しかしこのホワイトニング、最近多くのシステムが乱立気味です。
私も現状より少しでも白くなるホワイトニングを目指しているので、この乱立するホワイトニングをいろいろと導入して比較しております。
その結果、当院でも数種類のホワイトニングシステムが稼働する状態になりました。
これは決していいことではありません。
医院が余計な在庫を抱える原因になりますし、多くの方法が乱立すると施術の精度が下がってしまいます。
ほとんど赤字の状態なので、いい加減スタッフからもあきれられています。

しかしその一方、どのシステムも決め手がなく私を満足させるだけのものはまだ登場していないのが現実である以上、ホワイトニング臨床を続ける限り、こんな不毛な試行錯誤は今後も続けざる得ないところです。
ああ、一体こんなこといつまで続けないといけないのでしょう?かえって何も勉強せず情報を仕入れなければ、過去の良くないシステムでもそれなりに満足して迷うこともないのに、とも思わずには居られません。
| seiji0024 | 審美歯科 | 09:48 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
歯科医師の間でも誤解の多いファイバーコア

通常、神経の無い歯にかぶせ物を行う際に残った歯根に土台を差し込みます。これがいわゆる差し歯でありますが、この治療に使われる土台が従来は金属製しかありませんでした。
ところが昨今、グラスファイバー製の土台がよく使われるようになりました。
この土台にグラスファイバーを用いるメリットとしては、光の透過性があるのでセラミックのかぶせ物を行った際に自然な色調が再現しやすいのと、柔軟な材料特性を有するため差し込んだ歯根が割れにくいという2点があります。
しかしこの素材、メリットばかり強調されていますが逆に金属と比較して大きな欠点も存在します。
それはまず、強度が十分ではありません。よって周りに支えてくれる歯質が十分なければこれ単独なら歯根は折れなくとも土台自体が折れることがあります。
このファイバーコア、歯根の中で折れてしまったら大変です。それはとても除去が困難だからです。金属製も除去は易しくありませんが、超音波振動を与え続けていると必ず緩んできます。しかしグラスファイバーは振動を吸収してしまうため、いくら振動を与え続けても緩まず、物理的に削り取る以外方法がありません。
また金属と違いグラスファイバーは接着がとても難しいです。そのため接着不良で脱離するくらいならまだいいのですが、先ほどあげたように途中で折れてしまうこともあります。

これらのデメリットを理解せずに行われているファイバーコアが最近出回っており、早期のトラブルにつながるケースも散見するようになってきました。ある側面から見れば優れた材料でも違う面から見れば欠点もあるため、我々歯科医師はケースによって常に適切な材料の選択をすべきではないでしょうか

| seiji0024 | 審美歯科 | 09:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
進化するホワイトニング
京都・下京区・丹波口・七条の林歯科診療所ではローコストで安心・安全なホワイトニングを行っております。
そんな最中、現在行っているホワイトニングの応用編についてのセミナー案内が静岡県でご開業の川邉研次先生から届きました。

セミナー開催地が東京で、大震災によって計画停電が関東地方で続いている最中、果たして多少なりとも電力を使うセミナーに参加してもいいのだろうかと最初は踏ん切りがつきませんでした。

しかし川邉先生が、このホワイトニングセミナーで得られた収益を被災地の復興支援に義援金として回すとの案内をいただきまして、喜んで今回参加いたしました。

今まで川邉先生のホワイトニングをずっとやってきてそれなりに良好な結果を得ておりましたが、今回のセミナーでちょっとアレンジしてさらに安全方向にシフトさせたり、さらに劇的に白くさせる方向にシフトさせる応用が利くようになりました。

早速、次のケースからこのセミナーの成果を生かしてまいります。

それと最後に、今後様々な場面で震災復興チャリティー企画が日本国中で出てくることを切に祈ります。




| seiji0024 | 審美歯科 | 07:42 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
歯の着色について
林歯科診療所では京都市中から「歯を白くしたい」といった内容の主訴で来院される方が結構いらっしゃいます。

しかし歯の着色の状態によって適切な処置がことなります。

歯の表面に茶渋のような沈着物が付いただけのものでしたら、プロフィフレックスと呼ばれる特殊な器具で微粒子の粉末を吹き付けて除去することで白い歯が得られます。

しかし多くの場合、歯の内部にまで色素がしみこんでしまっており、粉末を吹き付けただけでは歯は白くなりません。歯の内部にまで薬効成分を浸透させ、着色を浮かし取る”ホワイトニング”を行わないと白くはなりません。

このように歯を白くするためにはいずれにせよ、ご自分だけで何か行ったところで無駄な努力に終わってしまうばかりか、大切な歯や歯ぐきを大きく傷つけてしまいます。

と言うわけで、歯を白くされたい方はまず歯医者さんにご相談されることをお勧めいたします。

| seiji0024 | 審美歯科 | 06:34 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
歯肉漂白(ガムブリーチ)をはじめました
京都・下京区・丹波口駅・七条・梅小路公園近くの林歯科診療所では、2種類のホワイトニングを行っており、かつて私が行っていたシステムと比較して非常に良好な成績が得られています。
その一方、歯ぐきの黒ずみについては対応していませんでした。
そこで、今回歯肉漂白(ガムブリーチ)のシステム一式を導入し、始めることとなりました。
現在行っている方法は、薬剤を使う方式でレーザーを使用するものと比較して痛みがほとんど無い反面、ごく一部金属イオンによる着色には対応できませんが、多くの場合、メラニン色素の沈着ですので、この薬剤方式で十分な効果が得られます

歯肉のメラニン色素沈着はタバコが原因となることが多いですが、自分が吸っていなくても受動喫煙でも比較的起こりやすい現象です。

このようにメラニン色素沈着は簡単に取れますので、是非お気軽にご相談ください。

  
| seiji0024 | 審美歯科 | 07:29 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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